2014年11月10日
・整理・整頓・清掃ですけどね。まずゴミを捨ててますが、なんでこんな使ってない物があるんだろう?ってのが率直な感想。ゴミにスペース占拠されてたは。特にダンボール類、効率がいいのに買い換えた家電類、食べなかった食品類、洗面所もなぜか大量にあるカミソリ。こういうのが地味に精神力を削っていたのだなと。とある町工場で実際にこの手の活動に取り組んだ事例の本を借りてきたが、一般化された教科書より、こういう実例の方がずっと読んでいて楽しいし身が入る。そこは金型工場だったのだけれど、以前の実例がまさにうちみたいで笑ってしまう。技術にあぐらをかいて「出せばなんでも出来るから」とか思っていると、物探しに年間100時間も掛かっていたとか、工数管理をしてみたら自給が1万円の仕事と1000円の仕事が混じってたとか。ちょっと羨ましいのは情報のデジタル管理で、うちではそこまでデーターは重要じゃないのでやってないが、探すのに苦労する事はあるし面積を圧迫するので、最初からPDFデーターでくれりゃいいのになって事はある。
・図書館で借りてきた本2冊目「町工場の親父 電気自動車に挑む~あっぱれEVプロジェクト 淀川製作所開発奮闘記」 難しい電気数列とか読みたくないのと、このぶっさいくなEVはテレビ番組でちらっと見て「何やってんだ」と思った覚えがあるので読んでみたのだが、涙無しには読まれないような内容だった。まず先に言わなければならないが、これを作った町工場の社長である小倉さんの努力や苦労、これを形として作った事は尊敬するしかない。本当にお疲れ様でした。三洋もなくなりパナも海外脱出するなか、空洞化する大阪の町工場を活気づけようという気持ちは良く伝わって来た。色々批評するが、それだけは間違いない事実だ。
問題はこの本を読むと後藤という女の建築デザイナーに気軽にタダ仕事させたら、毎度イチャモン付けられて車の事分かってない以前に人間として一貫性がない奴にプロジェクトメチャクチャにされたキーって話になっている点だ。いやね、ホンットそうだったろうと思うよ?一緒に仕事できっこないもん、その手の。でも、この親父さんは工場やってきたのか怪しいほど技術に無関心に思えた。てか、消費者サイドを見てない、行政の補助金があるから、それをフルに無駄使いする事しか考えてない、そして肝心の日本のモノ作りでコア部品は中国って言う空虚っぷり。実物見て貰えば分かるが、電気自動車と言うけどシャーシはオート三輪のがあってさ、そこにガワであるボディー乗っけただけなのよ。そのデザインもおよそデザイン不在の遊園地のゴーカートかゴルフ場のキャディーカーですよ。しかしワンオフで合理化されてないデザインを無理矢理立体化するので、特殊な製造技術でなんとか作ってしまった。もうね、目先の部分しか見てない近眼的な所がまさに町工場!職人!って感じですよ。LPL(主監)としてコントロール出来てない。
言ってみればこれデザイナーズハウスの家版で住む所じゃないです。大工が作った家の方がよっぽどマシだし、その中でも「ヒノキの床板何㎜」みたいな所を自慢しない、ちゃんと住んで見た時の事を考えた設計が出来る大工ってのがいいんですよ。これ、デザイナーハウスを素材自慢大工が床の間入れた感じです。動いたらしいけど、航続距離が公称40kmですからね、もうアホとしか言いようがない。電気自動車が全く無い世界なら分かるけど、アイミーブが200万で200km走るぐらいの時代にこんなゴミ作ってどうすんのと。このために技術開発出来てると言えば扉部分の360度開き扇子ぐらいだから波及技術ないし、客寄せパンダになって受注があったとか言うけれど、その手のが長続きしない事は分かっている。
暗中模索だったから仕方ないじゃないかと言われそうだが、思うに電気自動車のプロとか自動車のプロはちゃんとメンバーにいた。何故後藤とか言うインテリアデザイナーがこんなクズラフを持って来た時点で切らず、本の中で恨み言を言うのか。根本的にはこのおっさまには自動車という物が身近にありながら、その本質への洞察が全くなかったのだ。技術者職人でありながら、ブラックボックスとして車を見ていなかったし、その使い手も見てなかった。まさに今の日本の町工場がかかえる提案力の無さ、技術の無駄使いを体現してしまったと言えるだろう。ま、マスコミがそれに大々的にのっかり、行政がさらにそれに乗っかって「地元の市と補助金出した府が確執」とか、いかにも日本だわーって思ったけどね。あれじゃ電気自動車のネガキャンだわ。あんなん作るならジャイロキャノピー改造ミニカー改造EVの方がずっとマシ。それにEVで肝心要のバッテリーそのものの話が全く出て来ないのはなんなんだろうね?きっとユニット一式海外から持って来ているんだろうなぁ。
・そうそう、この手の本を読んでいて思ったのは、正規雇用じゃないと社会が沈没するなって事。結局3S活動5S活動も単純な効率化の側面もあるが、人材教育のための行動教育というか矯正の意味合いが強い。町工場にしても被雇用者を単なるコマとして考えているなら、あんまりああいう事には意味がない。今労働力の流動化とか自分にあった働き方とか言ってるが、職場に愛着がなく金銭のみの関係になる事は、日本的な価値観に対する冒涜にも思う。無論、従来のエスカレーター式年功序列制がいいとは言わないけど、結局無能な上司ってのは制度が変わってさらに地位に固執しているように見えるし、ネガばっか浮き彫りになってるような。
・畑ではまだ除草剤の効果は出てない、やっぱり冬は遅いな。2週間ぐらい前に散布した所は綺麗に真っ茶色になって、ライムギだけ生えて来ている。草刈りの見た目の良さが畑仕事の全てではないけれど、やっぱり草を刈ってある事も職場を綺麗にするのと同じような印象を受けるのは否めない所。
・あと、地元のシャルドネ畑が完全に抜根されて別の生食品種に代わってた。苗は昨年から植えてあって伸ばしていたのは見ていたので、もう切るのも知っていたが、これでシャルドネの成園がまた一つ減るわけだ。そこのシャルドネの品質は知らないが、マンズレインカットの遺構があったので、初期導入の一つだと思われる。改植で棚も直したみたいで、マンズレインカットは除去、邪魔な雑木も切ってそっちにも棚面を広げ効率的な運用になった感じ。マンズの資材はほっぽってあるから、売って貰おうかな。でもマンズは結局やってる人一人なんだよな。シャルドネは病気が酷いというのなら被覆すれば良かった気もするんだが、やっぱり問題多かったのか。
・昼は屋根のペンキ塗り続き、シンナーくさい。濃度は塗ってるローラーから言えば濃く(べとつく)、色から言うと薄く、あんまり希釈したくもないのだが、ハケがさすがに伸びなすぎるので10%ぐらい薄くした。二度塗りで大分良くはなるが、表面が結構バサバサな感じだ。下地からそういう感じもあるので、サフとして下地用塗料塗った方が楽だったかもな。拾い塗りした部分は塗料の乗りも発色もいいし。飯はもう毎日美味しくて困る。ストーブでじっくり加熱して真ん中までネットネトになったサツマイモにチョコを刻んだのをかけて溶かして、林檎のコンポートをかけて食べるとお茶がすすむ。ブリの煮付けも1日たって大根が良い具合に味を吸った。最後の秋なすは何度か塩水で揉んでアクを抜いてから煮て、肉味噌かけて食べる。ご飯が足りない。あ、銀行預金が見た事ない金額になってた、やっぱり巨峰さん偉大っす。
Posted at 2014/11/10 18:39:58 | |
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