2012年08月15日
・今期はアニメが大豊作だが、OPソングもどれも甲乙付けがたい出来でまた嬉しい。割とガチで来ているのはSAOで、これってFate/Zeroと同じなんかな?強い女性ボーカルが最近多いような気がする。TARITARIはその反対方向でまた良いかな、ノリがちょうど気持ちよい感じで。1期を見てないけどOPがなかなか中毒性が高いのがゆるゆりとじょしらく。どっちも他愛のない話しのシリーズで、OPもEDもこうニコニコ動画あたりでヒットしそうな感じだけど、それほど嫌味もない。でも一番のお気に入りは多分人退で、このリンドバーグとかジッタリンジンとかを想像させる元気女子バンドっぽさが懐かしい。フルを聞くと、かなり演奏スキルが高いリードギターなど、本格的なのがまた良い。
・OPの懲り具合だとTARITARIが結構伏線を入れていてびっくりする。背景がちゃんと作り込まれているのを感じる。先ほど教頭の前の映像で出てくる二人の学生が教頭とワカナの母親だった事に気がついた。人退はその点妖精さんの数が増えすぎるぐらいかな。
・ブドウ園はやっとデラも酸が抜けてきて出荷出来そうになってきた。これだけ完熟までかかるという事は、逆に言えばもの凄い凝縮された味が出せるという事であり、色がもう真っ黒の「本物の山辺デラ」って感じになっている。いや、うちは山辺の畑じゃないけど(笑)。地元ワイナリーの社長と農協青年部の飲み会で懇親会で飲ませてもらって、そうだ、生食用で面積が駄目だったら、もっともっと加工用でも需要はあるんだと分かった。ワインにするブドウは大きく分けると生食用を使った物と醸造専用品種がある。兼用ってのも希にあるけど、私が考える本当の兼用ってコンコードぐらいだ。甲州や竜眼と言った在来種は、かつて生食用だったかも知れないけど今は醸造ぐらいでしか使ってないし、ナイアガラは醸造が多いけど一応生食品種(私の中では)。というか、ナイアガラやコンコードは本来糖度が低く完熟させると酸が抜けちゃうので醸造には向かないと思う。地元ワイナリーの代名詞とも言えるナイアガラワインは今年国産ワインコンクールで部門最高賞を取ったが、実は補酸しているので、原産地呼称法(長野県独自規格)は通らない。ま、美味しいけど。
で、ブドウ作りについて様々な資料を読んで勉強した結果、どうも醸造品種と生食品種はほとんど違う作物と言っていいぐらだという結論に達しつつある。それは、果実の特徴が「糖度が高く実が小さい」醸造種と「酸が少なく実が大きい」生食種ってだけじゃなく、樹の構造が全く違うのだ。一言で言うなら、日本のような温帯湿潤気候は生食ブドウにはとても向いている。病気も出るだろうが、水分が多いという事は実の張りが良く、フレッシュな感じになる。一方醸造酒はとことん乾燥させた方が良い品種が多い。まあ乾燥と言ってもメルローとカベルネソーヴェニヨンでも違うのだが。
さて、現在のワインはフランスが一応中心軸の一つになっている。歴史的には別にそんな事はなくて、せいぜい200年ぐらいの中ではという条件だが、そのフランスの中にも様々な産地があり、基本的にボルドーとブルゴーニュという二大産地で語られる事が多い。ところが、同じフランスなのに両者は全然方向性が違って、アサンブラージュ(品種を混ぜる)して赤が得意なボルドーと、単一品種が主でピノノアールと白が際だつブルゴーニュって感じだ。私は基本的にブルゴーニュ派だし日本の多くの人もそっちだと思うけれど、ワイナリーはボルドーのイメージを引きずっているのも多いみたい。他にもブルジョアのボルドーと田舎物のブルゴーニュとか、泥水のボルドーとジュースのブルゴーニュとか、両者は基本的に仲が悪いみたい。
Posted at 2012/08/15 20:42:26 | |
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