• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

暇人ぶぅのブログ一覧

2012年03月03日 イイね!

ET-Aの修理

 ・修理というか、ほとんどバッテリーの再生だった訳だけれど、電解液を注入しても電圧は10Vに行くか行かないか。バッテリーメーカーの解説で新品バッテリーでも補充電をするとより良いと書いてあったので充電器に繋いだら、多少は電圧が上がった。電解液を注いだ直後は1次電池と同じはずで、なんでこうなるのか良く分からないのだが、鉛電池の構造を調べて思いついた仮説はこう。

 ・鉛電池はちょっと特殊な所があって、普通電池って陽極と陰極に違う金属を使って電解液でイオン化の違いから電気を取り出している。鉛蓄電池もまあ酸化鉛と普通の鉛を使ってはいるが、違う金属とまでは言えない。錆びた電極とそうでない電極程度の差だ。で、放電すれば当然還元反応もおこるので、陰極の酸化鉛は4価から2価に還元されてる。2価が一番安定している形だそうで、陽極はその時は硫酸と反応している。

 ・で、流通段階では陽極も酸素に触れているので、酸化していると思われる。そうすると酸素が多いので化学反応が余計になってしまう。で、充電する事で還元して気体として放出しちゃうかなんかしているのではないか?中古バッテリーだとより酸化が進んでいる可能性がある。

 ・もう一つは初期の反応で電気が発生してどっかに消えている可能性。電解液を注ぐと盛んに反応しているが、という事は電位差が生じている。普通は短絡しないと電気は放電されない訳だが、この時の電位差はどっかで解消しないといけない訳で、水を分解して水素と酸素にして捨ててたり、自己放電してたりするのではないかとも思う。

 ・最後にディープサイクルバッテリーの特性もあると思う。普通のバッテリーはクランキングのために瞬間放電量(CCA)を重視して電極を設計している。一方ディープサイクルバッテリーは電極の耐久性を上げてあるため、逆に言うと瞬間的な放電量は少ない。どうも、これが電圧の違いも伴っているらしく、一部のディープサイクルバッテリーでは充電電圧すら違うと言っている。確かに産業用ディープサイクルのシールドタイプなんか、平端子を使ってたりするので、放電量は少ないのだろう。特性が違うので、充電器のオートカットとかも専用らしい。うちのは2Aという小さい充電器でトリクル充電かと思う速度で入れているので問題ないだろうけど、ともかく電圧と飲み込みがスターターバッテリーと違うので、見た目の電圧が低いことはあると思う。

 ・で、アンペア計で不完全な充電状態(8時間充電、公称35Aに2Aで入れてれば空っぽなら17時間つないでいいのか?)でセニアカーに接続してみたら・・・モーターは回るけど進まない。ベルト滑りか何かと思って見ると、フリークラッチが切れていたので繋いでみると・・・無事動きました。電圧残量計もフル表示になっているので、多分設計電圧がこんな感じなんでしょ。これで走行距離が物足りなくなったら新品のバッテリーでも買えばいいし、祖母は使わずに終わるかも知れないし。

 ・タイヤのエアを入れて運転してみた感じですが、体重が祖母の2倍ぐらいの私でも問題なく走ります。速度は低中高の3段切り替えですが、モーターのMAX回転数のみ違うようで、アクセルも普通に使えるので、負荷に対する反応が違うという訳ではなさそう。ブレーキはほどほどですね。モーターブレーキを使っていると思われるので、若干弱くして消費電力を抑えている感じがありますが、ギクシャクしづらい。ただバックの方がブレーキがやや弱め。後退の方が老人は確認が出来ないのでブレーキが強い方が良いと思うが、設定とかあるのだろうか?ブラシ進角の問題かな?速度はバックは低いですけど。
 
 ・ハンドルは三輪タイプのループで重いのではないかと心配しましたが、結構軽いです。その割に安定性もそこそこ。しかしハンドル切れ角は横転を考慮してからかなり小さいので、切り返し作業が必須になります。回転半径2mぐらいに出来なかったのかな?またリアトレッドが広くて安定性を稼いでいる関係で、リアタイヤがよくぶつかります。ユンボみたいにトレッド調整が出来るといいような悪いような。音は静かなので、何らかの警報音が必用に感じます。

 ・あと、外装が年式なりに痛んでます。ET-Aと書いてありますが、コーションプレートによるとこいつはET-1とあります。シリアルから見るとほんと初期の方のようです。大まかなボディーは白いポリエチレンか何かに塗装してあるので比較的綺麗ですが、フェンダーのような素のプラ素材の奴がこすれて汚れが入り込んでかびたように見えます。この手の素材はオフロードバイクなんかもそうですが、磨いても傷は消しきれないので、足つけて塗っちゃうのが楽なんですが、どんな色で塗ろうか。フェンダーは衝撃があるので普通の塗料だと剥がれそうな気もしますが、柔らかい混合剤を入れて塗るほどでもないような。ステッカーでごまかした方が楽かな、ピンストライプとか。
Posted at 2012/03/03 18:05:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/3 >>

     1 2 3
4 5 67 8910
1112 1314 151617
181920 21222324
2526 27282930 31

愛車一覧

スバル サンバートラック スバル サンバートラック
 バンのサンバーがあまりに良かったので、トラックもサンバーへの切り替えをすべく、ポンコツ ...
スバル サンバー スバル サンバー
 農産物の出荷運搬で雨の日にトラックだと対応できない(という口実)で購入、11万キロ超え ...
ホンダ VT250F ホンダ VT250F
 一桁万円でやってきたVT250F2Hです。VT系最強の43馬力のエンジンとMC15系最 ...
その他 その他 その他 その他
 農機具の整備をここにまとめて置く事にしました。写真はクボタのT7というテーラーです。現 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation