2012年10月30日
・今年もホームセンターに薪ストーブが並びだしたので、鋳物ストーブの内部構造をチェックしてみたのだが、雑誌で見た「似非クリーンバーン」ですらなくてガッカリ。似非でもクリーンバーン機能があれば改良する事でオーロラバーンさせている人はいるのだが、これじゃ時計型と全くかわらない。その点ホンマの鋳物ストーブは値段があがってしまったけれど、一応クリーンバーンを搭載するようになってきている。まあ、それすら買えないから、時計型で決まりだな。
・時計型もロケットタイプに改良する人は多いのだけれど、どうも失敗が多いようなので素直に使う方向で。また悩むのは煙突で、一番小さいサイズは106㎜なのだけれど、二次燃焼ストーブなどを将来使うのであれば120㎜サイズを入れたい所。とは言えアダプターもすごい高いし、シングル106㎜とダブル106㎜では当然外径も違う。ついでにダブルの煙突はものすごい高いので、最低限の装備で考えるべきかも。
・耐熱壁はケイカルボードでいけるようだ。床もテラコッタなどにレンガで底を上げて使うなどで対応出来そう。費用は手持ち部材もあるので、最低2万ぐらいで出来そう。問題はストーブ本体をステンレスにするかしないか。鉄でも耐久性に問題はなかったけれど、ステンの方がより高級感はある。しかし鉄板が薄いのかステンレスの熱特性か、赤熱現象が確認されていて、赤松なんか燃やしたらストーブ溶けるんじゃないか?という心配がある。
・地元でドイツ系ブドウ品種が栽培出来るか色々調べたりワイナリーに出向いているのだが、なかなか確証が持てない。単純な気象データーからすると、日本とドイツは違う点も多いが、南米なんかと比較すればまだ近い気もする。平均気温で見れば地元は11度から12度、ドイツは10度ぐらいだ。気温は高度が100m上がると乾燥気温で1度、実際は0.65度ほど下がるので、標高800mあたりだと、平均はほぼドイツ並みになっていると思われる。ただ夏場の最高気温はちょっと高め。ドイツは海洋の影響で緯度の割にコンスタントに温かいのだが、地元は内陸性気候なので、夏場は日照で温かく冬場は寒い。ブドウ生育時期の積算温度はちょっと辛いかも知れない。これも標高を稼げばある程度は解決出来るが、そうすると降水量が増えてしまう問題がある。
地元の降水量は年間1100㎜ほどで日本の中では一番少ない部類だが、ドイツは550㎜前後とさらに半分だ。また梅雨があり生育時期に雨が多い日本と、冬場にも平均的に降るドイツでは、生育時期では倍以上の降雨量になるだろう。ただ、雨よけ栽培なりハウス栽培なりタイベック栽培をすれば、土壌水分の調整は可能ではある。
日照時間は地元は2000時間を超え、これまた日本でも3本の指に入るが、ドイツは1500時間ぐらい。夏場は緯度が高い分日照時間が長いだろうが、日照量で見れば低緯度の日本の方が高いのは間違いない。うーん、生産性を犠牲にしてわざと受光しづらい樹形で作ればあるいはいいのかな?
・あと地元に大和葡萄酒さんのワイナリー支所があるので、そっちにも行ってみたい。理由はやや特殊で、国産のリースリングを調べて居たら、大和葡萄酒さんが青梅市の障害者施設だかなんだかで作った葡萄を醸造して作っているそうな。青梅市はドイツのミッテルラインのボッパルト市と姉妹都市協定を結んだ関係で、リースリング苗を300本贈られ、そのうち80本が活着したというのだ。今、リースリングの出所がハッキリしている苗というのは貴重だし(リースリング・イタリコとか亜種もある)、日本で生産出来ているというノウハウも知りたい。もちろんお酒自体も飲んで見たいし、その手がかりが得られると嬉しいのだが。あとは、大和葡萄酒さんもミネラリーなワインを目指して意欲的な物を作っているので飲んで見たいし、万一地元ワイナリーがいろんな理由で駄目だった場合に大和葡萄酒さんがリースリングに理解を示してくれたら、そっちに出せるかも知れない。
もひとつ。志村葡萄研究所さんがリースリングの交配種、北天の雫というのを出していた。ヤマブドウとの交配種なので、どんな味なのか不安だし、ボディーが強いってのもさらに不安だが(白の表現としてはどうなんだろう?)、病害に強くて生産が安定していて、日本在来種の良さも感じる。
大和葡萄酒さんのHPを見ると、ここがとても意欲的なのを感じるし、普通のワインもおいしそうだな(ってな事ばかり言ってるとどんどんワインがセラーに溢れる事になるが)。醸造用葡萄に関してはちまたにもの凄い量の情報が溢れている反面、それを生産段階で応用している所は少なく、また独自技術の開発はあるのかも知れないが一般には非公開だ。もちろん在来技術の高度化も継続して取り組まなければいけない課題だし、レインカットだってまだ出て30年程度で完成とは言えず、新技術を誇示すれば良いという訳でもないけれど、少なくともやってる所はやってる。それをハッキリ言ってるのが大和葡萄酒さんとグレースだろうと思う。
Posted at 2012/10/31 00:40:09 | |
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2012年10月30日
・この時期になるとベランダを温室化して断熱するのだが、一つ問題なのはベランダの床の気密。ベランダって基本は屋外だから水が下に抜けるようにプラスチックの床板が隙間を持って並べられています。しかし、当然ながらそうすると気密も何も無いので、どんどん冷気が入ってきてしまうような気がします。昨年は黒いビニールシートをしいて集熱を気密を狙ってみたのですが、案の定吹き抜ける風で剥がれてしまいました。やはりある程度強度がある板がいいのですが、屋外で使って良くて安くて多少は防水性があって出来れば断熱性がある材、なんて都合がいいものはなかなかありません。一番楽そうなのはコンパネですが、素のコンパネはささくれますし、反りが出ます。合成素材であればいいのですが、プラダンだとすぐにボロボロでしょうしポリカの平板なんてないですし・・・アスファルトシートかタイベックスシートを敷いて適当な床材を使うのがいいのかな?
・乗用草刈り機を使ってみていくつか分かった事。まず地際、刃があたった場所で切れるかと言うと、案外そうではなかった。草がともかく倒れると引きちぎる感じになっているし、ハンマーナイフ同様刈った草がカバー内に溜まってから粉砕されて飛び散る場面も。そして、移動方向で刃が当たる時間が長い部分はよく刈れているのだが、刃の回転軸中心方向にやや刈り残しが目立つ。同じ場所をビーバーで刈ってみると割と簡単に刈れたりするので、これはやっぱり刃の回転速度や刃の付き方なんかも知れない。より高速回転しているハンマーナイフモアでは刈り残し問題は少ないし、ビーバーの刃(チップソーだけど)は草を回転軸の内側に向けた刃でかきこんで切るので、逃げるって事は少ない。まあ、ヨモギの茎のように硬くて太いのは刃に当たらないので、カンカン弾いて切れない事があるけど。
・まあ、どうしても気になるなら、ロータリーの刃は角度が多少動かせるので、ちょっと前進角で刃を付ければどうにかなるかも知れない。そこまで気になっている訳でもないし。むしろ問題は燃費の悪さかも知れない。おおよそだが、1反で5リッターぐらいは必要な感じで、これはハンマーナイフモアより明かに悪い。ロビンエンジンはとても始動性が良くて優秀なのだが、エアクリボックスの一部がないので空燃比がおかしいかも知れないし(多分濃い)、草を抱え込むとストール気味になるので1速で走っている事もあり、案外時間が掛かっている。これも、高刈りすればいいわけで、刃が切れない事と多少は関係しているのだが。
Posted at 2012/10/30 03:31:51 | |
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