2012年12月29日
・修理のメリットは、部品交換によって性能が変化する事を体感出来る事だと思う。要は楽しい。空気銃でも同じなんだろうけど、シャープのエースハンターのチューンメニューを見ていると「あれもやりたい、これもやりたい」と思いつつ、合計金額を調べるとPCPの中古が買えそうな値段になる。んでPCPの中古買ってもOHするとまた新銃並のお金がかかるんだけどね。その時々の最高性能の物に関しては整備は必須だろうけど、古くなるとどうなんかなーと思うこの頃。
・年末年始は買い物も込むし道路も渋滞して雪なんか降るとペーパードライバーが湧いてきて恐ろしいので引きこもってます。時々もの凄いノロノロ運転の車を見ますが、勝手な想像ですが、あれってタイヤをスタッドレスにしてないんじゃないかな?それで滑るのを警戒してあんなにゆっくり走っているのではないかと。景気が悪いからスタッドレスもロクに買えない人がいるような気がします。車見ると、どうもそんなボロボロのミラとかだからさぁ・・・それで事故でも起こしたら逆にもっと大変な事になるんだけど、と古いスタッドレスを引っ張って使っている私も偉そうには言えませんし、タイヤに依存しちゃうよりはマシなんですけどね。今日も色々な場所で安全を確認してわざと滑らせて体に雪道の感覚を覚えさせてましたが、やっぱり急な下りの道の日陰のアイスバーンなんかロックさせたら絶対止まりませんね。柔らかい雪ならむしろロックさせて雪を噛ませたり路面までひっかいた方が制御は楽ですが。
・BT45の構造について、あれから調べてやっと分かった。バイアスベルティッドタイヤ、あるいはセミラジアルという物のようだ。おさらいでバイアスというのはカーカスが斜めに走っていて、ラジアルはカーカスが回転方向に直交するタイプで、ラジアルはそれに加えてトレッド面に周方向にベルトと呼ばれる物を配置している。これはラジアルがトレッド剛性をサイドと独立して調整出来る必然をもたらしている。で、バイアスタイヤのカーカス配置だけれどトレッドにベルトを持つ物を「バイアスベルティッドタイヤ」とか「セミラジアル」と呼んでいるようだ。メリットや特性もほぼバイアスとラジアルの間だそうだ。BT45はバイアスと言われているけど、実際はセミラジアル構造だったのね。ただ、BT45にはバイアスベルティッドとかはサイドウォールに表記されたりはしていません。私の記憶が確かならダンロップのTT900GPもセミラジアル構造だったと思います。逆に他のタイヤが純バイアスなのかセミラジアルなのかは分かりませんでした。今度機会があれば調べてみます。
・ところでバイアスタイヤのメリットって安い事で、それはベルトの配置の手間がないからだと聞きました。ラジアルで同じサイズのタイヤがないのでアレですが、BT45はベーシックなタイヤであり特に高くもない(IRCあたりに比べると高いけど、車で感じるほどのブランド料はかかってない)ですから、逆にラジアルがそんな高いのもおかしいような感じですね。逆に言うなら「そんなラジアルが優れているんなら、低い扁平率のタイヤもラジアル化すりゃいいんじゃね?」って思いますよね。こっからは想像ですが、純粋なラジアルのカーカス構造でサイドが高い低扁平率タイヤを作っても、あんまりメリットが無かったのではないか?と想像します。元からハイトがあるタイヤではサイドのダンピングは充分にありますし、むしろ剛性を上げないと腰砕けになる危険があるでしょう。サイドスリップにしてもトレッドのグリップがそれほど稼げない細いタイヤで、むしろキャンバースラストが強いですし、この2つは相補関係にあるのでキャンバースラストもサイドスリップも高いって事が出来ずらかったのかな?と。むしろBT45のセミラジアル構造はトレッド剛性を上げてRを大きくし、ロングライフ性能を狙ったような気もします。
Posted at 2012/12/29 20:59:17 | |
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