2012年11月23日
・薪ストーブで芋をいろいろな焼き方で焼いてみたが、天板に直で置くと中まで火が通らず、上に蓋をする方法だと火は入るが結構時間がかかる。火力が高いと表面が焼けてしまう問題も。という事で石焼鍋を取り出して直火で加熱して使ったら簡単に中までネットリ黄金色の芋が出来た。火加減も比較的楽で市販の芋焼きベンダーに遜色ない仕上がり。一度仕上げてから天火で皮を焼くともう最高だね。
・それと同時にいろいろ試して分かったのだが、芋の種類で相当味に開きがあるという事。今はどれも美味しくなっているのであまり心配していなかったのだが、とあるスーパーで買ったのが最悪の味で加熱方法が悪いのか分からなくなったことがある。もともとサツマイモは救貧作物と言われるほど強健でマズイ作物だったのを日本で改良して今の美味しいサツマイモにしてきた経緯がある。その原種のような味を味わうことになるとは・・・ほんと焼いてもガリガリした味で甘くもなんともなく、つらい食べ物で山羊にやった。という事で美味しいサツマイモを見つけたら同じ産地の箱を買いだめするのが良いかも知れない。
・というのは、現代農業でも載っていたのだが、有名な品種というのは亜種というか品種内にバリエーションがあるらしいし、逆にブランド芋は実は品種的に同じという事もあるそうなのだ。たとえばベニアズマは10系統もあるそうだし、ベニサツマやなると金時は高系14号の選別だとか。ベニアズマは豊産種で安いし昔から好きなスタンダードだが、焼き芋で気に入っているのは紅優香。ベンディングマシンでも安納芋と並んで売られる高級種で小さい芋なのだが、これは上手く焼くと最初から裏ごしした栗きんとんが詰まっているような素晴らしい味になる。パケも2kgぐらいで使いやすく生産者名まで入っているので安心して買える。ここらへんではJAなめがたのが売られている。
・そんな大活躍の時計ストーブだが、一日運転してみた。朝火を入れて一度温度上げてからちょこちょこ薪をくべたりして基本連続運転。ただ出かけるときなど別に暖房はいらないのでダンパー閉じて熾火にしておいて、戻ってから小枝から再び火を起こすという形。多分一日中15度は切らなかったと思うがそれでペール缶2杯ぐらいだった。でもやや薪の乾きが悪いからか、点火までに煙がやや出るし跳爆もあった。跳爆というのは水蒸気が加熱されて爆発して墨の部分を吹き飛ばす現象で、本来逆流することがない空気孔から火の粉が出たりして驚く。
・ミニキャブはオイル交換して何も変わらないと書いたが、どうやら間違いのようで、さらに調子が良くなった。というか圧縮があがりすぎて進めすぎた点火時期だとややノック気味というか詰まったような固い回り方に感じる。チョークが効いている間はアクセルなしで繋いでも走り出すほど低速トルクもあるんだけど、高回転がキュンキュン回る感じじゃないんだよね。あるいは相対的に下のトルクがあるので上が物足りなく思うのかも知れない。余裕があれば上の燃調を薄くして点火時期をやや遅く戻すと全域が同じような感じになるだろうと思うけど。予備のキャブ買っていじってみたいなー。
Posted at 2012/11/23 20:20:46 | |
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