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暇人ぶぅのブログ一覧

2012年08月27日 イイね!

暑さがおかしい・長野県原産地呼称管理法

 ・軽トラの運転席から見て道路に陽炎が立ち上ってるのが見えるって、どんだけだよ・・・夕立とかもひどいのが降るし、毎日雷注意報だ。昨日も街の方を見たら明らかなダウンバーストが起きていて、神様が天災ボタンを連打しているかのようだ。

 ・檻のカラスが死んだ。残り1羽だ。カラスは水浴びが好きな事で知られているのだが、実際タライに水を入れておくとすぐに汚くしてしまう。綺麗好きという面もあるのだろうが、カラスの場合色からして夏場は厳しいのではないかと思ったりする。追い回すとすぐに息切れしてハアハア言ってるし、冷却の側面があったのではないかと思う。また檻の中で運動しないとは言えカラスは太らないのも分かった。結局カラスはカラスのままで、ニワトリにはならない。まあ、ニワトリも暑いと日陰に穴掘って埋まって涼んでたから、鳥類はオーバーヒート対策が厳しいのかも。

 ・デラウェア園では一つ収穫終わり。祖利がだいたい2畝か3畝で10万ぐらいと、かなり厳しい結果となった。この園はハクビシンやカラスの害も多かったし、葡萄の木も老化してきていて、結局満足に成るのは1本だけだった。昨年まで頑張っていた木も他の木を切って樹冠拡大したら勢いが落ちてしまってパックの下のサイズのような房ばっかりに(元からそうだったけど)。二回目のジベまではどの木も同じような房を下げているのだが、そこからの差が激しい。ただナイアガラだけは元気なんだよなー。ナイアガラは平行整枝に挑戦しているが、確かに房持ちも作業性も良いし、今年は手を掛けたので比較的良い房が残ってはいる(それでもかなり枝が虫の害で落ちた)。しかしナイアガラほど病気に弱い葡萄もないのではないかと思うほど、こいつらは病気に弱い。正確には木は強いが果実が弱くて、笠かけてあるのに病気が広がっている房が多く、粒抜きをやってなんとか。成長期の防除はデラと同じにしており、デラの病気はほぼ防げているので、ナイアが格別弱いのだろう。

 ・デラの果実の病気は就農当初から「遅腐病」に悩まされてきた。この病気は果皮に黒いカビがついて広がり、皮が破れて果汁が出てしまう病気で、多発すると園が壊滅的な被害を被る、一番怖い病気の一つだ。成長期の冷たい長雨で感染するとされるが、防除してても原因菌が多ければなかなか食い止める事が出来ない。で、原因菌は巻きひげや古い果梗に残る事は分かっている(巻きひげと果梗は成長的に見れば同じ物である。ブドウの房は巻きひげに付いていると言っていい)。巻きひげは棚についたのを丁寧に取り外すし、剪定時にそこらへんがついている部分は枝さら切り落とすので問題ない。問題は果梗で、これも剪定時に切り落としているのだが、見落としはあり得るし、越冬時期まで待ってから切り落とす事になるので、ある意味繁殖した後の話になる。
  で、私は収穫地に果梗を枝の基部から切り落としてしまう事にした。こうすると果実側に果梗が長く残るが、これは出荷時にはどのみち切って調整するので手間的には変わらない。そして今年のバンプ病の少なさはこの果梗の切除の効果ではないかと想像している。なんで収穫地の切除を指導されないのか分からないが、今のところ果梗が無くて困るという事はない。もしかしたら、「果梗が無いとその種枝の房持ちが分からない」とかあるかも知れないけど。
   また今年は枝の太りはとても良い。大粒種やナイアガラに関しては太すぎる事は必ずしも良くはないのだが、デラに関してはここ数年枝が細すぎる事が悩みだったので、嬉しい傾向だ。ブドウの成長は新梢に窒素を蓄えては成長で取り出して枝が細くなるという日周運動を繰り返しており、細い枝はそのまま樹勢の弱さを意味している。今年は摘心や副梢の切除をしているので、種枝になる部分の持ち出しが少ないのだろう。あとは花芽分化が上手く行われていれば成功である。花芽って前の年には出来ているらしいので、今年は花芽も期待出来る。

 ・葡萄試食は安岐クイーンとロザリオビアンコ。私はシャインマスカットも良いだろうが、なぜロザリオビアンコがその前に評価されてないのか不思議でならない。いや、ロザリオは欧州系の血が濃くて栽培が難しいとかあるのかも知れないけど、とりあえず流通価格や品質、味を見ればこれがどんなに素晴らしい葡萄か分かるのだが。しかし、それは種無し処理をした場合だというのを今回強く感じた。以前もロザリオの種有りを食べて種の苦さに辟易したのだが、こいつはジベ処理すると粒も大きく食感もパリパリしてみずみずしくなるのだが、種有りのままだと食べるにあたいしない(とまでは言わないが)まずい葡萄になる感じだ。とは言え、ジベ処理をわざわざしないという事は考えづらく、結局ハウス栽培で発芽がずれてどんどん処理して、その時にジベ処理を忘れたか小さくてジベに適さないと判断された房がそうやって出てくるだけかも知れないけど。安岐クイーンは色はほんと駄目なのばっかりだね。もうね、土気色の房とか食欲が無くなるんだけど、味は良いという「なんでこんなんなっちゃったかな?」という葡萄。不味そうなのに美味しいとか・・・これ、皮ごと品種ではないけど、皮に渋みは無いので気にしなければ食べられます。巨峰の実生だそうで、味はそんな感じですね。

 ・ラジオではワインの話が何度も出てきて、特に小布施・小諸方面のが多い。高山村などはブドウの大産地だが、ワイン用でさらに産地に活気が出ているように思う。そこでも今年の高温はかなり厳しいようだし、生産者が頑張っているのはいいけど、新規で夢を持った人が多すぎる事にならないかとちょっと心配。俺が心配する事じゃないか。さて、長野県には長野県原産地呼称法という田中康夫知事が作ったフランスのAC法に相当する物がある。日本のワインの法律はザルすぎて全然意味がなかったので、地方だけでもと作った珍しい法律で、栽培方法や醸造方法に厳しい制限があるのに加え、官能テストで製品ごとに認定する方式を取っている。
  AC法についてちょっとでも知っている人なら、すぐにこう思うかも知れない。AC法って畑に等級を決めてやるものじゃないの?って。フランスのACワインの等級は産地が絞られるほど上に来るという形態を取っている。だからブルゴーニュという地域名ワインが一番下で、その中にコート・ド・ニュイ地区が来て、その地区の村のボーヌ・ロマネが来て、その中に特級畑のロマネ・コンティが来る訳だ。もしNAC(長野のAC法)をやるとしたら、恐らく北信地方>小布施地区>高山村>佐藤畑みたいな書き方になるだろうと思う。
  実はNACの規定でも将来的にはそうやってAC法に近い形で地域ごとの認定というのを考えているそうだが、現状そこまで細かい区分けをやっても仕方ないという現状がある。まずワイナリーが特定地区に集中しており、それでもロットが少ないので、畑単位での仕込みというのが必ずしも一般的ではない。ま、それがつまり今の長野県のワインの限界だから、クオリティーを上げていく過程で畑単位グランクリュが出てくるよね、という期待でもあるのだ。逆に全地区を通してワイン原料の融通はそれほど無いとも聞くので、長野県全体のワインみたいなのもまた無いのかも。ほとんどが地区名前ワインとでも言えばいいのかなー。でもフランスの行政地区割りの大きさを良く知らないので、日本の行政単位で分けるのが正しいかもまた分からないし、あっちの地区名も行政の村をいくつかひっくるめている事もあるそうな。
  ところで、ACに問題がないかと言えばもちろんそうではなく、時代や栽培者によってワインが畑の名前にふさわしいグレードを備えてない事もあるし、栽培方法の制限が品質の制限になってしまう事もある。例えばボジョレはヌーボーで有名だが、あれはACで品種や栽培方法、収量に地域別の制限があり、ガメイをゴブレで仕立てろとかある訳。仮にボジョレ地方でピノノワールをコルドンで仕立てて高級ワインを作ろうとしても、それはACワインのボジョレビラージュとかに入れてもらえない(ハズ)。
  イタリアだと同様の法律にはDOC,DOCGってのがあるのだが、イタリア人は身勝手なのでDOCを無視してクオリティーの高いワインを作る人達が80年代から出てきて、スーパータスカンと呼ばれている。彼らのワインは格付けだとテーブルワインになってしまう訳だが、その味でもって高い値段を確保している。同様にドイツでもQmPを逸脱した高品位生産者がいるとか。
  でも、この手の高品位生産者の存在理由は私はやや懐疑的だ。適地適作で豊富な資源を以て絶対的な地位がある殿様ワインがあって、その下に家来ランクがあり、さらに平民に近いランクあるとして、平民が富を蓄えたり工夫したりして下克上をして家来ランクに迫ろうというのがその手のワインの存在理由である。消費者からすると、格付けの同等ワインより安く買えるというのが何より物メリットだし、生産者からすると格付けが不当である自分の土地のワインのクオリティーを規則を破って上げようという、ある意味当然の行動である。
  しかし、じゃあテーブルワイン格付けだったのが上のランクに来ると、結局その地域や畑が上の格付けになったり格付けに取り込まれたりするので、単なる格付けのミスマッチの移行段階ではないかとも見なせる。それを否定して「いや、うちのワイナリーはそういうの無しで、ただ良いワインを安く出したいんだ」と言った場合、それはAOCの否定になる。まあ、それは一つの考え方だが、そうすると全土のワインが何の公的な評価基準もなく平等に扱われる事となり、逆にカオスな状況になる事は疑いない。昔の日本と同じだ。その点毎年官能試験で合格ワインだけ出すNACは、まだ良心的で流動性に大きな余地を残していると言えるから、これをAC並に細分化する事で何が生じるのか慎重に見極める必要があるだろう。
  一方で、NACにはそれ以外にはあまり問題が見あたらないので、出来れば全てのワインメーカーに参加して欲しいというのもある。これは公募しているようなので、余程の小ロットとかでなければ参加出来る。NACに参加してないと、結局上のスーパータスカンと同じ制度の反逆者になってしまうので、地域ワインのレベルアップに非協力的に思えて来る。せめて主要な製品だけでも出して欲しいように思う。ただ、NACにはコストの問題があるらしく、ACのように格付けでゴタゴタするよりはマシかも知れないが、毎年検定料払ってラベルにパテント払って・・・となると、良心的なワイナリーが参加に二の足を踏むのもまた間違いない事だ(これはJAに出荷してても同様な問題はある。どのみちJAに手数料とか広告料という物は取られている)。本当にNACを地域の活性化のために使う気があるなら、まずINAOに相当する公的第三者機関を設けて、安く評価する必要があると思うのだが、今の所委員会は豪華なメンバーで出来ているので、検定料もかなり高いとか言う噂である。それが一種の宣伝である事を考えれば最初はそれでいいかも知れないが、本当は独立機関に一定の人材を集めておく方がええんじゃないかなーとも思ったり。ま、これも長野県だけでやっていけば限界はあるので、将来的にはJACが出来る事が望ましいのだが。

 ・ところでACワインの法の中での等級ってのは上はともかく下はかなり自然調整が出来るようになっていて面白いと思う。私もボルドーワインとかブルゴーニュワインとか言うレベルのも飲むが、それはそれでおいしいと思う。基本的には余程土地が変わってなければ、同じ地区内の栽培方法はそれほど変わらないし、地区名ワインでも当然ながら作られる最小単位は畑だ。そうすると、すべての畑が畑ワインになりたがる訳で、そういう上昇志向が下級ランクであっても品質向上の動機になり、同様に上のランクのワインもそれを退ける努力を強いられる。まー、コストダウン圧力もあるだろうけど。また、上のランクのワインでもへたな物出し続ければランク落ちが考えられるので、出来が良くないワインは下のクラスで出している。シャトーによってはセカンドラベルにする事もあるし(それでも充分おいしんだろ、多分)、地区の大きなワイナリーに売って下のランクのワインの原料にもなる。階級とか規制ってのは暑苦しい物だが、それを壊すのではなく挑戦するという事が、ある程度自然な競争原理の導入になりうるわけだ。それだけに、制度内の製品のクオリティーが高くて信頼性が無ければ挑戦対象になりないので、NACは良い試みだと思う。

Posted at 2012/08/27 23:43:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月27日 イイね!

面接だそうだ・農地借りるなら

 ・青年就農給付金の面接の案内が来た。ってことは、あの書類で通したって事か。まあ形だけ面接するのかも知れないけどなー、たった30分らしいし。本気で調べるんだったら、私なら3時間はしゃべれる。30時間は厳しいかも。質問内容が「提出していただいた経営開始計画の内容に関する事項他」とかになっているのが「またしても他かよ!!!」って感じだ。また同封されて送られてきたスゲー細かい文字の細則は、コレ先に申請者に見せなきゃいけないんでないの?と言った感じの内容だったし、どーなんだろーねー。なんか申請に虚偽があると返還とかあるけど、私は日時なんかテキトーに埋めるので1年2年の違いなんか分かんないや。私がルーズな事もあるけど、何より役所書類の数字だけ立派にして補助金ダマして取っている奴らが多すぎるので、そういうダニのような事はわざと頑張らない事にしている。役所に媚びへつらってお金が欲しりゃ農家なんかやってないわ。面接も課長1他役人2(鬼畜メガネと誰だろ?)+農業改良普及センター1とか言う内容なんだけど、こいつらが書類提出の後に農地を見ているかさえ信用ならんな。そもそも、国は備品の調達時の書類がなければ現物確認しろと言っているそうだが、全然そんな事はしてないし。今回の補助金申請で分かった制度や役所の不手際を指摘するだけでも30分は簡単に終わるだろうな。以下つまらんが問題の要約。

 ・農業改良普及センター:農地に来たのは新人一人で、役に立たない内容の話しだった。来ただけマシだが。就農前に行った時は500万と嫁持ってこいみたいな所だったよ。標準経営収支を持ってるが1反で20万ぐらいしか上がりがない計算なんだけど、アレで250万を満たすには12反経営させるつもりなんかね?新人曰く、地域担当はいるけど、事務所にいないと出世しないので現場にはいきたくないんだそうで。あと、農繁期に新規就農したから会合に来いとか、頭数合わせには熱心。

 ・農水省:内部の整理とやらがメチャクチャな上、不都合があると一方的なメールで物証は残さない。今回も経営開始の日の定義は揺れ動いた挙げ句、実際には別の要件を満たさない(就農とは認められないとか、整理内容と食い違うとか)人を例に出しての言い訳。まあ、根本的にはここが離農計画を策定しているので、諸悪の根源かも知れないが、今はとりあえずそこは言わない(笑)

 ・役所:青年就農給付金の告知自体が最も遅かったし、間違った情報を出してあげてく訂正もなし。そもそも就農時には実質何の補助もなく、研修先から「こんなん就農研修じゃねえ(内容が薄いという意味ではなくて)」とまで言われたのに、まだ切り捨てしたがる。しかも経営開始日を農水省に問い合わせず勝手に短縮させる枠組みで作り直してサインせざるを得ないようにする。農繁期に手を煩わせて、提出出来ない人も多数とか、相変わらずの役所仕事。都合が悪い農水省からの通達(現地確認とか)はやってないんじゃないかな。当時に写真とか撮ってあったら少しは見直すけど。またメガソーラーの件では農水省から現地の農業委員会について調査するように責任転嫁も含めて言われているはずだけど、どうなんだろ?よく考えたら、私が指摘した時点でそこらへん動いてしかるべきはずだよね。
  過去にも補助金のばらまきで補助金詐欺師に税金つぎ込んで挙げ句荒廃農地にさせられたのに、その反省はまるで無し。つまり現地調査も書類チェックもしてなかっただろうし、原状回復とかも農協に丸投げ。役人は一度も畑には来なかったなー。ちなみに書類の訂正要求の手紙だと、計画書に「実現可能な数字を書き込め」という但し書きすら書いて寄越したが、こいつらにどれだけ農業の事が分かっているのか逆に聞く良い機会だ。

 ・今、農業は担い手が少ないから、農地は貸したいという人は潜在的には多い。農家じゃないと賃貸借出来ないので、表にはそういうのは出て来ないってだけだ。しかし貸したいという農地には多くの問題がある。今日も小布施ワイナリーのソガさんがラジオで「うちの畑は40アールだが、栽培は20培の面積でやっている」と話していた。私は一瞬40反でやってるのかと思った(農業だと栽培面積の単位は様々)が、4反ならまあたいした事ない。栽培面積がトータル80反というのは、ちょっと驚きだけど、逆に言えばそれだけ農地が管理されずに貸しに出ているって事である。でも、一流の畑というのは、普通貸しに出ない。あの農地が沢山ありそうな高原野菜で有名な川上村ですらそうだったらしい。というのは、一流の農地と、へぼな畑では、その経営収支がコンスタントに数倍違う事も珍しくないからだ。さらに機械化に対応している区画整理がされているか?転作用の暗渠が入っているか?交通の便や周辺が人家や山林という問題がないかなど様々な要素がある。
  果樹の場合はさらに上物が計算に入ってくる訳だが、貸したい畑の上物ってのは大抵が駄目になっている事が多い。離農する年代の人がやってる果樹は大抵古い仕立てや老木で品種も古く経済性は良くない。もちろんヘボ畑から出るので、そもそもの土地も良くない。植わっているのをよく仕立て直すより、全面改植を考えた方が現代の農業としては採算があうだろう。
  あと、人が死んで出てくる畑というのも別の問題はある。働き盛りで事故死とかなら、良い畑がポンと出てくる事もあるかも知れないが、そういうのは基本的にベテラン農家に行くので、普通は老衰かそれに近い状態で亡くなった人の畑が出てくるのだが、そういうのは大抵ダンナが亡くなって奥さんは自分一人じゃやれないからと言って出てくる事が多い。奥さんが先に亡くなった場合に出す事はないし、普通奥さんの方が長生きだ。まあ、本格的に荒れる前ならいいけど、問題は婆ちゃんは昔日の栄光が頭にあるし、自分らが成功したと信じているので、非常に厄介な地主になる可能性がある。
  状態は最悪かとても悪いのに、栽培が上手くいかないと借りた人に文句を言うし、農地転用が出来そうになると追い出そうとする。昔は良かったかも知れないが、それで今日でも良い物が出来る(あるいは市場評価が高い)と頭から決めているので、改植とかにも抵抗が強いし、過去の自慢話をする地主は要注意だ。あと、仲間内では息子が退職したら農業やらせたいとか言う地主も困りものらしい。それが20年ぐらい先なら別だろうけど、5年ぐらい貸して返せとか言っても、酷い状態のを直して5年後、やっと良くなったら返却とか出来るかという話しになる。あとは貸し賃を高く言う人とかもいるようだが、農協が間に入っている場合はそれほどでもないか。基本的には農地の貸借は一度契約したら、双方が合意しなければ解約はない永代貸借に近くないと安定した農業生産は出来ないと思う。もちろん、そうでない貸し手も多いだろうが、無理矢理大規模化ってんでなければ、農地も選べるんだから、ういう地主からは借りない事が望ましい。規模拡大も地元農家として真面目にやってれば、自然と良い話しを向こうから持ってきてくれるようになります。
  ちなみに、農地法による正規の貸借は農水省がどうでもいいと言っているので、皆さんも市民農園借りるぐらいなら一枚畑を借りた方がお得です。市民農園って行政が借りて一区画20坪とか40坪にして使っている訳ですが、私はあんなせせこましいサイズだったら庭先でやればいいじゃないかと思ったりするんですよ。実際にはそれで充分な量の野菜が取れますけど、借り手が少ない区画整理前の畑があったら、それ一枚借りれば相当な物が作れます。相場は畑なら一反で12000円ぐらいなので、それを面積で割ればいいのです。坪単価だと市民農園よりかなりお得ですし、煩わしい問題がいくつか解決するでしょう。ただ、市民農園のように草を全部取るとか言う事は諦めた方がいいです。
Posted at 2012/08/27 09:12:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
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