2013年11月25日
・ミクシーにあげたのコピペ
・行って参りました。疲れた、こんなにも人がいるとは思わなかったよ。各務原インターなんか降りるも乗るも渋滞だし、バイクがかなり居てびっくりしました。ライダーは航空機、わけても戦闘機大好きだからなぁ。とは言えトップガンみたいに並走は出来ませんけどね。岐阜は温暖だなぁ。
一番の見せ場はブルーインパルスの曲芸飛行で、彼らは大震災でホームグラウンドである松島基地が壊滅してたそうですが、なんとか復興してきてパフォーマンスも再開できたというアナウンスがありました。T4で華麗な編隊飛行やスモークを使ったお絵かきなどが見られます。かなり低空を通過してくれるし、目の前ですれ違い交差とか見ると迫力です。天候にも恵まれましたが、太陽を背負っていたのでみるのにキツイあんぐるも多数。それだけ太陽に入るってのが有効な戦術なんだなぁとは思いましたが。ただ、T4は中等練習機で大雑把に言えばすべての性能が戦闘機の1/2ぐらいです。分かりやすく言えばF15Jをリッターバイクとするなら、F2がナナハン、T4がニーハンぐらいなんですね。別にだからT4の曲芸の見応えがないはずはありませんが、迫力はF15が圧巻でした。本当に飛行機ってハイマニューバーやると雲引くんだ・・・・ってのを生で見れましたし、マッハ2級は腹に響く音が違うなぁってミッキーみたいな事を実感します。
・岐阜の各務原の基地は防衛用の基地と言うより開発実験の要素が強く、隣に川崎の工場もありますし、飛行開発実験団が置かれています。今の大きな開発物はXC−2輸送機で、川崎のC1(ハーキュリーズじゃない方)の後継ですね。先日みんからではC1ベースのUSBーSTOL機の飛鳥がここにあると書きましたが、各務原航空博物館はすぐ目と鼻の先でした。T2CCVも展示されてますし、T2CCVはF16のFBWのソースコード非開示問題でF2に使われた事がちらっと展時パネルでも書いてあるので、F2の開発にも関わっていたとは言えます。あとT4も実験団が飛ばしてますね。T4のエンジンは書いたように亜音速レベルですが、90年代に改修モデルが出てアフターバーナーを装備した超音速レベルになっていて、現在どこかで作っている心神というステルス機はこいつで飛ばす予定だそうです。心神はサイズからちょうとT4あたりと重なる非武装飛行モデルなのが分かっているので、あるいは先に練習機として採用されるかもね。
・残念だったのは、航空自衛隊の基地の中は完全に非公開なので、PXみたいな物もなく、売店は出店形式だった事。そこここでテントで出店があるのですが、あんまり関係ない食べ物関係(しかも高い)か、自衛隊グッズ関係ではあるが非公式で割高ってのが多かった。とは言え、いろんな発見があって、航空実験開発隊のエンブレムもあったのですが(このマークは基地の看板なんかにも書かれています)、他の飛行隊のマークに比べると味も素っ気もないんですね。サークルにペケが入っているだけのような物で。ただ「あ、これアレに似ているなぁ」と思って調べると、やっぱりでした。AEのロゴです。AEというよと最近はロゴはAEをV字に配置したロゴと呼べないようなのが主流なんですが、F91やニューの頃だと思うのですが、AEをサークルの中に書き込んだマークもありました。多分ですが、サナリィのようなAEお抱えの実験団に使われているんだろうと思いますが、これは結構実験団を意識したっぽくあります。まあ、売店ではカレンダーとか買いましたが。
・基地は滑走路があるので当たり前ですが、メチャクチャ広いです。駅側の入り口からはコントロールタワーに近いのですが、南ゲート側(車入り口)からは4キロぐらいあるんじゃないかな?何しろシャトルバスが運行していたぐらいですから。そこも人でごったがえしていて、通路は全部人が途切れることなく並んでいるぐらいですし、コントロールタワー前は格納庫全部が人で満杯。トイレ行列が200mとか恐ろしい人出です。正直飛行を見るだけだったら基地に入らなくても、あるいは南口あたりでも見られるので、北まで行くとしたらブルーインパルスの駐機前でかぶりつきで見るぐらいでしょうか。アナウンスはBGMがうるさくて何言ってるかあんまり聞こえないし。
・先に書いたF15の話しは飛実団の展示飛行で、二回行われました。航空自衛隊にある主力機を全部飛ばすような企画で、F15,F2,F4,UH60,C1,C130,U125、T4らへんが飛びます。異種編隊飛行など特性が違う機体でブルーインパルスのようにギリギリのダイヤモンド編隊を組む様はすごいですが、よく考えたらC1とF15が編隊組む意味ないような・・・ハイマニューバはF15が主にやってました。噂ではF2は低翼面荷重にして大型化&CFRP一枚翼にしたらGかけたら歪むとかなんとか。いや、まあ普通にやってましたけど。低い高度で8の字だの定常旋回だのやったり、離陸してからすぐにハイレートクライムとか旋回とかおいしいです。音はやっぱり双発でアフターバーナーついているF15とF4がうるさく、特にF4は空気抵抗が大きいからかJP79が古いからか、高音のつんざくような音がします。そして、どちらも音が遅れてくるので、音と違う場所を飛行機が飛んで行きます。
・他に気がついた事として、空自の迷彩服は陸自の2号迷彩ではなく、アーバン迷彩色のデジタルパターンというクールな物でした。基地入り口とかでは茶系のチョコチップっぽい迷彩ですが、地上勤務では迷彩ではないOD服の人もいたり、鉄帽もOD一色だったりと運用が割と自由。まあ、航空自衛隊は基地の外には行かないでしょうから、都市迷彩なんでしょうし、そもそも航空自衛隊の人は前線での地上戦闘を主任務にはしていないのでしょう。隊員を見ても陸自の人ってマッチョな感じの人が多いのですが、それよりはひょろいかな?もちろん一般人よりずっと鍛えているとは思いますけど。ブルーインパルスの搭乗員も一見すると小柄で細身なので女性か子供に見えますが、あれだけのGに耐えているんだからメチャクチャ強靱な肉体でしょうし。
・他に何故か陸自がちょっと来ていて、87式歩兵戦闘車、輸送トラック、偵察バイクを展示してました。偵察バイクのアクセルの謎について聞いたら「針金でアクセルグリップをグルグル巻きにして勝手に戻らないようにしている」とのお答えでした。ただ、展示車両はどうなってなかったので、あれをやるのは展示訓練の時だけなんかも知れません。実用性なんか無いしね。常設展示としてはT33,F86,F104,C46、T2らへんがあって、そういう退役機の芝生広場で寝転がって現役が飛んでいくのを見ると、ああ平和だなーと思ったりします。結局こんな沢山の人が見物に来られているのは平和だからだろうし。
・機械物ではエンジンが展示されていて、F15、F2,F4、XC2、T4のが見られます(T4のはコクピット体験コーナーだったので間近で見てない)。F2はF16ベースなので、てっきりF15と同じP&HのF100系を積んでいると思っていたのですが、F100一つだとリスクヘッジが出来ないという事で、C/D型からF16はF101とF100このコンパチ機になり、F2はC/D型のブロック40がベースなのでどっちかのエンジンが選べた訳ですね。F101が採用された背景には、そもそもF100にトラブルがあったという話しもあり、建前としてF101のダブルヘッダーだったので当然だったかも知れませんが(F16C/DではF101は86%が採用だけど、どのみちエンジンは消耗品だから複数用意するだろうし、コンパチなら積み替えも中整備で出来るだろうし)、F15JですでにF100の運用実績やデーター公開があった日本からすると、FSX問題でF101は技術開示制限に引っかかっており、「ほんじゃあF100でFSX作るわ」ってなってもおかしくなかったような。F2ボディーだって書いたようにアビオニクスとかFBWとかは国産やし、ボディーも魔改造してるし、それで技術は米国に流れているとかアホすぎる。そうそう、そのエンジンですが、気になっていたのはネジとかボルトとかどんなの使っているのかな?って事でしたが、F101はボルトらしき物が完全に見た事ない物でした。あれ、なんなんだろ?目が悪いのでよく分からないけど、全周ローレット?あそこにあうソケットがあるのか?って感じ。ただ、J79より配管がすっきりしている感じ。
・他には救助訓練とPAC3展示があったかな。パイロットが脱出して敵地なり僻地に落とされたという想定で、U125でおおまかに発見調査して、C1だかC130から救助員が空挺降下、応急措置をしてUH60が救助という流れです。この中の空挺降下がかなり高いところ(600mだっけか)からのダイビングで、高所恐怖症は想像しただけでもタマヒュンです。パラグライダーで見事に目標地点に降り立ってました。PAC3はほんといるだけだったのでよく分からず。知名度は高いようでした。割と受けていたのは軽トラもOD色で自衛隊仕様になっていて、U42TとU61Tは三菱でまだ分かりますが、HA1の頃のアクティーとかも居てギャラリーにうけてました。U42Tは自衛隊のもオイル上がってますね、なんじゃこりゃ。
Posted at 2013/11/25 15:54:07 | |
トラックバック(0) | 日記
2013年11月25日
・最近人の運転する乗り物で酔った事が多いので、どうすれば酔わないか書いておきます。旅行のドライバーするとか子供が酔いやすいとか言う人は一読してください、いや読め。よく「酔い止めの薬を飲め」とか「遠くを見ろ」とか、酔う人が対処すべきのような話しが多いけど、大概は酔わせやす人の運転がヘタなだけだから。ほんとヘタなの増えたなぁって思う。
酔わせない運転鉄則その1:「アクセルはペカペカ踏むな、あおるな」
加減速が安定しないというのは真っ直ぐな道でもかなり辛い物です。ドライバーの随意なので同乗者は予想出来ないし。で、思うのですが、最近のドライバーはアクセルペダルを一定に踏みっぱなしって事が出来てない。プロのバスドライバーでもペカペカやってます(高速ですら)。アクセル操作はペダルの踏み込み量で微調整して、極力一定の負荷で回すようにしましょう。デジタルにオンオフで調整すんな。また速度も多少の変化は見越して5kmぐらい上下してもいいんです、無理矢理100kmぴったりでクルーズする必要はない(将来的には上下差5kmぐらいに抑えるべきでしょうが)。
これが出来ない車もまああります。一つはエンジントルクがありすぎてギアがショートすぎる場合とか、ターボのブーストが中途半端にかかっちゃう場合。私はあんまり経験した事ないんだけど、そういう過渡領域が上手く処理出来てない車はありますけど、乗用旅客向きではないのでなんとも。
こういう運転するドライバーは、車間距離を詰める事にきゅうきゅうしすぎです。市街地である程度車間を詰める必要があるのは当然ですし、割り込みが酷い地域もあるでしょうけど、私は一般的に昨今の道路では車間を皆詰めすぎに感じます。車間詰めると最前列の車の挙動を次ぎの車が反応速度分遅れて追随する必要があるので、数台後になるとタイムラグを全部潰して動かなければならなくなります。とくに最近はプライバシーガラスが増えて前の前の車のブレーキランプとか見えないし。他の車から不快に思われない程度の車間距離はあけましょう。前方は数台先の車の動きを見て、前の車の動きに過剰に反応しないようにしましょう。手前の車があやしい動きしてたら追い抜くとか離れるべきです。
ギアは出来るだけ高いのを選んで、アクセルオフも丁寧に出来るだけ踏みっぱなしで走りましょう。もしセレクターがあるならECOとかに入れる。
酔わせない運転鉄則その2 「急ブレーキは最後の手段」
カックンブレーキを3,4回やったら誰でも酔います。よっぽどダンパー周りが良く無ければ減速は不快なだけです。上と関係しますが、そうならないように周囲に気を配り、カーブなどでの減速は直線部分で8割り終えておく事。ペースが上がらないのはしゃーない。ただ、減速が必要なケースではエンブレよりフットブレーキの方が調整は楽。
酔わせない運転鉄則その3 「ハンドルはゆっくり切る、ブレーキは踏まない」
カーブ中の最大Gが高いのは辛いのですが、これは速度と曲率によるので、ゆっくりでもいきなりハンドル切ればGがかかります。むしろ最大Gより細かくGが変動するのが辛い。理想はゆっくりGをかけ、Gメーターが一定の場所で曲がり終え、再びゆっくりGをニュートラルに戻す感じです。これは決して「同じ速度、同じハンドル角度で曲がり続ける」って事ではありません。同じアクセル開度で走り続けると負荷が軽ければ加速してGが減りますし、速度が上がると遠心力が増してGが増えます。理想としてはゆっくり進入して手前から少しづつ舵を切って行き、クリッピングポイントらへんからは舵はゆっくり戻します。アクセルはゆっくり当て続けて多少加速するぐらいで。Rがきつかったら前半で多少ブレーキ残してもいいかも知れないけど。
酔わせない運転鉄則その4 「自分のラインを持て」
ヘタな人に多いのはカーブや白線にそって走ろうという意識が高すぎる運転です。実際問題高速道路なんかはかなり正確にラインが引かれていて、普通になぞればGが少なくなるクロコソイド曲線(緩衝曲線とも)が多用されています。ただ、自然地形に対面通行もある形で設置されている道路だとそうも行きません。どうライン取りをすれば安全でGの変化が少ないかを瞬時に見取って自分で走りを組み立てる必要があります。と言っても難しい事では全然ないはずですけどね、普通の速度なんだし。基本テクニックとしては、複合Rでも一個のRに大まかにしてしまう事でしょうか。あとS字切り返しは最初のコーナーを捨てるのが鉄則です。両方を同じに走ろうと思わない方がいい。
酔わせない運転鉄則その5「空調に気を配れ」
運転じゃないじゃんって言われそうですが、酔いやすい原因の大きなウェイトを占めるのが空調です。ほら、酔いそうになったら窓をあけたり温度を下げたりするでしょ?逆に暑くして内気循環やってるとかなり辛いです。ドライバーはそこらへんが標準で調整されて出来ているのですが、後席は出来てない事が多い(そもそもファミリーカーで後席にエアコン吹き出し口がついたのは割と最近だし)。基本はフレッシュエアーを入れて呼吸しやすくする事でしょうね。
まあ、もっとラフに言うなら、操作系は常に一定方向にって事になるかと思います。上でカーブでGを一定にって言ってますが、路面がデコボコしてたりして実際はGは増減を繰り返しています。それは直に乗員に返ってくる訳ではなくて、その間にタイヤやダンパーやシートで減衰されて最終的に乗員に来ます。だから良く出来た車の新車は乗員に行くまでにそれらが気にならないようにはなっている。なっているけど、同時にドライバーもそこらへんが分からなくなって、ヘタなのが増える遠因にもなっています。で、それらの大きな意味でのダンパーは使い込むと段々抜けてきて、動き始めがスカスカ(あるいはガチガチ)になります。微細なレベルで見るとそこでカタカタとかピクピク変動するGが辛くなってくる訳です。そういうガタや隙間を埋めるには、まず遊び方向に多少力をかけておけば、多少Gが抜けてもガタになりづらい。バックラッシュがでかいギアを常に踏みっぱなしで使うような感じです。例えば自動車のアライメントもトーインなど常に一定方向に弱い力をかけておく設計になってます。
ヘタさついでにいくつか車の傾向についても。ATはアクセル操作ヘタになりますね。トルコンが滑っているので、踏み込みが増えてワンテンポ遅れて加速しやがる。逆にアクセルオフではフリーっぽくなるのでドライバーは気にならないようですが、Gが抜けて気持ち悪い。丁寧にMTでアクセル抜く方がいいです。ターボは微妙、上の例はどっちもターボディーゼルっぽかったので、ターボラグが多少は影響しているかも知れない。過渡特性はNAの方が今でも上じゃないかと。MTでも丁寧に抜かなければアレですが。エアサスは嫌う人も多いのですが、バスに関してはあった方がいいように感じます。特に油圧ダンパーは劣化すぐするので、高速バスのライフタイムの中だとエアサスの方がよっぽど劣化しない。今の高速バスは全部エアサスだろうと思うのだが、時々ひどいガタピシ車にあたるんだよなぁ。あれは他の部分がダメになっているのだろうか?それとも併用している油圧ダンパーがダメになっているんだろうか?
Posted at 2013/11/25 12:11:58 | |
トラックバック(0) | 日記