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暇人ぶぅのブログ一覧

2010年02月27日 イイね!

今日の買い物

 ・ブラックアンドデッカーの12Vハンドドリル。バッテリー死んでるかも、専用充電器ないし。

 ・アンテナ、22素子、今はFMの3素子のをテレビに使っているのだが、入らないチャンネルがある。デジタルなのでそこがシビアだが、入っちゃえば見えるので必然性は低い。というかFMラジオの外部アンテナを復活させる意味の方がおおきいか。

 ・日立の1トンのホイスト・・・・解せぬ、なぜ俺はこんなの買った?電源が3極200Vだし(うちは200V契約はしてない)、そもそも1トンのホイストが必要な家庭がどんだけあんだという話なんだけど、こういう物は出た時に抑えて置くと良いような気がしたんだ。ブツ自体は昔工場で使っていたので勝手知ったる道具なんだけどね、消防でも使うし。エレベーターでも作れるな。
Posted at 2010/02/27 22:04:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年02月27日 イイね!

雑記(ミクシーに投げるのが心配になったので)

 ・農業の里親研修制度がJAと農業改良普及センターと市役所で3すくみのたらいまわし、特にJAがひどいのだけど、農業改良普及センターに回されて行って来た。前回はJAとまったく連携が取れてないという話だったが、今度は話を聞いた事になってるし、農業関係の役人と天下り外部団体はなくなった方がいいです、ホント。でも、彼らが必要とされている背景には、日本の農業が補助金により他業種から吸い上げた金を再分配する事でかろうじて存続している、というのが大きいのでしょうね。自助努力より補助金を餌にした集票システムと言えなくもないけれど、一方で本来経済世界では競争力が無い国内農業が存続している意味は大きいとは思います。なかったら一瞬で国土は荒廃してたでしょうし。
  ま、それはともかく、本題は就農計画書の中身と実態のズレについて。就農は県の認可なので、やっぱり改良普及センターがもっとも正確な情報を持ってはいたのですが、そこに収支のラフプランの提示を求められます。本人所得が250万円以上に設定しなければならないのですが、これが無理なんですね、パンフのモデルプランだと。違う所で書いたのですが、たとえば米だと1反で3万円の利益なので250万にするには約8町分(8ヘクタール)必要ですが、一人の労働力だと4ヘクタールというリミットがあるので、単純には120万円にしかなりません。同様にブドウなら一反20万円で2反までなので40万です。それらを組み合わせるのかと最初は思ったのですが、作業がそれなりに重なり研修的にモノカルチャー化させたいらしいので、主作物は決めたいらしい。実際に農家さんに聞くとブドウなら3反とか言われますから実態を反映してはいない。
  そこを突いたらもっと細かい算出基礎をブドウで貰ったので見てみました。私はバランスシートなんか見た事もないので間違っていると思いますが、やっぱりおかしいんです、生産費が。ピオーネの種無しで粗利益が130万、生産費が110万で利益20万という計算ですが、生産費の内訳が建物や農機具の償却費だけで40万(修理費が別途10万)、農薬と肥料が6万、流通経費が25万(うち販売手数料が10%で13万)ぐらいでした。これ、税務署とかに必要経費を目いっぱい書いて出す用なんじゃないのかな?
  もちろん農業が産業という意味では未来がない点は耳たこなほど聞かされたし、農業に強い意欲な無いといけない点も度々言われた。後者に関しては私はちょっと懐疑的だ。実際に農地に立たない人に農業の思い込みを語れって言われてもなー、ってのもあるし、語れるようなピュアさは持ち合わせていない。ある意味既存の農業を憎んでいる位の残酷な認識の方がリアリティーがあるんではないか?とも思う(理想の農業があるという意味ではなくて)。ただ、あっちも本音として新規参入で人生棒に振った人達を多く作った悔恨があるんだとも思う。だったらもっとまともなサポートをするか、いっそ窓口なんか作るなって話だけれど。
  さて、250万って数字がないと里親制度を利用した認定が出来ず、そうすると農家になれないのかと言うと違うらしくて、農業委員会が認めれば別に明日から農家になってもいいんだそうな!でも農業委員会が認可する暗黙の条件が新規に関しては里親研修の認定で、それには実態にそってないようなバランスシートという、「たらいまわしがお互いを認定条件として無限ループエンド」という所までたどり着いた。が、この数字は別に事務所がごまかせるので、いずれ書きなおせる・・・って、今までの話はなんだったんだよ!的な事を言われる。まあ、まったく無理な計画はだめだろうけど、なんだったんだろう?
  ついでに里親研修制度にはひどい束縛条項があって、研修に入るには農地を借りられないというのがある。そんなアホな?と思うけれど、農地を借りるか持っている人は就農した人とみなされるので研修を受けると矛盾するというか、ぶっちゃけ農家さんが研修を口実にお金をもらっちゃうという不正受給と区別できなくなっちゃうらしい。これも補助金農業の悪い点だけれど、そうすると施設農業や果樹などは「就農したけど成園が無い状態」からはじめなければならないという矛盾をきたす。そうそうこの制度は研修日数と長さが定められていた(JAはそこさえ知らなかった)のだが、少しだけ補助金が出る(研修生2万、受け入れ先4万ぐらい)。無いよりはいいだろうが、はっきり行って補助金があるがために面倒なシステムになっているのも事実だし、研修期間の研修生の労働費をまったく設定してない時点でゴミ同然な制度だ。詳しくはレタス栽培の中国人研修生の問題でも見ればいい。実質奴隷であったし、しかも補助金ももらっていたのだろう。最近はそれも崩れているらしいが。
  そう考えると最近この地区での就農者が利用しているシステムが無給の体験制度である意味がよーく分かる。金も貰わない代わりに口も出させず研修できる。

 ・ま、そういう暗い話はおいといて、借りられる予定のブドウ園その2を見てきた。うちから5kmぐらいの場所でちと遠いしブランド化もしてないのだが、持ち主(知人)の母親が骨折して貸し出したが返ってきてしまったという場所だ。借り手もIターンだったが離農するような話だ。50年ぐらい前から始まった場所で22名ぐらいで作っていたらしいが今は5、6名でやっているらしい。すでに荒廃区画があちこちにあるが、そこは最低限の手入れはされていて、一応歩いて入れる。ダメな所はそれすら無理だからね。それでも棚の条線は緩んだり切れたり、支柱も危うい。木も整枝が杜撰で弱っているし、更新時期でもあるらしい。一本だけデラの苗が植わっていたのが借り手の無念さのようだ。また農地の半分ぐらいは苗も植わってない。
  これはある意味理想の農地だ。というのはデラは単価は高いが生産費(特に労働力)も高く、あんまりやりたい品種ではない。品種切り替えには時間がかかるし技術的にも効率が最初は低いので、成園面積は少ない方がありがたい。

 ・ところでブドウの品種である。いや、ホント、そういう事を知らない人がブドウをやっちゃいけないと思うのだけれど、付け焼刃的に調べた限りでは、最近は大粒種が人気らしい。巨峰に分類される雑種で、ピオーネなどが有力。さらに皮ごと食べられる品種(ロザリオビアンコやナガノパープル)が次世代高級品種になるらしいが、皮が食べられる=皮が薄く=烈果しやすい=雨よけの施設栽培=高コストって事になる。あるいは黄華のように10人で栽培してなったのが4人とか言う気難しい種とかね。ここらへんは農業が進むと出てくる過剰な品種改良による栽培の高難易度化によるふるい落としだ。ただ巨峰は昔は高かったが今は安く供給されてるしそれほど栽培は難しくないそうな。ある本のお勧めはピオーネ・巨峰・キングデラ・スチューベン・ルーベルマスカット、醸造用でメルローとか甲斐ノワールだそうな。
  上の農地その2では巨峰を入れたらしいが、巨峰を含むヨーロッパブドウ(ヴァニフェラ属、フィロキセラで全滅したあっち)はアルカリ土壌を好むそうでダメだったらしい。実際、名ワイナリーってアルカリ土壌の山がちな土地の上の中間ぐらいの農園が有名らしいが、うちの周辺は特にアルカリ土壌って訳ではない(フォッサマグナ造山帯なのでむしろ溶岩台地で酸性だ)。もう一つの系統はアメリカ系のラブルスカ種、スチューベンなどだ。
  他にここらへんで有名な品種にナイアガラというのがある。こいつもヴァニフェラ属なのだが、ブドウの地元だと以前はよく見たのだが、最近はごくわずかしか作られていない。理由として流通するには果実が弱いというのが挙げられる、と思う。皮肉にも果実が傷むギリギリの黄色く熟しきったあたりが最高に美味いという事がある。

  このブドウ園は協力者がワイン好きなので、不良果実をワインにする!とほざいて・・・申しているのだが、(あ、醸造すると問題あるんでブドウジュースだ、無加熱の)、ワインで好きな品種は私は圧倒的にリースリング(ドイツの白)なので、どう上手く誘導するか。赤ワインは好きじゃないんだよなぁ。他にも商品力が高そうな希少品種は多いし、必ずしも栽培が難しいとも限らないが、農協経由の市場流通を考えた場合には面白すぎる品種は販売が難しいだろう。

 ・楽器は木曽鈴木のクラギにもプロアルテを張ってみたが芳しくなかった。確かに前のJAMESに比べるとはっきりとした発音になったし、アコギっぽさも出たのだが、やっぱりGより上のクリアナイロン弦の発音は不満。というか音量的には出ている感じだが、巻き線とバランスが取れないようだ。これはアコギでもコードにはジャンボやドレッド、弾き語りにはトリプルオーなどと言われるように、ボディーサイズが大きいと低音が増強されてしまう現象のような気もする。あと木曽鈴木は若干フレット音痴なんだよな。
  チェロの弓はもう本当に何がいいのか分からない。とっかえひっかえ弾くが、安い方が良く思えたり、まったくその逆だったり。
Posted at 2010/02/27 02:21:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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