2011年04月06日
・今日は消防で火事の出動があった。一昨日人捜しの出動がかかってもうこのタイミングである、なんというかなぁ、もう。火事の内容は家の前でたき火してログハウスに燃え移ったとか言うお粗末な物。乾燥注意報が出ているのに不用意に家の横でたき火したのが原因だろうが、私も今日は畑で下草を焼いていたので気を遣う。何度かやってみて、おおよそのコツがわかった来た。
まず準備について。着る物は綿のツナギが良い。まあ、ツナギで無くても良いというか、万一のキャストオフにツナギは問題があるかもしれないけど、逆にこの時期に動き回って寒くない薄手の綿の服というとツナギかなぁ。めがねと帽子は任意というか、軽作業ならすりゃいいけど、重労働だとつらい。手袋は牛床皮手袋がベスト。ケブラーが買える人はどうぞ。軍手や化繊はNG。この手袋なら燃えてる薪をちょっと動かすぐらいはできる。あとは消火用水だが、これはちょっと難しい問題がある。本当に燃えだしたら延焼を止めるには100リッター、200リッターの水が必要になる。また、それをすぐ近くに確保しないとつらい。あるいは動力ポンプだが、そんなの準備できる人がそうそういるとは思えない。私もドラム缶に入れてはあるが、ペール缶2個で運べるのは20リッターちょっと。傾斜地をそれで運ぶのはつらい。逆説的だが、それを極力使わないで済む方法を考えるべきだ。
下草焼きで一番重要なのは点火の位置だ。多くの場合「風上」「傾斜の下」からつける。その方が延焼するので楽だと思われているからだが、私は逆をおすすめする。理由はいつくかあるが、火事に関して言えば簡単で人間が巻き込まれないためだ。風上で点火して人が巻き込まれるとは変な表現だが、人が煙に巻かれて死ぬケースでもっとも多いと思われるのは、飛び火して延焼してしまったのを消そうとして風上に行ってしまうケースだと思う。下からジャンジャン焼いている時に風上に行くのは自殺行為に近いが、ままそれに近い事はある。次に下草は焼け残りが出るので、熊手でかきおこす必要があるが、それも傾斜の上から落としてくる方が楽だ。上である程度延焼しない程度に防火帯を確保(下草を集めるなり、ちょろ焼きで焼いておくなり)してから、上でつけた火を下に落としてくると、絶対に火が暴れて延焼という無様な事態にはならない。とくに火を帯状につけてしまうと、強力なドラフトが発生するので、そこも注意が必要だ。
畑は葛がひどい。こんな場所にまで広がっていたとは・・・というケースが多数。熊手にも引っかかるし最悪だ。
・ニュースだと農産物・水産物の「風評被害」が心配という声がよく聞かれるようになったが、風評被害というのは実態がないけれど噂によって購買が控えられるなどの事を指していると思う。今の現実は実際に高い放射線量が検出されているので、風評とは異なると思う。そうやって「実際は安全」と言うような間違ったイメージを広げるのはどうなんだろう?
Posted at 2011/04/06 22:23:34 | |
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