2012年11月27日
・先日は農作業のお手伝いに行ったら、収穫人夫同士で色々面白い話が聞けた。地元の人ではなくて農家さんの親族だったので仕事も住所も違って、話題がいつもと違って面白い。その中からいくつか話題
1:被災地とパチンコ:被災地で建設関係の仕事に行った人の話。被災地では朝からパチンコ屋の駐車場が満車なぐらい繁盛しているらしい。その人の説明だと、被災地では仕事もなくやる事がない。引っ越して他の仕事を探したり、地域で安い給料で働くぐらいなら失職していた方が助成金が出るので、仕事をせずにパチンコをしているんだとか。復興を頑張らなければならない場所が原発や政府の無能さで振り回され、さらにパチンコという明白は悪によって骨抜き中毒にされていると言うなんとも言えない気持ちになった。せめて福島・岩手・宮城だけでもパチンコ禁止にしてはどうだろうか?
2:カーボンファイバーの世界的な企業は世界に2社しかおらず、うち一つは日本だそうだ。繊維業メーカーの東レ・村田・帝人が共同でTMTというメーカーを作っているそうな。ただ、どう考えてもカーボンの方が高性能な車になるはずなのに普及しない。理由としてはカーボンが高いと言うより鉄が安すぎるのではないか?との事。原料価格だとカーボンは相当安いので、製造コストが下がれば大きく普及するかも知れないけど、実際の所鉄鋼価格が上がればカーボンが普及するかもね。独禁法どうなった?って話はよく分からないとの事。エルピーダのような事になる前に共同開発するのが正解だろうが、各企業間の競合はどうなるんだろうね。
・鉄砲の所持許可申請をしてきた。書類はかなり多いけど、書き込む内容はそれほど難しくない。で、いくつか窓口で聞かれるけど、持病がないかとかトラブルがないかとか警察のお世話になってないかとかその程度。所轄が近所で聞き込みを行うけどOK?と確認される。じゃあ行って良しと言うので収入印紙とか写真とかいいのと確認すると忘れていたみたいだ。二度手間にならなくて良かった。ちなみに印紙は10500円、くう、また金取るのか・・・
ちょっと難しいのはガンロッカーの置き場所で、ロッカーの存在自体が隠れているか部家自体が施錠してあるといいと言うのだが、今の一般家庭にそういうスペースってあるだろうか?ウォークインクローゼットがある家はいいのだが、押し入れとか高さ的に収まらないし。居間と書いたのでそう言ったのかも知れないが、実際は書斎であり、そういう欄がないので居間に丸したんだが。他にも土蔵や納戸、屋根裏とか「そりゃ銃の保管じゃなくて隠し場所じゃね?」と言うような欄があって笑える。通常2週間ぐらいでこのプロセスが終わるので、次に猟友会に参加して狩猟登録をすると狩猟が出来る。そっちは即日。
・鉄砲が来て免許関係がクリアされてもまだ猟や駆除は出来ない。空気銃で他に必要な物、それは「銃弾」である。色々調べた結果、空気銃での狩猟がメジャーになってきた背景には実は銃弾の改良が大きい事が分かった。日本だとライオン印のジェット弾という鼓弾が長く使われてきたのだが、プレチャージの普及とともに世界から高精度で重かったりホローポイント弾が輸入されるようになった結果、空気銃でも獲物が捕れるという風になったようだ。PCPで威力が増したというだけでは空気銃での結果には結びつかなかったろう。例えばジェット弾をPCPで使えば結果は出ないし、FXとかバラクーダをシャープで使えば結果が出るという訳だ。
ただ5㎜は弾の選択が少なく、特に高精度な射的用の弾は無い。一応フィールドターゲットと言う高精度弾はあるが、細かい口径のバリエーションは日本にはあんまり入ってないようだ(4.5と5.5だと0.01㎜違いのがある)。でもジェット弾に比べれば精度というか均質性が1桁ぐらい上なので、ちゃんと照準が合えば同じ場所に当たる精度はあるみたい。重量は軽いので11グレイン、重いのでも14グレインぐらい。シャープをノーマルレバーの限度である8回ポンプで使うと正常なら多分17FP程度は出るようなので、そうすると11グレインの軽量弾を使うのが良いとショップは言っている。これでヘッドショットを狙うか、ホローポイントで胴体を撃つ事にして14グレインぐらいのを使うか、である。あるブログで、ブランドは明かにされていないが、ある種の弾はヘッドショットしても落とせない事が報告されているので、マッチ弾のように空気特性が良いペレットは頭蓋骨のような避弾経始に優れた形だと一瞬脳震盪はしてもクリーンキルしないという事も考えられる。逆にホローポインも精度は高いので空気抵抗の違いで遠距離は辛いが近距離で弾が散るという訳でもないみたい。50ヤードで30㎜のグルーピングなら胴体狙いなら充分じゃないかと。
理想としてはヘッドショットした時は貫通力があって、胴体に当たった時はマッシュルーム化してくれて、空気抵抗は少なくて精度が高いというのがある。実際軍用の弾には銃弾の後ろに鉄芯があり前半は軽金属で出来ていて、ソフトターゲットに当たると横弾になって銃創を大きくし、硬い物には鉄芯が刺さり、空気抵抗はカバーで高いという物もある(というか、ほとんどがそうなってきている)。散弾銃用のスラッグ弾でもホローポイントになっていて穴の部分にレジンのカバーがあって空気抵抗が小さいのもある。空気銃でも5.5や6.35などでは同様の構造のホローポイントもあるが5㎜では見つけられなかった。レジンのカバーは衝撃波がコーン状に広がるため、先端が先に長ければ長いほど良いようで、先に長いのは単発のシャープなら関係ないだろうが、短いマガジンだと入らないのもあるそうな。まあ、最悪自作したコーンを埋め込んでもいいだろうけど。あと、貫通力の無さは口径の違いもあるみたい。結局いつもの「高速小径弾VS低速重量弾」の話に戻るのだが、茎抵抗が小さいラウンドヘッドで、さらに口径が大きくてRが大きい弾は、どうも貫通力が小さいという話のようだ。5,5㎜の30FPと5㎜の18FPの人体ゼラチンの貫通力が後者の方が高かったという話も、ノックダウンパワーとは別の要素があるような感じ。実際には熱心なハンターさんの方が分かりやすい解説をしてくれたりするので、ショップで情報公開してくれればいいんだが(何しろ、そこから買う訳だし)。
一つ面白かったのは空気抵抗値について。あんななんでもないような弾だが、実は空気抵抗は結構違っていて、近距離射的でパンチ状に穴をあけるための軽量弾なんかは割と高く、寸胴のも高かった。重量弾は比較的高く、ホローポイントは抵抗自体はすごい高いという訳でもなかった。寸胴が高いのはいわゆるボトルシェイプの問題だと思う。ジェット戦闘機なんか音速突破直後のは寸胴で細長いですよね、Mig18とかF89とかF104とか。しかし途中の研究でコークボトルのような胴体を絞り込む形状の方が空気抵抗が減る事が分かって胴体がくびれた物が増えます。その後エリアルールとかいろんな絡みでそれだけではなくなった訳ですが・・・空気銃のペレットに関しては、まず少なくとも2点でライフリングに接してないと回転しないし軸がおかしくなるのが分かります。寸胴でも尻は多少広がってます。それは空気を受け止めるためという側面もあるでしょう。バドミントンのシャトルのような効果も考えられますが。
Posted at 2012/11/27 00:23:28 | |
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