2009年07月04日
・先日某新型車がとても恥ずかしい燃費のくせにエコカー減税を受けられるのがおかしいと物申した。今の車なんざどの車もエコカーステッカー貼ってるのではあるが、私が以前から疑問だった重量別の燃費基準について考えてみたい。
・燃費基準が何故重量別になっているかと言うと、現実に即したというよりテストベッドのデーター取得用フライホイールの重量の刻みが段階的なので、と言う説明があった。つまりシャシ台で等重量のつもりでつけるフラホの重量が完全に自動車と同じではないらしい。それでも何段階かの重さがあって、当然その重量に応じた燃費が産出される。
で、面白いのはこの重量の違いはステップがあるので、ある程度の許容範囲があり、その重量区分の下限値に近い車ほど有利になる。逆に上限値付近は不利になる。で、先日読んだある本で「基準達成のために重くしちゃった云々」が分かった。そもそも重量区分けも恣意的だと思うけどね。何キロで次の区分に行くのか読めない。ただ、自動車そのものは、この区分の下限側で稼いでいるなーってのは良く分かる(笑)。例えばレガシーなんか、モロ(一番軽いグレードが限界で一つ上のランクに入っちゃってるぐらい)、アクセラも1.5の燃費評価が低いと思ったら、2.0が30kgで上のクラスに入っているためだった。
・まあ、10・15モードだった頃はその重量の基準がさらに曖昧で、デミオで重量が違うグレードの燃費が一緒だったりするのは、そういうウソ表記が制度的に許されていたらしいので、マツダがというより日本自動車工業会辺りが嘘つきだったと分かったのだが、JC08もテスト内容が今になって甘くなって駄目になった。
って事で参考までに重量基準サイト
>http://www.fhi.co.jp/envi/info/index_02.html
をはっときます。この下限側が怪しい候補。
Posted at 2009/07/04 11:07:57 | |
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