2010年01月24日
・ギターの調達先の一つである近所のリサイクルセンターがつぶれるので、不良在庫化していたジャンクギターを買ってしまった。処分特価で555円だった。こいつは弦がついてないので、前回JAMESっていう無銘メーカーの弦がなかなか使えない音だったので、業界標準のダダリオのプロアルテのノーマルテンションにした。のっけから弦の話になってしまうが、スタンダードすぎて無個性と聞くプロアルテだが二流メーカーに比べるまでもなく性能が高い。エレキなんかだと、音が決まらない時や楽器がダメならとりあえずエリクサー張っとけみたいな話を聞くが(私のヤマハパシフィカもエリクサーだが、ぜんぜん弾いてないので違いは分からないけど)、クラシックギターでも弦はとても大事なのを感じた。ギターの弦は車のタイヤに相当する。本体の性能はもちろん大事だが、タイヤがダメだと500馬力あっても生かせないし、逆に良いタイヤを使うと七難隠す所がある。
・ま、そんなんで、前からある木曽鈴木の34号との性能比較という訳にはいかないのだけれど、買ったギターは「古城」とだけたぶん版画かスタンプで書いてあるだけ。60は赤字スタンプで、たぶんグレード差はそこで表記していると思う。当時の法則はアラビア数字=値段(単位千円)なので、6万円位だと思われる。検索でもまったく出てこないので、小さい工房か個人ルシアーの作品に思える。サイズは微妙に鈴木より小さく、塗装が濃いのでトップ板以外の素材は見づらいが、トップは単板、ブリッジも木、ナットはよくわからん。
音は弦が違うのだが、ボディーが小さい分(持ってる中だと一番小さい)一番レスポンスはいい。音量もそこそこ出ているし、演奏性もとりたてて鈴木と変わらず、かなりの拾い物だと思う。もっとも弾き込まないと目が覚めないだろうけど。ひとつ不思議なのは、このギターは結構丁寧に弾き込んだ消耗や加工(サドル削ってたりハイポジまで指板やフレットに痕がある)が見られて前のオーナーはかなりの弾き手だと思われるのだが、であればなおさらこのクラスをジャンクで出す理由が見当たらない。リサイクルセンターの大きな収入は遺品整理という話があるんだよなぁ・・・・
弦楽器というのはかなり寿命が長く音が成長する傾向はあるので、大切に使っていきたいが、すでにギターだけで5本、チェロ、ピアノ、キーボード(こいつは成長はしないが)、笛各種と楽器に割ける時間からすると難しい所だ。本当は使わないのは放出した方がいいんだけど、今楽器をやる人って少ないんだよねぇ。
・また鶏がら出汁をとってラーメンを作り祖母にご馳走。本当は出汁もちょうど良いタイミングというのがあるような感じがするのだが、まあ好評だったからいいか。コラーゲンたっぷりで関節が楽になる気がする。明日から寒稽古が始まる。朝5時起きで通勤時間も5割増し、生き残れるか?
Posted at 2010/01/24 12:41:23 | |
トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ