2013年06月04日
・以前山羊を家畜診療所で見て貰った時、緊急のカンフル剤としてアリナミンが処方されたのね。まあ、アリナミンを買って飲ませてねって程度の話しなんだけど、使用量の制限が一日一本で2回か、良くて3回までと言われた。欲しいのはビタミンAなんだけど、それほど飲ませられないのは、栄養ドリンクに含まれる糖分が多すぎるからなんだそうな。小ヤギだとアリナミン一本でも糖が危ない値になるそうだし、人間も栄養ドリンクは1本飲むのはいいんだけど、すぐに糖依存になって、毎日飲んでないと切れた時に辛くなるから、ほんと一発しか使えないと言っていた。ちゃんとした家畜の医者の言うことなので本当だろうと思う。私も農繁期には栄養ドリンクに頼った年もあったが、あれって一回目はきくけど、二回三回と飲む内、増量しないと効かなくなってくる。
・さて、バイク乗ってると最近よく目にするのがモンスターエナジーだ。色がカワサキに似ているからか、どっかのスポンサーでもしているのか、モンエナのウェアやステッカー貼ったカウルなど動画で良く見る。先日コンビニに行ったらレッドブルとかと並んで売られていたが、成分見て絶句。これ、砂糖液じゃん・・・・栄養ドリンクの成分で増量ってだけでも「副作用こええな」って感じなのに、ビタミン類抜いて砂糖だけ残っている感じで、最初話しのネタに買おうかと思っていたけどそっと棚に戻した。そういえばアメリカだとモンエナの過剰摂取で子供が死んだりして問題になった気がするけど、そりゃそうだわ。もちろんモンエナだけが悪い訳じゃなくて、コカコーラとかだって似たような物だし、健康被害も報告されている。ただ、この手の問題で気になるのは一見すると痩せている人が結構飲んでいる事かな。私のようなデブは、消化吸収出来ちゃうので、あんまり変な組成のはきつくなる。偏食っちゃ偏食なんだろうけど、その度合いに上限があるというか、それを越えると病的なデブになる。でも、痩せている人がこの手の飲んでいるイメージがあって、おそらく排出しちゃうのが多いから平気なんだろうけど、脂肪と違って砂糖は吸収されやすいので、軽い分ずっと被害がおおきいのではないかと思う。
・話しかわって三菱の軽商用車撤退とミニキャブトラックミーブの話し。もうね、三菱は社内が極めてアホな状況にあると思うの。だってミーブを出すタイミングが商用撤退とかなんなの?日産との合弁会社じゃなくてスズキのOEMをするって話しだから、純粋にやめるのにミーブを出す・・・なんか「トラックベースで開発していたけど、度重なる不祥事で商用販売チャンネルが枯渇したので、開発分は売り逃げするけど、あとは知らない」って事ですね、分かります。それにトラックを出す意味もスペック的に非常に不可解なんだよね。長尺物を積めるってのはまあメリットとして無い訳じゃないけど、2WDの軽トラなんて知らない人しか買わないだろ。コンバートEVの発売にこんな時間掛かるのもアレだが(多分バッテリーの問題でユアサから東芝に乗り換えるのに時間がかかったと思うが)。前にも書いたかも知れないが、三菱という会社組織は腐敗しているので、自動車業界から追い出されるのも時間の問題だとは思う。でも、メーカーが減るって事は、決してユーザーにとって望ましい事ではない。どんなゲスなメーカーでも、買わないでも、そこにあるって事が重要なのだ(酷い言い方だが)。
・ま、他にも出入りの掲示板で昨今の自動車がちょっとおかしい方向に囲い込みがなされていて、パーツのID認証の回数制限とかになってきているという話しを読んだ。他にもパーツがアッセンでしか出ないとか、いらんものがセットとかいう話しもある。ただ、これらはあんまり悲観していない。こういう事をするメーカーの車はいずれ支持を失い買われなくなるからだ。今、そういう事が進んでいるのは、日本のメーカーがサプライヤーと申し合わせて一律でそういう事をやっているからだが、いずれ国外のメーカーがそういうメーカーを淘汰するような形で参入するかと思えば、好きなだけやればいいんじゃないかと思う。
・湾岸ミッドナイトの11巻を読んでいたら、二つ気になる話しがあった。白いカレラ2が教えてくれるように走っていたという話し。これ、相手がタカだと簡単に書いてしまい、ちょっと安直に感じたのだが、この元々の話しは多分西風さんのGTロマンだかの白いカレラRSの話しだろうと思う。確かアレもマスターのGTR(箱スカの頃の)が追いつけなくて、ずっと後でユーザーがお客で来るとかそんな話しだったと思うが、GTロマンではあっさり自分から話し、湾岸MNでは黙っているという構図が面白い。で、さらに大元にこの話しの下敷きになった話しがあったはずだが、ちょっと資料が見つからない。でも、峠を走っていると、教えるように走ってくれる先達がおり、さらに自分が教えるように走る事があり、一種の共通幻想みたいな物かも知れない。もう一つは日産ファンやユーザーには面白くない言い方だろうから先に断っておく、日産ファンは読まないでくれと。それは「中国マーケットで一番売れているのは日産」「35GTRをイメージリーダーにして中国でマーチを売りさばいている」って話し。一言で言うなら、幼稚なマーケット相手の商売を輸出している日産への怒りだ。や、元々日産はある時期を境に好きなメーカーから嫌いなメーカーになったのだけれど、楠みちはるさんも日産をメーカーとして好きではないのだろうな、とは思う。すごい車は作る、でもそれは客寄せパンダで、一応食えるけどメーカーとしては終わっている。他の部分でも「他のメーカーがハイブリッドやEVを作って次世代エコカーを作っている間に日産は古くさいGTRを改良してたんだから、考えるよねえ」みたいな事を黒木さんだかに言わせている。コンサバな技術を突き詰める事は悪くない。私はまだ信じてないが、マツダのスカイアクティブとか、もっとシンプルにダイハツのイースとかでハイブリッド以上の燃費を出す、それはそれでいい。でも日産のマーチってそういうの全く無いのに、後ろから見るとロゴマークがトヨタのハイブリッドマークのモロパクリで、コンプレックスを向きだしなんだよね。つまり、今の自動車メーカーは量産マシンに最新技術を投入してエコを追求して、フラッグシップはそこそこというのが、社会的に正しい姿になっている訳。ところが日産はフラッグシップに開発資源を投じて、古くさい物をガワだけかえて売っている(というか、ノートやティーダは作りは悪くないと思うけど、マーチの足回り設定とかはK12の頃ひどくてびっくりした。K11は良かったのに)。これが許されるのは、弱小メーカーで、私も日産の国内の地位は分かるので、まあ最後のあがきとして許容していた。でも中国で一番売っていると聞くと「ナヌ!」と思ってしまう。例えばその半分をもっとマシな車にするだけで、大気汚染とか環境汚染がどんだけ少なくなるのかと・・・皮肉だが、この構図は元とたどればZ(S30)が出た頃と真逆かも知れない。トヨタがGT2000で本気でスーパーカーを作り、S800はそれと全く違うマシンにしていた頃、日産はグロリアとか普通の車の内臓を詰んだカッコだけのS30でアメリカ市場を席巻した。そのS30にも432Zとかでイメージアップをやったり姑息な事したんだけど、要は大衆マシンと本当のフラッグシップは断絶があった訳だ。例えば日本でも1980年代までは「F1を戦っているホンダのエンジンだからすごいに違いない」ってのが、割と真面目に語られていた(そして実際ホンダのエンジンは良かったんだけど)。でも今は市販車の格好のままのWRCでさえ「レースカーと市販車は別物で、三菱がWRCで勝とうが市販のランエボはどうせ別」という認識になっている。そりゃWRCはクラスによっては改造制限とかあるだろうけど、そもそもレースフィールドからのフィードバックとかフラッグシップ直伝の技術は言うに及ばず、そもそも街乗りはエコカーで充分ってなってるでしょ?でも中国は多分今はまだそこに行ってなくて、車がステータスシンボルで、そういう伝説が欲しい訳さね。まあ、私ごときの独りよがりな意見なので、マーチオーナーさんとか日産ファンを貶める意図はないけど、そう思ったなら全責任はカルロスゴーン・・・じゃなんくて私にあります。ほんと、ゴーンも日産を外部から魔改造だか無理矢理業績アップさせたらしいけど、なんか今の日産はそういう広告塔すらいないよな。
・昼間はどうしてもバイク禁断症状が酷くなったので、VT引っ張り出してちょこっと練習。今やってる畑は割とビーナスラインに行くバイクが通るので、気持ちよさそうに走られると我慢できん。反面、今は違った意味でVTには乗りたくないってのもある。とりあえず動くようにはなっていて、多分9割の人はアレで満足だろうけど、足回り全バラなどやってないので、まだバイクに癖みたいなのがあるはずで、折角GSXの癖が抜け落ちて上達のチャンスなのに、また変な癖を付けたくないってのがある。もちろん未整備部分をそのまま乗って酷く壊したくないってのもある。なので、今回はブレーキを強く掛けるような動きはせず、バランス系を色々やってみた。8の字GP公式の12.5m間隔のパイロンで小回り系8の字に、右手のみの片手、左手のみの片手、スタンディング、スタンディングの右手のみ、両手離しもちょこっとやってみて、回転も入れた。
分かった事は「VT乗りやすい!」って事で、もう何の不安もなくそこらへんのバランス系が出来る。最初、VTは自律安定性が高い、上反角の強い翼の飛行機のような物なんかと思ったけれど、半分当たっていて半分違う。確かにVTは充分な自律安定性はあるけれど、動きそのものは軽快で、バンク中にいらんことすれば、ちゃんといらん事が起こる。定常円なんかでブレーキばたばたやったら、震えてびっくりした。ただ、入力に対してリニアに動きが出るのだ。ある一定以上から急激に特性が変わるとか、反応が過敏だったりダルだったりという事がない・・・と言いたいが、キャブセッティングはまだちょっとだけギクシャクはする。でも、操作に素直に動くって事がこんなに楽で限界に踏み込む(ライダーのね)助けになるのかと思った。
定常円なんかGSXの頃はフルロックで回り続けるのは出来なかった。三回転ぐらいすると、円が崩れていて非常に疲れて目が回るので、あんなの練習にならないと思っていたが、VTだとフルロックで半径2.5mで回り続けても全然平気、さすがに水平に戻ると目が回っているけど。
いくつか問題点としては、ニーグリップでズボンだと滑るので、革パンじゃない時はタンクに滑り止めが欲しい。またシートはこれでいいのか考える必要がありそう。スタンディングで乗ってみると、シートからのインフォメーションや荷重の重要性が分かるのだけれど、一方でVTのシートはさすがにへたっていて入力インターフェイスとしてくたびれている。課題としては、前後の重量バランスの変化で動きがかなり変わるので、傾斜やブレーキの残し具合で期待する動きと荷重のかけ方を身につけないといけないかな。
Posted at 2013/06/04 21:20:41 | |
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