2013年07月06日
・今日は朝から雨でダラダラしていたらバイク屋から電話で、先日教えたアリートのオイルシールで合う規格のが分からないという話しだったので、ネットで検索。フォークのオイルシールって規格品らしいので、汎用的にサイズが揃っているアリートは性能も高くて安くていいので進めたのだが、おじさんがレストアしているのはボブキャットという太古のバイクなのだ。これ、カワサキのトレールトライアルで2スト125ccで形式はF6Bだったかな。なんかF6Fヘルキャットみたいだな。今の正立フォークはオイルシールはアウターチューブに打ち込んであり、サークリップで留めてあるのだが、ボブキャットのはシールホルダーがねじ込み式であり、オイルシールはそこに圧入するだけ。抜けないようにシールの中の金属が剥きだしでホルダーにがっちりはまる。そして幅がかなり広くて勘合幅を稼いでいる。どうも昔はこのタイプの物もいくつかあったようで、現在も汎用パーツとして製造はされているようだが、国内では流通してないので入手がかなり面倒。内径30㎜(フォーク径)外径40.5㎜、幅10.5㎜なんだけど、ご存じの方いたらよろしく。
・バイク屋に行ったときについでにVTの自賠責を2年延長した。ふう、他の税金も払ったし、もうギリギリだな。先日の地元のバイク屋の事故の話しをしたら「知ってるよ、事故直後の車も見たよ」との事。似た業界なので裏話も教えて貰ったのだが、どうも業界の会合が市内であったのだが、本人は必死こいて隣接する市に向かって走っていて、四車線道路の中央分離帯の切れ目の部分の障壁に突っ込んで車が吹っ飛んで、おじさんが見た時は救急搬送は終わっていたが水蒸気は上がっていたそうな。中央分離帯なら水タンクなかったの?と聞いたら、その切れ目の部分に高速でぶつかっていて、まずまともな運転でぶつかるような所じゃないし、無かったんだそうな。ちょっと前に脳溢血かなんかで倒れて頭がおかしくなっていて、会議に急ぐという意識だけで運転してたんじゃないかの事。これでバイク屋が意味不明な看板の更新をしたのも、おそらく脳障害で何をやりたいのか分からなくなっちゃってたんだろうと分かった。でも、今、世間の個人の輪店はそんなんばっかだよなぁ。おじさんは県内初のある交通関係の表彰を受けていたが、やっぱりお客は居なかった(笑)。
・巨峰は房作りを進めている。結構スカシバが入っているのがある。サムコルは使いたくないからなぁー。一方パダンSGは品切れだった。劇薬指定だそうな。あとは組織の関係の連絡とか色々面倒な事。もうね、人間面倒ですよ、渋川氏。でも、立場が上だろうが下だろうが、人の意見をしっかり聞いて、その人の道理と、背後の心理を聞いて、自分のお世話になっている人の事を考えると、やんなきゃならない事は色々あんのよ。
・昼間暑くてお向かいのガススタでお茶して涼んでいる。と同時に、このガススタは地域の農協系列なので、そこの振興に少しでも役立てればという考えもある。地元だと別にお茶ぐらい家に帰ればタダなんだけど、新聞読んで100円でお茶を買えば、軽く80円ぐらいの利益になっているだろう。80円をガソリンの販売価格で稼ごうと思うと、大体だけど16リッター分ぐらい。ガソリンの粗利は5円とかそんな物らしい。とくに元売り系列店は、高い仕入れ価格の正規物を扱っているので高いという話しはよく聞く。普通の小売りは粗利が2~7割ぐらいはあるんだけど、ガソリンはほとんどインフラに近い特殊な販売価格な訳だ。特に業転玉と呼ばれる無印の安いガソリンの仕入れはこれまで系列店だと出来なくて不条理だったそうな。
・ガソリンは精油所から配送される訳だが、精油所では原油からいろんな油種を生産しているので在庫バランスが悪くなったり、タンクの底の方で多少品質的に不利だったり、あるいは配送先でタンクに入らなかった分などが安く出回る。大体リッター6円ほど安いらしい。しかし系列店では業転玉を入れるとペナルティーが科せられるため、そういうのはフランチャイズとか系列外に流れていて不条理だった。元売りが出しているのに何故その系列には売らさないのか?もちろん、そういう半端物がメインで出回るのは元売りは困るのだけれど、上で書いたように粗利5円で仕入れ6円違うってのはかなり苦しい。昔のように系列が繁盛していればいいけど、今はガススタは淘汰の時代に入り、給油難民が出るような事態も発生しているので、国が是正勧告を遅まきながら出して業転玉の系列販売が許可されたらしい。とは言え、次ぎはタンクの防錆処理が待っているので平成28年が大きな山場。
・そして、それ以外の経営合理化と言えば人件費で、農協ガススタは正社員経営なので、人件費がとても掛かるのだそうな。給料が高い訳じゃなくても正社員は保険とか労災とかあるからね。なので、バイトやパートの人を入れて安くする努力もしているが、ガススタは来客が不定期なのであんまり減らすと利便性を損なう問題が出てくる。根本的には燃費がいい車が増え、ガソリンを無駄に消費する人達が減っているという構造的な変化もある。ただ、職員給与を下げるというのは、ガススタが残って地域でまっとうに暮らせる人を減らしてしまうという意味では良い解決策とは言いかねるし、構造変化はしょうがないだろう。どうすればガススタが生き残れるのか、あるいは生き残るべきなのかという事なのだ。
・一つは最低限の囲い込みで、セルフに流れる客の何割か(私もそのうちの一人)がリッター2円高いのを地域のためと思って来るケース。あと言うまでもないが接客マナーの向上で、ここを利用するようになったのは、職員入れ替えの影響が結構ある。以前の状態だとあんまり入りたくなかったのが正直な所だ。あと良く言われるのはガススタの利益はガソリン以外のサービスで上がるというのがあるのだが、タイヤやワイパー、バッテリーなどの用品は価格的にネットや用品店の方が安くて勝負になってない。もちろん車そのものもそうだ(あんまり知られてないけど、ガススタによっては車を売ってる事もある)。洗車などサービスが利率が一番高く余剰労働力の有効活用になるのだけれど、小規模店だと洗車用具がむしろ邪魔しているような気配も。他に車と全く関係ない商品の販売を手がける所もあるけれど、そういう複合経営(多角経営)を目指すなら、それこそなんでも良くなってしまう。逆にスーパーがガススタ経営している事もあるぐらいだ。
Posted at 2013/07/06 21:23:48 | |
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