2012年07月17日
・暑いってレベルじゃなくて、本気で殺しに来ている太陽だった。で、昼間は畑仕事を諦めて消毒液がついてしまったミニキャブのキャビン回りを清掃。ボルドー液は薬液が濃く付着力も強いのでガラスにつくと結構気になる。以前からフロントシールドの汚れは結構酷かったので、この機会に油膜落とししてから撥水処理し、内側は曇り止め処理をやりなおしたら、窓ガラスが無いのではないかと思うほどすっきりした視界に。これまでどれだけ汚かったのかと言う事だな。撥水処理はワイパー面のはすっかり落ちていた。梅雨の時期はワイパーを使う回数が多いからだろうか。不思議な事に、新しくした方のワイパーブレードで拭きムラがあったのが治るといいんだけど。
・山羊の餌の一つの「おからサイレージ」をまた仕込んだ。毎度ドラム缶で作ると言いつつ、ビニール袋で作ってしまう。作り方は原料のおからの含水量で変わってくると思うのだが、同じ豆腐屋さんならほとんど同じだろうから経験でプラスマイナス出来ると思う。基本的におからはタダなので有償の副材料をどれだけ減らすかが問題になる。おからと混ぜやすく含水量がとても低く安くて山羊が好きな物がいいのだが、現状だと「ふすま」一択である。米ぬかでも綺麗に発酵はさせられるのだが、いかんせん山羊の嗜好性が良くなかった。ベトベトした感じに仕上がるのが駄目なのかも知れない。あと若干だが腐りやすかった。2週間程度なら平気だが・・・
私の場合の混合割合は「おから」3に「ふすま」1で、混ぜてみて水っぽいようならさらに0.5ほど「ふすま」を混ぜる。「おから」は固まりになりやすいので、「ふすま」を混ぜてまぶして細かく混ざるようにしておくと安心だが、そこそこの固まりでも周囲が発酵していれば腐敗はしない模様。あとはビニール袋に入れて空気を抜いて密閉すれば出来上がり。
サイレージのメリットは大きくは長期保管と嗜好性の向上で、サイレージ化には若干の時間がかかる。草なんかは2週間とかかけるらしいが、「おから」サイレージに関してはそれより遥かに短い時間で発酵の香りが出てくる。具体的には夏場なら1日でもう充分に良い香りがするし山羊の食いも良くなる。また、この時点で腐敗はしづらくなるので、開封後もすぐには悪くならない。1月ぐらいは未開封ならその状態が続くようだ。
このサイレージの嗜好性の度合いは、トウモロコシや人工乳よりは低いが、大豆フレークやおから、ふすまの単体よりははるかに高い。どうも食欲を刺激するらしく、食い残しもほぼ無い。子山羊に食わせてもモグモグ食ってて、なかなか食い止まらない。糞なども発酵食品を食べているからか、単体のおからを食べさせている時より良い感じほか(チーズの副産物のホエイなどもやっているのでサイレージだけか分からないが)。
サイレージの仕込みは1回に6袋ぐらいで、3日で2袋ぐらいの消費量だから9日ぐらいが一度に作れる。今は野草を食べさせているので依存度は低いが、冬場はもっと比重が増えるかも。でも山羊って冬場はそんな食べてないからな-。今後の課題としては、藁のようなもっと安い物も上手く消費して欲しいので、アンモニア処理や藁のサイレージ化を検討する必要がありそうだ。乾燥技術も欲しい所。やっぱり、山羊を運んでいって食べさせるより、人間が刈り取って与えた方がはるかに楽だった。
Posted at 2012/07/17 23:35:58 | |
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