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暇人ぶぅのブログ一覧

2012年01月26日 イイね!

寒い・

 ・今年は比較的暖かかったのだけれど、さすがに大寒ともなると寒さがしみる。自宅も寝室などある棟は古いので、気密がかなり下がっていて、すきま風を感じるし。

 ・山羊について、雑誌などでも紹介されたりしたので調べたら、ヌビアンの交配種は沖縄の山羊改良協会の牧場でも作られていた。熱帯でザーネン系は難しいのだろうけど、だったら純粋のヌビアンでも良いのではないかと思ったり。私はヌビアンの顔がどうも苦手なんだが。ただ、この山羊の協会もHP見ると活動してなかったり消滅していたりと(HPが)、結局山羊を組織的・長期的に面倒見ていくのは難しいのかなぁと思わざるを得ない。

 ・この協会が出来たのは、長野牧場が山羊の配布をやめたからだと思っていた。以前長野牧場ではシバヤギと日本ザーネンの山羊を販売していたと思ったのだが、一昨年か昨年か、シバの改良はやめてザーネンも一般にはおろさくなったと思った。民間の力を使おうと思ったのだろうし、価格競争的な問題もある。研究機関がそのまま販売までするのは普通はおかしいし。

 ・しかし山羊の場合、組織的に飼育している所はごくわずかな牧場で、協会を見ても配布予定数を見る限り母数が50どころが20もいないような規模がほとんどである。まあ、長野牧場もそれほど多くはないだろうけど。つまり民間に委託してみても、そもそも経済的に利益が出る家畜でもないし、大規模化も行われていないので、何のメリットも無かったと読める。山羊の主な産物は乳だと思うが、生乳での流通は衛生条件や脂肪成分量などがあって、ほぼ無理だ。加工のチーズが残っているぐりだが、チーズは輸送性が高いので海外から入れてもかわらないし。

 ・という事で、再び長野牧場が配布をはじめた。おそらく民間牧場でも在庫がだぼついて長野牧場の品種改良などで産まれる子山羊が余ってるのであろう。私はそれでも公的機関がそうやって品種を維持してくれている事は良いことだし、いつか山羊の価値が見直される時が来るとも思うが、集中的な管理を前提とした飼育体系にも無理があるのではないかと思う。

 ・日本に山羊が来てからずっと、山羊ってのは少数を家庭で飼い、組織的な牧場が作られる事は無かったと思う。当時は牛もそうだったので驚くに値しないが、牛はその後どんどん工業製品のようになっていったのに対し、山羊はそこまでの方向性が打ち出せなかった。それが今見直されている背景ではあるが、均質性とか飼育技術に合わせた改良とかがおざなりになってしまっているように感じられる。最大の問題はひつ乳量だろう。
 
 ・牛の場合、スーパーカウと呼ばれる効率が高いので年間2万リッターとかあるが、一応目安は1万リッターあると高効率。体重は650kgぐらいで、一日30リッターぐらい搾れる。一回の出産で300日ぐらい搾れる。さて、山羊の場合ザーネンは体重が雌で60kgぐらい、一日3リッターぐらい出して一回の出産で300日ぐらい、一年600リッター程度で標準的な登録基準をクリアーする(農水省の目標が250日で580kgとか)が、多くはもっとおおく産乳する。しかし牛の場合の1万リッターはかなり無理させて数年で使い捨てにし、運動もさせず畜舎につなぎっぱなしで、配合飼料を与えまくっての話。放牧して自然の牧草をメインで育てた場合は半分の5000リッターを割るそうな。斉藤牧場だと2000リッターと書いてある。山羊の体格だと200リッターになる。まあ、多くても400リッターぐらいが放牧の限界じゃなかろうか?

 ・ところが山羊の品種改良は泌乳量を牛のように求めてしまっていて、餌を減らしても泌乳量が落とせない。逆に体がどんどん痩せ細って行って、昨年はほんと見ている方が痛々しかった。牛などでもこうなるとケトーシスと言って簡単に言えばカロリー不足に陥るそうな。牛の場合、トウモロコシのような高カロリー飼料を与えることでつじつまを合わせているが、本来の牛の食性は穀物を想定していないので、内臓に負担をかけていて、長期間許される飼料ではない、と私は認識している。本来の牛など草食動物は食物繊維を第一胃でルーメンが分解すべきで、そうすることで本来利用方法が無かった作物の葉や茎、あるいは穀物が作れない環境で農業をすることが出来るはずだったのだが。

 ・確かに山羊にも芝山羊のような産乳量が少なく飼料管理もいらないのもいるけれど、体格がいかにも小さくてペットとしてしか意味がない感じだ。ちなみに乳量がすごい少ないザーネンの個体の場合、食べる力に対して出す力が無いので増体が良い。おそらくベストは食べる力が充分にあり泌乳能力が牧草とバランスする400kgちょっとの個体ではないかと思われる。で、これを言うとアレなのだが、このスペックはまさに戦前戦後ちょっとまでの、改良前の日本ザーネンの性能になる。

 ・ただ、古い世代のザーネンは根本的な遺伝病やウィルスのキャリアーである事が多く、ウィルスフリー化などまっとうな管理をしたら性能が上がってしまった面も否めない。ブドウなどもそうだが、ウィルスフリー技術によってそれまでと管理や製品が大きく変わってしまうことはよくある。山羊の場合も、ウィルスなども含めた環境的生体で生態が組みあがっていたので、リミッターが飛んでしまったのかも知れない。

 ・ところで山羊を飼っていると、個体数が多いことが管理上の問題になることがある。ホルスタインの1/10の体ということは、管理個体数は10倍になるということで、移動などが10倍大変になる。また小型化すればベルクマンの法則の逆で寒冷な環境での生存は不利になる。実際若い山羊はちょっと寒さが厳しいみたい(子山羊は雌山羊の小屋に入れているので寒くないみたいだ。雄は雌と混ぜられないし、雄同士だとケンカするのでやっぱり混ぜられない)。そもそも牧草地だと山羊は1反で4頭程度の維持能力があり、仮に夏場はブドウで牧草の生育が無いとしても、本来ならもう少しの頭数が必要なのだが、一方で5頭でも管理はかなり面倒になってきている。これが1頭になれば作業はかなり楽になると思うのだが・・・あとヤギの主産物である乳というのは結構消費が厄介。仮に2ヶ月は子山羊に与えたとしても、残りの200リッターを生で消費しきるのはつらいし、搾る手間も大きい。それが1頭ならまだしも2頭、3頭となると・・・それで商品が作れるわけでもないしねぇ

 ・日産のエクストレイルのCMで使われていた「The Clash」の「I fought the Law」の歌詞を見てびっくりした。いやー、曲調の間抜けさと日産のCMなんかに使われていたので、どうせくだらない事歌っているんだろうなと思っていたら、かなりロックしていた。むしろブルースかな?メッセージが明確だが、カラリとしている。日本だとこういう歌は「昭和枯れすすき」になってしまうから自殺が多く、アメリカだとロックになるので犯罪が多いのかなと思ったり。ボニー&クライドも支持できないけど・・・

 ・三菱がミニキャブミーブを発売してくださった、万歳!いや、これ、スゴイ事なのよ、マジで。以前ゼロスポーツが郵政省につぶされたのに関係していたサンバーとハイゼットではない軽ハコが最初に量産EVになった(厳密にはハイゼットにEVはあったようだが)のは興味深い。スズキは蚊帳の外だなwともかく、値段はかなり現実的な数字であり、アイミーブがベースがいささか色物だったのに対して、現実路線でのEVでの参戦になったのは喜ばしいし、実用性もありそうだ。

 ・なんだけど、一つだけ気になるのはミニキャブミーブのCM、ありゃなんだ?何を言いたいのか、何を見せたいのか、ほんとまったく持って意味不明なのだ。通常のミニキャブも三菱はCMを作っているそうで、あるいはそっち見ていると何か分かるのかも知れないが、ここらへんではOAされてない。あるいは俳優や女優が有名だったり、なんかの映画やドラマの伏線があって、それを知っていると面白いのかも知れないが、私はそこらへん疎い。逆に言うとそのぐらい無理な解釈を持ち出さないと単体CMとして何をやりたいのかさっぱりなのだ。それとも三菱はEVは赤字であんまり売りたくないのか?

 ・軽トラの新規開発などロードマップはここんとこおかしくて、サンバー脱落、アクティーも凍結、ハイゼットとキャリーという二強はどうもやる気がなくて、三菱だけがやけにがんばるという不思議な市場になっていた。ぶっちゃけ地方都市での軽トラというのは、代替が無い絶対的な需要がある存在であり、これほど手堅い商売はないと思われるのだが、いかんせん夢がある乗り物とは言いがたく、最低限の性能があればコスト勝負になっておいしい市場ではなかったし、販売チャンネルが特殊でお客不在でJAとかに売るような感じだったと思うが・・・次に望むのはミニキャブトラックのEV化だが、ミニキャブミーブのバッテリー搭載位置の関係で簡単にコンバートできるか不明。またEVで4WDはまだ造られておらず、軽トラで造ると重量バランスは多少改善するとは言え、やっぱり実用性に難が出てきてしまいそうだ。
Posted at 2012/01/26 22:27:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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