2011年10月01日
・稲の水分を測ってもらったら15%と脱穀に最適になっていたので、ハーベスターを畑に持ち込んだ。ハーベスターというのは脱穀機ととうみを組み合わせた機械の事で、日本での俗称みたいな感じだ。こいつまでは人間の力の延長というか、軽トラで全部出来る範囲の米作り。一応最近になって軽トラに乗るコンバインも出てはいるけれど、兼業農家で自分ちで食べる米だけ作るのだったら、ハーベスターになるんだろうね。面白い事に、このハーベスターには設計の違いというのが全く無いように見える。100台見ると100台一緒みたいな。一応土台の運搬がクローラーかタイヤかの違いはあるけれど。
・この台車なんだが、コンバインの場合はぬかるんだ状態の畑に入る事もあるのでクローラーが主だが、ハーベスターはタイヤで充分というか、そうでない場合に脱穀する方が間違っているのだが、今日一つ弱点を発見した。それはアユミ板の問題で、3輪運搬車に乗っていると中央の車輪の支えがなくて面倒な事になる。コンパネ敷いて使えたから良かったけど、結構面倒な話だ。
・ハーベスターは2年前に買ってそのまま放置していたようなので、始動するか不安だったが、コック捻ってチョーク引いて一発始動だったのには驚いた。非常に優秀というか、常識外れ。ただ、設計が良いかと言うと燃料注入がヘンな場所から落とすように入れるので、かなり使いづらい。エンジン換装しているという話もあるので、オリジナルエンジンだと具合が良かったのかも知れないが、今のエンジンもオイルの臭いがするので、あんまり良いエンジンじゃないかも。
・使い方は近所の人に念のため聞いたが、同じような機械ばっかりなので、やっぱり簡単だった。ただ、ここらへんの機械一般に言える事だが、機械化で省力になるとは言え、オペレーターと補助と2名以上で運用しないと効率がすこぶる悪い。調子自体はかなり良くて、脱穀は明日2時間もあれば終わりそうだ。米自体は最初の年だったのだけれど、とても良く出来ているらしい。丈が短くモミが大きく、理想的なんだそーな。味はまだ食べてないから分からないけれど、今から楽しみ。現代農業などから色々なアイデアを頂いて工夫して作っている。
・あと、水路に水が来たらうちの畑に漏水しているのが分かった。やっぱり水路作り直さないと駄目だな。また上の畑は放置状態で大変な状況になっているし、おもちゃの草刈り機でなんかやろうとしているなど、農家の後継者不足を痛感する。水を切ったらコナギもあらかた枯れ出した。あれって過湿じゃないと育たないのか、気温低下が稲で守られなくなって死んだのか?
・昨日買った青紙の鎌が恐ろしく切れるので、母親にもう一本買った。良い刃物は軽く切れるし色々良いとは思っていたけれど、これほど違うとは思わなかった。案外駄目だったのが中途半端に高い500円ぐらいの製品で、200円以下の量産品が案外切れる。手打ちは2000円ぐらいするが、どうなんだろう?
・ミライースが発表されて本も出ていたのでチラ見したのだが、なかなか興味深かった。例えばCVTだがエンジンとの連動制御でスリップ率をスロットル調整によるトルク変動の低減で摩擦を上げずに同じにしたり、フロアシャーシをムーブと共通にして軽量化したから低重心だとか。実際にテストコースも走らせてミライースの性能を確かめていたが、ただのミラもスカイアクティブデミオ並に良くて驚いたり。トヨタも軽参入でミライースのOEをすることがニュースになったが、そのトヨタがプリウスアルファだったかリッター40kmのHVを出すそうで、なんかますますトヨタ系列だけ伸びる気配。アクアだかはプリウスよりスタンダード寄りだそうで、値段も安くなると嬉しいな。ついでにプラグイン充電とか出来たらいいんだけど、電池が重要なコスト要素だから厳しいか。
Posted at 2011/10/01 21:49:43 | |
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