2013年06月13日
・今朝は雨なので、久々に二度寝、なんか疲れがどっと出た感じでよく寝られた。
・あとは廃プラ捨てたり、デラの誘引をやったり、山羊の世話したり。最後に農協で打ち合わせがあるので、時間調整でスチューベンの房づくりでもするかと園に向かったら、その近くにある秘密のガレージがあいて貴重なバイクが見られるのでお邪魔して、コーヒーご馳走になって貴重な話しを聞かせて貰った。AR80のエンジンをAR50に乗せたが遅かったとか、KRのキャブの不具合とか。直していたのはWWのγ500で、タイヤ以外は新車並にパーツ交換とかカウル交換(リビルトがあるそうな)をしてあった。NS400Rもあって、あとはRZV500で2ストビッグバイクという狂気の時代の産物が集まるそうな。いくつか面白かった話しをチョイス
「KR250はキャブベンチュリーが問題」
KR250はロータリーバルブでエアクリが横に付くのだが、行きつけのバイク屋も昔レースで使っていたが、サイドにつくのでエアクリレスにすると非常にセッティングにシビアになって困ると話していた(走行風でセッティングが狂う。最終的にはラムエアもどきを自作していたそうな。もちろんFAIとかラムが出始める前)。で、その原因の一つにキャブのベンチュリー形状の不具合があったらしく、対策部品に途中で変わっているそうな・
「KDX200のピストン」
2ストの排気デバイスはYPVSやRCバルブなどがあるが、AETCとKIPSは特許を避けたため設計に不具合があり、どっちも自爆装置。で、KIPSもシャフトが折れてバルブがピストンにはさまる不具合が頻発する。ピストンにあたるとピストンがダメになるので、壊すたびにパーツを注文したのだが、5個ぐらい交換してピストンを並べると全部違っていたそうな。
「ZX9Rのヘッド折れ」
ZX9Rが出てすぐに、ショップに菱形にぶっ壊れた9Rが持ち込まれた。どうなったのかと思って見たら、メインチューブとヘッドパーツとの接合がたった4点の点付けだった。表面はビートが出ているが、全然溶接されておらず、多分ヘッドがもげたのだろうとの事。
「カワサキのバイクその1」
阪神大震災の後、カワサキにGPZのタンクを頼んだら、箱の中でべっこり凹んだのが出てきた。明石あたりの倉庫から検品もせずに出てきたらしい。
「カワサキのバイクその2」
北海道のホンダ店に行った時の話し。店主が言うには「うちはホンダ店なのに、若いのはカワサキの修理ばっかり覚えてこまる」との事。つまり、北海道ツーリングにある程度整備して持ち込んでも壊れるのはカワサキばっかりという。
「カワサキのバイクその3」
カワサキのバイクは製造時期でクオリティーが違うので、選んで買わないといけない。春に作られたカワサキは買うな、新人が作るから。秋に作られたカワサキは買うな、工員はお腹が減って飯の事ばかり考えて作っているから。夏に作られたカワサキは買うな、暑くてだれて作ってるから。冬に作ったカワサキは買うな、寒くてかじかんで作っているから。え、じゃあ、いつ作られたカワサキならいいんでしょうか・・・
他にもネタはあるんだけど、カワサキネタ多め。でも、カワサキが嫌いって訳ではないよね、嫌いだったら乗ってないだろうし。他にもヤマハのRZVがバンクで吸気方式が違うとか、DR125がクソだったとか、まあ分かっている人には面白い話しでした。あと零戦のタイヤとかもあったよ。よくあんなので1.7tのを200kmから止めたとも思うけど、時代を考えるとかなり頑張った作りだと思った。
Posted at 2013/06/13 21:52:12 | |
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