2012年11月02日
・うちのトラクターのオイル交換してから2反ほど耕してみたのだが、さらにどんどんエンジンが静かになって振動も減ってきて、「これが同じエンジンか?」と思うほど快適になりました。ちょっとハキハキした感じの排気音からは離れてしまって、燃焼音より補器の雑音(トラクターはうるさいんだ、ギアの音だの燃料ポンプの音だの)、が目立ちます。パワーの方は更に上がっていて、1500回転で5速でPTO1で割と深耕しても見たのですが、なんともありませんでした。そうそう、燃料も灯油+添加剤に完全切り替えです。ただ、良い事ばかりではなく、ロータリーの負荷が分かりづらくなりました。
・以前ならロータリーに草が沢山絡んでくるとトルクが食われて分かった訳です。土の硬さも感じたし、良くも悪くもエンジンと作業機が釣り合っていました。ところが、今は作業機に草が絡まって手で回すと明かに重いナーという場合でも、何の違いもなく回ってしまいます。そうすると、作業機が突然ぶっ壊れる事もあるので、逆にチェックを頻繁に入れる事になりました。まあ、雑草なんか絡まないのが一番なんだけど。あと、クラッチも繋いだ時にドカンと繋がる傾向が強くなったので、クラッチ自体もいたわらなければいけない気がします。スパンと繋ぐとホントフロントが上がりそうな感じになります(海外の動画だと実際ウィリーするトラクターとかあります)。
・他にオイル交換・燃料交換後で感じた事。始動性、あんま変わらず。SSに積んであるエンジンがセル一発なのに比べると、やや始動性悪いままです。同じぐらい弱ったバッテリー積んでいる機種でも違うので、シバウラの始動性自体よく無いのかな?ディーゼルは副燃焼室式は始動性悪いらしいし。圧縮が上がれば当然温度も上がって始動性も良くなるはずですが。また排ガスの臭さがさらに減りました。理由として考えられるのは灯油燃料は硫黄が少ないというのが一つ。またセタン価が向上して燃え残りが減った可能性が一つ。噴射パタンが良くなったりもしているのかも。また余裕馬力が増えるという事は噴射燃料が減る訳で、不完全燃焼の黒鉛は減るはずです。その分NoXが増える部分もあるかも知れないけど(燃焼温度が上がれば)、今はあんまり感じられないです。
・借りているSSも不凍液をポンプに入れて、タンクなどを洗浄してバッテリーターミナルを外して冬ごもりです。散布パタンをチェックしてたらすごい事を発見しました。うちの新しく借った古いSSで改良してあった事でもあるのですが、ノズルの一番低い位置のパタンがおかしくなってました。おかしいと言うか、ノズルから出ているけどパタンが見えないのです。ノズルが駄目になっているのではなくて、ノズルの角度を上に向けたら、ほとんど直上のノズルに当たって無駄になってました。古いSSはそこはブラインドキャップしてあります。棚栽培だと全く意味がない場所に薬剤を散布するようなノズルが設置してあるのは無駄ですね。このSS,一年に7回ぐらい散布に使うと思いますが、一回30分ぐらいなので、まだ燃料タンクは1/4ぐらい残ってます。一昨年借り始めた時が半分だったので、まったく減ってない。さすがディーゼルです。
Posted at 2012/11/02 10:36:27 | |
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