2012年12月28日
・BT45が届いた。触ってみるとK155に比べればべったべた。BT45ってハイグリップだったっけ?と思うほど。いや、本当のハイグリップももちろん触った事あるけど、あれで走るの反則だよなぁ。白バイ隊員とか普通にK155とかK427とかであの走りをしている訳で、グリップしないタイヤを車体を寝かさずに走るというのも大事な事なんじゃないかとアナクロながら思ったりする。さて、BT45で一つヘンな事を発見した。それがプライ数。トレッドがナイロン3プライ、サイドがナイロン2プライって書いてある。バイク乗らない人には分からないかも知れないが、BT45というのはバイアスタイヤです。何がおかしいのか?
・バイヤスタイヤというのはビートの部分で折り曲げたカーカスでタイヤの骨格を編み上げてあります。簡単に言えばトレッドとサイドに構造的な違いが無い訳ですね。トレッドを固めればサイドも硬くなり、扁平率を上げるのにも向いてないので、今日のスポーツバイク(とくに重量車)では使われなくなってます。実際、ラジアルに乗るとバイアスに戻れなくなります。ラジアルは皆さん知っての通り、サイド部分はラジアル方向のカーカスで出来ていて、トレッド方向はベルトが巻かれています。これも0度スチールベルトとかあるけど、多くの物は完全にカーカスと直交ではなくて、少しは斜めになっているのが多いですね。多分トレッド面でも左右方向に踏ん張りが欲しいのだと思います。
・今日プライ数表示は必ずしも物理的なプライではなく、強度的な意味でそのプライ相当という事ではあるんですが、なんでバイアスタイヤのBT45がラジアルのようにトレッドとサイドで強度が違うという表記になっているか気になる訳ですよ。うーん、ブリジストンさんに聞いてみようかな?
・バイクは取りあえずブレーキ回りは最低限の整備をして、ラジエターをダンボールで塞いで走ってきました。が、雪が降り出してしまったのでブレーキはそれほど何度も使えなかったのですが、制動力自体は大きく上がりコントロール性も上がったのですが、レバーに明確にキックバックが入るようになってしまいました。それだけインフォメーションが増した訳で、以前より強くブレーキしても怖くはないんですが、もちろん正常でもありません。ただローターの歪みは見た感じありませんし、ディスクの厚さが変化してなければそんな強いキックバックがあるとも思えません。まだアタリがちゃんと出てませんので、摩擦力の変化で振動が起きている可能性もありますし、ハブベアリングが5万キロっちゃそろそろガタが来てタイヤそのものが踊っている可能性もあります。
Posted at 2012/12/28 18:40:59 | |
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