2012年04月26日
・昨日からの体調不良はまだ治らず。鼻がすごい出て苦しかったし、ちょっと寒気もある。力もあまり入らないけど、だるさは大分緩和した。農薬は面倒になって農協に頼んだ。体温は38度あった。
・消毒用にSS(スピードスプレーヤー・通称「毒テントウムシ」)を冬眠からあけさせた。SSはディーゼルエンジンで、バッテリーの配線を外しておいただけだが、結びつけたらあっさり始動。ほんとディーゼルエンジンって素晴らしい。ガソリンエンジンの農機具が冬越してセル一発、ロープ一引きでかかるなんて絶対ないのだから。燃費もなんかえらく良くて、借り受けた時に入っていた燃料がまだほとんど減ってない。私はSSはあまり長時間使わないのもあるのだろうけど、一つの園での作業時間が短いので逆に消費燃料が少ないのかも。ガソリンだと1反で2リッターは使うけど、ディーゼルだと多分1リッターも使ってないんじゃないか?
・ブドウは芽欠き作業を行っている。まだ発芽前だけど、やっておけば発芽が揃って発育も良くなる。分かっていても発芽後でやる事も多い。蓑虫に食べられている事もあるのだが、そういう枝は残った芽の成長が良い。逆にすべての芽が調子が悪いと思ったら、大抵は何かしらのトラブルをその枝周辺に抱えている事が予想出来るので対策出来る。まあ、一番多いのは枝に虫が入っているというケースで、芽が死んでるとおぼしき場所を探ってその手前を曲げると折れる事が多い。ただ、100%虫がいるかというと、なんらかの原因で虫はもう入ってない事もあったりはする。他に駆除しそこねたブドウトラカミキリが周辺に潜伏している事もままある。同時に拾い損ねた枝や木の皮を拾ったり、誘引の足りない部分をやりなおしたり。
・堆肥も出来上がっているのも散布する力が出ない。運搬車が遠くて持ってくるのだるいし。山羊の敷き藁の方は積んでたらどんどん自重で潰れていくし、どうやら発酵も内部で進んではいるようだが、重くて切り返せない。酸素入れるためにパイプを打ち込もうとしたのだが、藁ってこれ下手なアーマーより強いんじゃね?と言った感じ。実際畳なんかアレ破壊出来ないしね。噂だと銃弾も止まるという話しだが、アーチェリーの弓矢は貫通してたりする。え?弓矢>38SPLとかだったっけ?
・山羊による除草だが、これは「草を無くす力はない」。何度も色々な場所で放したが、山羊によって草が全部無くなるというのは不可能ではないにせよかなりの放牧強度が必要だし、そうやって攪乱された環境にはまた強い雑草が入ってくる。植生を完全には食べきらないというのは山羊の優れている点かも知れない。と同時に、植生コントロールには蹄耕など牧草の栽培とセットにしないと意味がないとも思う。特に放牧だと踏みつけられるので、一部の良質な牧草はダメージを受けすぎる。カラスノエンドウやアルファルファは再生が悪いので、放牧地には向かないと言わざるを得ない。イネ科かクローバー程度じゃないと山羊の踏む圧力に耐えない。
Posted at 2012/04/26 19:59:40 | |
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