2014年11月03日
・不安の塊だったらワイン会に行ってきた。結論から言えば問題点は見えるものの、参加者のおかげで良い会になった。絶好の天気に恵まれて紅葉の山々を眺めながら午後のワイン会だったのだが、事前告知なかった飛び入りのシステムも入れたので思ったよりは人は来ていた。でも、スタッフの顔見ると、色々あったんだろうなぁ(私らは最終日)。ワインは全品種全アイテムがあって、先日リストした程度(5種類ぐらい)飲めたら肝臓的に満足だろうと思ったら10アイテム以上飲んでた。覚えている奴でインプレ
2014ナイアガラ辛口 香りはやっぱり新鮮なだけあって弾けるようなフルーティーさがある。完熟だった2013に比べると、香りが良かった2012に近い感じ。その代わりボディーは弱いというか、弱含みで、アタックの後が水のように感じられる。2012は弱いなりに繊細な味が残ったが、2014が弱いのか私の舌がちょっと鈍感になったのか。カベルネフランに通じる物がある。
2012 ピノグリ 以前飲んだ時には、あまりのトゲトゲしい酸味が辛かった部分もあったが、今回飲んだらまろやかになっていて飲みやすくてびっくりした。参加者からも林檎のようだと高評価、ノンフィルターで熟成とか違うのかな?色はほぼ無色になっている(最初は灰色が強かった)。
2006メルロー樽熟 ミディアム ここのワイナリーでは比較的強い方のメルロー、実は「畑の番人」作ってるブドウ園で、それに満たないビンテージのはこっちに入ってるので、言ってみればセカンドラベル(いい意味でね)。メルローの渋みと樽の重さがメローな雰囲気を持っていて、チーズによく合う。2006だとワイナリー立ち上げからまだ4年なのに、頑張っているなぁと。
2007メルロー樽熟 ミディアム ここらへんから酔っぱらってワインより会話してて忘れてます。多分2006と同じよーな感じだったかと。
2011 シャルドネ 樽発酵 国産ワインコンクールの銀賞、うめーうめー言って飲んでた気がする。
2012 シャルドネ 樽発酵 比較試飲してたはずだが、おかしいな、何にも覚えてナイヤ。
2013サンセミヨン 今回ここでのベストコストパフォーマンス賞を個人的に与えるとしたらコレ。生食ブドウだとどれも似たような味がするのに、醸造ってほんと個性的だよねぇと感心する。名前からするとセミヨンを意識している品種だろうけど、ボルドーの白があんまりメジャーでない気がするし、まして国内改良品種の欧米雑種なのでなおさら低く見られている不幸なジャンルだと思うが、私はこれNZ系のソーベニヨンブランに良く似ているなと思った。あの透明感のあるクリーンな青草系って言うのかな。透明なんだけどボリューム感もあって、ちょっと感動した。豊産で安定しているで安いが、内実はかなり良いです。2013はビッグビンテージなので、通年の酸味が走った味よりぐっと良くなってますね。今後メルローやシャルドネなども2013ビンテージがリリースされると思うので要注目の走りですわ。
2008巨峰氷結 最後の締めにデザートワインで。氷結は意外な事に女性からは賛否両論だったが、酸も凝縮されるのでベタ甘くはない。でもスッキリってほどでもない。食前酒としてもええんじゃないかな。
2012 ベリーA樽熟成 締めだと思ってたけど時間があったのでつい飲んでしまった。酸味が赤としては明らかに強く、再び舌を刺激してくれる。まー、でも、味は食事向きかなぁ。軽い料理と合わせるときっと、もっと美味しい。
・一緒に来て下さった部会仲間は皆お酒が強かった。Kさんはシャルドネ樽発酵、ピノグリが好き、氷結は甘ったるくて好きではない。Mさんも同じ感じだけど、氷結もいける。K3さんは氷結はダメだけど甘口が好き、ナイアの甘口かデラの甘口がいいそうで、講習会の打ち上げで飲みたいねなんて話になって良かった。みんな、ビールはもういいって感じになっているし、ビールだと食事も脂っこいのを量頼む系だから、歳取ると辛いんだよね。K3さんはワイナリー立ち上げ時の農家組合長のメンバーで、いつも来ていたそうだが、ワインはそんな飲んでなかった感じ。以前は自家製どぶろく的な葡萄酒が密売というか、堂々と商店に並べられていたそうな。一升瓶にデラを皮ごとかもすお酒にしていて、ピンク色だったので、「今のデラは赤くねえなぁ」と不満そうだった(ここのデラは白ワインと同じ作り方なので、皮はかもさない)(すっごい正直に言うと皮ごとかもした方が香りも数段良いと思う、なんで白の作り方なんだろ?)。さすがに現代で密造酒売ってたら税務署からこんにちわされて、田んぼに隠して埋めておいたのも持っていかれたとかなんとか。奴らほんと鼻聞くからな、いい仕事だと思うよ(お酒の等級とか決める関係で利き酒やってるのでほんと詳しい)。ワイン会は会話が楽しめるのが良い。
・そんな訳で、うちら参加者や農家組合で参加された野菜農家さんなんかも堪能した感じだったが、運営方法自体は最初の年度って事もあるが、やっぱりどうなんかなぁと思う点もある。まず屋外テラスはこの時期は寒いわ。オーニング広げると暗くて寒いし、今日のような晴れて異例に暖かい日はまだいいとして、前2日のような寒い雨の日は最悪だったんじゃないか?また席が準備してあるって、あのプラ椅子がはじっこにあるだけだと、ゆったりとって感じではなかった。テーブルがないので、先にグラス2脚もらっても置いておけないから、結局1つしか使わなかった(一応洗える)。つまみは最低限だが、まあ食事してきたから許せるけど、チーズキャンディーにカルパスって客まかせすぎるだろと。パン切れ出るって言うから、最低カルパッチョ乗ったつまみ系サンドイッチみたいなのあるかと思ってたんだが。ソムリエは常時いないのにワイナリー詳しいなぁと思ったが、であればこの人を常雇にしてくださいと思った(てか、まともに解説できる人はこの方だけかも)。会費は飲める人だと元とったと言えるけど、飛び入りで作ったグラス枠が私なんかには本来ちょうどなので、なんか悔しいなぁ。あと、普通はやっぱり醸造栽培部門の人が来て話すべきだと思うの、私らは畑まで知ってるから楽しめたけど、一人熱心そうな若い女性の方が来ていたので、楽しめたのかなぁと(いや、来た人はみな満足してたっぽいけどね)。
あと、どうしても一つ言わなくてはいけないのは、レストラン部門とケンカでもしてんのか?ってぐらい、レストランとの連携が悪かった。中に入れないのはもちろん、出すのもパンだけだし、コーヒー注文出来ないのって聞いたら「他のお客さんも欲しいって言うからダメ」とか、やっぱり残る人はサラリーマンだなと痛感。これさ、普通あんたがレストランの売り上げで生活してたら、外に別件で来たお客がいてもコーヒーの注文受けるだろ、本来テラスでサーブするために施設作ったんだし。別のお客さんも注文すりゃ、それだけ売り上げになる訳じゃない。ワイン飲んだ後って酔い覚ましにコーヒーとかも飲みたくなるし、寒ければ暖かい飲み物がなおさら欲しくなるのに、この仕打ち。レストラン不要論に拍車がかかるわ(とは言えレストランはレストランでかなり客が入っていた。そうすると、テラスは丸見えで、なんか居心地が悪いって人もいたみたいだ)。昨晩のディナーでなんかあったんかいな?いかんな、ワインは辛口にしても評価辛口にすると、いらんところから内容の是非すっ飛ばしてクレームが来るのが日本社会だから、知ってる人はご内密に。
・オムロンの電動歯ブラシが届いた。これまで使った事がある歯ブラシはそれほど回転が高くないタイプだったのだが、それでも結構気持ちよく磨けていた。ただ、よく壊れる。水場で回転系の電動の機械なんか使えばそうなるわな・・・って感じだが、予備ブラシ買ってあるのに本体がいかれるのは辛い。オムロンのは動作方法はシンプルで耐久性の評価が高く、値段が安いので買ってみた。動作周波数が20000Hzとかなり高いは初体験だったが、かなりびっくりするほどのバイブレーションだった。この手の音波歯ブラシのうたい文句って「接触してない所も音波でバイオフィルムを剥がす」とかだと思うが、実際問題毛が踊りすぎで歯のすきまに入っていく感じがしない。なのに磨けているって不思議な感じだ。
とは言え歯間は結局ブラシでは磨けないのでフロスの方が良い感じ。時間で言えば手でやる5分が30秒に短くなる感じかな。あとは耐久性があれば言う事なしだが。そうそう、振動が手に来ない工夫がしてあるそうだ。カウンターウェイトでも入れているのだろうか、気になる。
Posted at 2014/11/03 21:07:55 | |
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