2013年02月24日
・今日は工事の車もないので、某駐車場でVT250Fのタイヤのエア圧セッティングを探ってみた。と、その前に交換したリアタイヤのエア圧をチェックすると、2.25kgにしていたはずが、2.1kgぐらいに下がってました。やっぱりエア圧下がるんだナーと思って前輪を調べると2.5kg。あれ?前後2,25にしたつもりだったんだけど、ゲージが狂ってるのか(古いのを取り出したので)、温度で上がったのか。ま、後々ゲージのガタが気になったので、多分ゲージがおかしいのでしょう。実質はもっと下がっていると思います。
・エア圧セッティングの基本は極端な方向から反対の極端に振ってみる事です。てか、現場にエアポンプ持っていくのが面倒なので、まず高く入れて落としていくって手ですね。なので、リアは2.7kgまで入れておきました。フロントはまた後でやろうと思ったので2,5で行ったのですが、後で悩んだのは実はフロントでした。
・フロント2.5kg、リア2.7kgの感覚はともかくシャープでリアがガチガチと突き上げる感じがあります。ちょっとリアが入り込んでくれなくて、立ちが強くて、アクセルオンで大きく膨らみます。まあ乗り始めなので対応して乗ってないというのも含んでね。また冷えている時にバンクさせるとちょっと危ない動きをします。巻き込むというか倒れ込む。逆にそこで浅いバンクでアクセルあけると適度に曲がる感じはあります。
・次フロント2.5kg、リア2.5kg。これは今回のベストでした。というか、次からフロントいじって、それが悪かったので、セッティングの出し方を失敗したのですが、ともかくニュートラルに曲がるしリアのトラクションステアが絶妙で、力を抜いてリラックスした状態でリアを軸に曲がる感覚があります。ま、良かった場合って、あんまりピンと来ないというか、自然と言う感じですかね。ただリアのグリップ感がかなり上がりました。え?タイヤってこんな信頼していいの?ってぐらいグリグリとグリップします。いやー、バイクでこんなタイヤが信頼出来るのは初めてだわ。
・次、フロント2.3kg、リア2.5kg 相対的にフロントのグリップが弱く感じられるので、フロントをほんの少し減らしてみました。うーん、なんかステアリングの切れるスピードが遅くなって、座りがちょっと良くなったけど、逆に剛性が足りなくなって立ち上がりでフルロックなのにはらむような感じがありますね。特にフロントから荷重が抜ける上がり坂側からの8の字で、フロントが振られる。
・フロント2.3kg、リア2.2kg じゃあ、バランス取ってリアを抜いたらどうなるのか?というのがこのセッティング。VTでの感じとしてフロントの2倍ぐらいいじるとリアのエア圧が同じぐらいハンドリングに影響する感じがあります。ここらへんになると、リアのグリップ感は絶大というか、ガムテープがベトベトと粘るような感じなんですが、バンクモーションが遅くてキャンバースラストも弱く、寝かせるだけなら楽なんですが曲がる感じはかなりスポイルされてます。フロントとのバランスも解決せず、フロントはへんな具合のまま。どう考えても指定数気圧付近でこりゃおかしいので、ゲージの異常を疑います。そろそろ口がねの具合も悪くてエアも漏れるし。
・それじゃフロントを2kgまで落として見ました。2.3kgの時もそうだったのですが、フロントのセルフステアがかなり曖昧になります。バイクのステアリングってバンク角や速度や荷重によって自在に動いてバランスする能力があるのですが、フルロック運転しているとロックから外れてしまう事もあります。それがエア圧を下げるとフルロックは非常に簡単になり、一度そこに落ち着くとビタッとストッパーに当たったままなので、フルロック旋回は出来ている事にはなるんですが、まるで曲がりませんし、車体前半がリアの動きに反応しておらず、アクセルオンでフロントがちゃんと直立に向かいません。ピボットあたりで両方の力がちぐはぐにぶつかっている感じで、昔GSXでフロントが滑ったのを思い出します。無理矢理このままリアに駆動力かけると、フロントが唐突に浮いて切れ込んでおっかない思いをします。
・リアも2kgまで落として見ました。さすがに最初8の字を回るとおっかなくてしょうがないですね。リアからのインフォーメーションが消えて、こんにゃくの上に座っているような頼りなさがあります。まあ、フルロックがしやすいと上で書いたように、このセッティングでも荷重を見込みで内側にかけて回ればそれなりに走れてしまうようになりますが、車体との対話がない駄馬乗りみたいな感じです。
・そんな訳で私のVTの現状としては、フロントリア2.5kg付近が良さそうです。とくにフロントのシビアさは意外でした。勝手な想像ですが、16インチはタイヤハイトがあるので、こういう結果になったのではないかとも思います。17インチだとここまでシビアじゃなかった。このセッティングだと絶大なグリップとほどほどにリニアな反応が得られます。もっとも、この8の字は6mぐらいの小回り系なので、12mとかでもまた違うでしょう。エンジンの調子としてはスロットルのあけはじめのツキがやや唐突で多分全体的に濃いです。このエンジンとのバランスでもサスセット・エア圧セットは多少は変わってくるだろうと思いますので、まだまだ先は長いですね。リアはプリかけた方が良かったけど、伸びストロークが無くなるからフォーク突き出しで微調整でもしてみっかなー。
・あと、整備前後での違いも実感しました。まあ、一番はタイヤでしょうけど、BT45でツーリングタイヤって悪い冗談ですね。多分8割方のライダーにとってはBT39より速く走れるんじゃないか?って思います。セミラジアル構造が効いているのか、エア圧による変化はBT39やGT501よりシビアな気はしますが、80扁平でそれほどスリップアングルは関係なさそうなのにリアが回り込むような挙動を見せます。またリアサスのOHも結構効いているんだろうなと思います。ちょっと馴染みが出てきたというか、リアが沈んで生き物の足のように踏ん張っているのが感じられます。ちょっとびっくりなのは、今回の小回りでもフロントブレーキを使わないと結構厳しいぐらいスピードが乗ってしまってました。リアだけだと速度を殺しきれないのです。もちろんフルロックのリーンウィズという同じ条件なんですが・・・相対的にフロントはただのオイル交換だけでタイヤも賞味期限切れているので、弱いっちゃ弱いですね。
・畑仕事していたら、共産党のポスター貼りの人が来ました。私の借りている園は借りた時からポスターの掲示がされていて、きっと亡くなった地主さんが共産党員なのかと思ってました。でも、その代も亡くなったし、そこらへんどうなんか聞いたのですが、まあ活動実態がある個人の畑に貼っているというより、単に街頭掲示に便利だから許可もらったみたいな感じでした。そこで政治のよしなごとを話したのですが、共産党は哀しいぐらい真面目で前向きだなーと思いました。他の政党の議員の方とも合うのですが、彼らは国政に関してはどこか他人事というか問題が大きいほど無力感がある。あるいは言わない。一方共産党は地方レベルでも国政を考えちゃう。衆議院選挙で反民主で勝った事を勘違いしようとしている自民党が、参議院選挙前に本性を現せば、今度こそ国民は・・・と言っていましたが、前の週銀選挙の投票率を見れば分かる用に、国民は政治そのものに関心がなくなっています。それも支持母体がある大政党なんかに有利なんですが、それ以前に有権者の意識が低すぎるんですね。悪い意味で民主主義が民度を反映しだしている。もう、立て直すつもりも中央にはなくて、もう一度平民と貴族が分離した階級社会に戻ろうとしているんじゃないかと思います。自由民主主義をやったら、何故か封建社会になろうとしているというのは皮肉ですが、人間は自ら家畜化してきたからなぁ。
Posted at 2013/02/24 23:01:13 | |
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