2012年04月27日
・山羊の糞や敷き藁の堆肥化で悩んでいる。実は法令に違反しているんだけど、家畜の糞尿の野積みは禁止されているし、畜舎から尿が流れ出すのも本当は良くない。良くは無いのだが、放牧中はもちろん回収する手はないし、山羊って家畜としては微妙な立場で、どこかが監督指導してくれる訳でもないんだよね。それに堆肥化して使う循環型農業のモデルの一つでもあるし。山羊の糞は分解がすごい早くて、1週間もするとあらかた見えなくなる。
・ただ、山羊飼ってて思うのは、尿の方に窒素が相当含まれているようなので、本来なら畜舎の下を踏み固めて敷き藁を掻き出して糞尿さら回収するのが望ましい。しかし、山羊はかなり乾燥した場所が好きなので、パレットを敷いて飼っている。そうすると尿は下に流れていってしまうし、糞もまあそこらへんに転がっていく。敷き藁はしく先から山羊が蹴り落とすので嫌になった。お前らスノコがそんな好きなら、スノコの上で暮らせ!とは言え全部が土中に浸透する訳ではないので、なんか土が汚泥化してきてしまっているようなやばさも感じる。
・今日はドイツの赤ワインを飲んでみたが、「なんじゃこりゃー」としか言いようがないヘンな代物だった。ピノノワールの赤の甘口でドイツという、ありそうでなさそうな組み合わせだったのだが、なんというかトローチとか苦い薬を無理矢理甘くして飲んでいるような感じ。先日ピノノワールの普通の赤を飲んで、重くない赤として結構いいんじゃないかと思った矢先だったが、醸造次第ではこんなんなっちゃうのかと。ピノは日本だと上手く作れないので高級に思われているけど、どーなんかねぇ。同様にリースリングも日本だと栽培が難しい訳だが、世界的に見ればそれなりの規模でも作れている訳で心配ではある。
・畑ではスチューベン園の芽欠きと棚修理、山羊の放牧でライ麦食わせた。あれだけライ麦が好きなのに一杯あると全部食わないのはなんでだろ?今日は穂先を抜いて食ってたので、キュポンキュポンといい音がしていた。また他の樹が充分に成長して間伐すべき木を抜いて別の園に移植した。疲れた。この年代の木の移植は普通は出来ないのだけれど、成長が良くない樹だから逆に大丈夫かも知れない。私のやり方だと樹冠は最大50㎡となっている。棚間が2.6mぐらいなので、棚下線は8間まで占有していい(主枝が)。今スチューベン園は50(間柱)ぐらいあるので、適正本数は7であるが、実際には11本植わっていた。自然樹形としても密植しすぎだと思うが、さらに2本ほど伐採済みなので13本も植わっていた計算だ。まあ3本は前から植わっていた物なので、後から10本植えたのだろう。新植で5本も駄目になるというのも酷いが、ブドウ園だと結構ある話しなんだよなぁ。また棚修理は正確には棚線の整理だ。ここはオリジナルが大体30~40年ぐらい前ので、多分当時はデラだったと思われる。隣接している所にそんな木が残っている(残骸だが)。おそらく20年ぐらいして、デラだと厳しくなってスチューベンに改植して、5年ぐらい前に先代が捕植して私が仕立て直した訳だ。
棚線で使う半鋼線は1.4㎜だと寿命はせいぜい30年で、今も恐らく当時のが周囲線に根本だけ残ってたりするが、ここはまだ現役で数本残っていた。当然ながら曲げたら折れるほど腐食している。ただ、耕作放棄地側は腐食しておらず、デラ園側は腐りが酷かったので、農薬による影響が認められる。ま、それの撤去は簡単なのだが、この園はその後2回棚線を足している。1回は軟鋼線というか普通の針金だろ、コレって物が張ってあり、恐らく10年ちょっと。それよりやや新しく普通の半鋼線でも足してあるのだが、それらが古い線を抱き込んだままで施工されていたり、周囲線を取らずに適当に張られていたりするので困る。多分改植の時に棚が開いたのでやったのだろうけど、これ酷いな。自然樹形だと改植の時しかさわれない(さわりたくない)のも分かるけど・・・
子山羊は一頭が首輪が抜けて脱走。他の個体は全部脱走して首輪をロープに交換してあるので、最後の一頭だった訳だが、こいつが人の顔見て逃げたのでキレた。他の子山羊は自由になっても寄ってきたのに、このサイズの子山羊が首輪無しで本気で逃げたら絶対に捕まえられない。恐らく今の時期が山羊はもっとも素早い。幸いすぐに捕まえられたのだが、こいつは飼い主から逃げるのを楽しんだという罪で金○マを取る罰にする事にした。いや、いずれどっちかの雄は去勢しなきゃ行けなかったのだが、どっちが優秀な雄か判断が当然出来なくて迷っていたのだ。実際問題金○マを取ると雄山羊は大人しくなって、非常に扱いやすくなる。雌よりよっぽど言う事を聞くし静かで除草にはもってこいだが、太るので美味しそうになる。
Posted at 2012/04/27 21:33:38 | |
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