2012年10月17日
・引き上げてきたポンコツを修理。バッテリーは軽自動車の予備を補充電して入れたらあっさり始動。なんでか知らないが、最近私が借りるディーゼルエンジンは皆かかりが異様にいいなぁ。もう寒くなってきているのに。積載状態だとバッテリー交換出来なくてダンプして落としたのは内緒。
・駆動系のトラブルは予想していた場所ではなくて、より大本の部分の動力伝達機構に問題があった。あんまり詳しく書けないけど、なんとか修理して快調に動くようになった。使っていたクラッチはそういえば産業用で見たような気がする。あとは基本的なメンテでなんとかなるはずである。そうそう、クラッチワイヤーのβピンが飛んでたのでいれとかないといけないな。
・一応やるべき作業としてはLLC交換、エンジンオイル、ミッションオイル交換、オイルフィルター交換、燃料クリーナー投入、エアフィルター清掃、電装系(スターターとホーン以外死んでる)のチェックである。電装系は道路走らなければ関係ないけどね。あとタイヤの空気圧も一応見た方がいいかも知れない。農機具のエア圧って実際の所かなり低いので、減ってるのか最初なのか分からないし、圃場で違うので標準的なのが載ってない。
・しかし新品だと三桁万円、農協の中古でも1/3、Yオークションでも1/10なのが、1/100ぐらいで手に入ったのは幸運だった。そんだけ古いし不具合もあったのだけれど・・・さて、この農具の近代化改修プランとして、ノズルの変更がある。最近のノンドリフトノズルの研究を見ていて発見したのだが、今のノズルは偏向ノズル化していて、車体の後ろに向けて噴射するノズルが付いているらしいのだ(と書くと推力ノズルっぽくてカッコイイが、もちろんそんな物じゃない)。ドリフト対策でより固まりで飛ぶ直進性の高いノズルを使うと、一応対象にぶつかって飛散する二次散布で薬液は回り込むという風に言われているが、やっぱり散布量が必要になってくるので、それだったら最初から斜めから打ち込むノズルも混ぜて、少しでも被覆率を上げようという考えである。
・最初このアイデアはすごいと思ったけれど、だったら前側に向けたノズルと組み合わせた方がより良いのではないか?と私は思った。だって垂直ノズルなんてなくてもそこは付着するんだから。が、前ノズルを付けると、多分ドライバーが悲惨な事になるんだろうね(笑)。まあ、我慢出来る程度なら、そういう組み合わせもアリだと思う。ドライバーにあたる直上のノズルだけ普通にすりゃいいんだし、うちの栽培方法だと相当後の時期でなければそこに防除の必要は無いし。逆にお隣との境でのドリフトはちょっと問題かもな。時期が違うとちょっと困る問題がある。あと、ノズルは個別のコックを設置するのが良いらしいので、それもしたい。
・キャンターの燃費ですが、240km走って23.7リッター、ほぼリッター10kmでした。復路は700kgほど積んでの話しですが、皆さんの感想はどうでしょうか?軽油とガソリンの価格差が1.2倍ぐらいなので、コスト的にはリッター12kmに相当します。途中山道もかなり走りましたし、上り坂でもミニキャブよりスピード上げて走っていてコレですから、「ディーゼル万歳!」ですね。あの空気抵抗の固まりのようしゃ車体に2.6tもの車重でですよ(つうか積み荷の方がミニキャブより重い)。改めて日本でディーゼル乗用車が少ないのが悔やまれます。エンジンだって16万キロですが絶好調でしたし、回転数低いから軽く50万キロぐらいは走るんじゃないかな。
・SSの死んでたバッテリーはとりあえず補充電して使えるかチェック。端子電圧は11.5Vまで下がってましたが、これでクランキングしないって事あるのかな?スターターは9Vで動くはずなので、CCAが足りなくて死んでしまったバッテリーという事かも知れない。充電器繋いでも全然電圧が上がらないし。でもうちの充電器は2Aしか流さないので、スッカラだったとしたら10時間ぐらい充電しないと駄目かも知れないし、何度か充電すればある程度の電圧が得られて、予備電源程度にはなるかも知れない。
・ところで、農機具には説明書とは別にある程度の整備マニュアルが本体に貼り付けてある事が多い。最低限のメンテはそこ見て出来るのだが、このSSにはその類が全く貼られてなかった。まあ、多くのSSが薬液まみれになるので、その傾向はあるんだけど。ノズルのネジ規格が欲しくてメーカーにそういう物ないかと聞いた所、丁寧にPDFのマニュアル一式をいただいた。大変ありがたい。共立っていいメーカーだなーと思った。ノズルメーカーもわざわざ電話くれたり、こういう時に農機具メーカーって良心的だと感じる。
Posted at 2012/10/17 06:10:32 | |
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