2014年11月17日
・正しい羽毛布団と毛布の使い方が斬新で面白かったのだが、私はあの図を見た瞬間には「これちゃんと比べてないな」って思った。記事の概要としては、羽毛布団と毛布を組み合わせる場合、普通は掛布の下に毛布をかけるが、羽毛布団の方が保温効果が高いので毛布を上にした方がよく、さらにかけるより下に敷いた方がいい、と書いてある。これ、前提条件として「敷布の断熱が低い場合、あるいは電気毛布など保温器具を使ってない場合」ってのが付くと思う。確かに接触伝熱はかなり大きいと感じるのだけれど、普通の人はそっちは対策していると思うんだ・・・ちなみに私はスノコで浮かせている。床にベタ敷きよりずっと暖かくなったが、床も色々あるので全て浮かすのが正しいかはケースバイケース。ま、敷くのに毛布を使うと暖かいというのは今晩検証して見る積もり。
毛布を体に近づけるかどうかは・・・オムロンが言うには羽毛は体温に比例して膨らんで保温性があがるので体表に近い方がいいと言う訳だが、この議論で盲点になっているのは体との密着性だ。ダウンコートのように隙間なく(顔は出てるが)密着するならその通りかも知れないが、布団ってのは隙間がある。特に肩口は冷やしやすい。そこをカバーするために毛布を使っている面があると思うので、これどうなんかな。ぶっちゃけ、この理屈で言うなら「毛布を使うより羽毛布団を厚くした方がいい」って結論になるとも思うんだが。
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って事でかけ布団の上に毛布やってみました、素晴らしい!おお、これ暖かいわ!単純な保温性は良く分からないけれど、体への圧力が少なくなっている気がして体の蒸れが少なく、妙に乾燥して感じられた。ウォームタイムが短くて布団が暖まるのが早いのもいい。肩口の冷えもまだそれほど厳しくないからか、肩に毛布が下がってくるからか、全然感じなかった。毛布の重さが適度に布団と体を密着させてくれる感じ。ま、これから室温が0度付近まで下がる事を考えると、肩かけ頭かけは欲しい所ではあるが、現状ではこれはかなり良かった。
肩掛けに関しては結構売ってるが、一度頭部まで保温するとその快適さはさらにその上を行く。登山用シュラフとかそうなんだが、マミー型は性能的にはとても良いので、普段でも頭はあのタイプがいいんだが、見た事がない。ダウンコートばらせば頭巾さら頭カバー出来るだろうが・・・
って事でさらなる快眠を求めて肩当ても導入してみました。以前からホームセンターとかで見かけて、サイズや形の割りに高いと思ってたんですが、中綿がシンサレート使ってるんですね、そりゃ高いわ。ただサイズは女性を想定しているからかキツキツです。動かないようにゴムで引っ張ってるのもあるのだけれど、マジックテープとめるても取れてしまいます。しかし、性能はかなりいいです。背中の温熱感知する部分を保温するので想像以上に暖かく感じる。多分、実際に肩からの放熱以上に、寒さへの防御反応でおこる肩こりが解消されます。あとは、これで防災頭巾になってればいいんですが、逆にそうするとマクラと合わなくなるし帽子でいいかなと。
・新型アルトの営業資料が出回っているそうで、さっそく見て見たが・・・口アングリだわ。ネットではフロンテに似ているって声が出ていたが、私はぱっと見た時は三代目セルボとか初代アルトワークスを連想した。ま、そこらへんの顔ですな。スペック的には軽量・シンプルを推し進めてワークスも出すというので期待しているし、形もまずまず合理的だと思う。というか、みすぼらしいぐらいに合理的なベーシックカーって感じで、これで安くて燃費良ければ欲しいかも。形からして面白いのはまずボンネット、普通はフェンダーがあってボンネットは中央部分に位置する物だが、こいつはボンネットがほぼフルカバーでフェンダーが見えてない。フェンダーは造形が厄介なので、多分太いのを入れるにはその方がいい(あるいはS30Zみたいに真四角のごついのをむき出しにする)。その分ボンネットの造形とチリ合わせが難しくなるが、昨今のプレス技術でこのシンプルな形なら出来るんだろうな。あるいは、鉄じゃないかも知れない。なんとなくだが、外皮がプラっぽい気がする、塗装とかもあるだろうけど。
グリルレスにして下の部分から冷やすのは本来はその方が効率がいい。グリルの穴はなんだろ?吸気?ただターボ仕様を出す場合も出来ればICを前に置いてこの形でやって欲しい。フロントがスラントノーズじゃない事は空力的にはかなり不利なはずで、衝突安全性や整備性的にはいいはず。とは言え、窪んだライトらへんは市販時にはなんかやるんじゃないかなとも思う。少しドキドキするのはタイヤとボディーの比率で、なんというか「ちょうどいいサイズ」って感じがする。今のワゴンのように無理に扁平にした感じもないし、SUVタイプみたいに無駄に大きくした感じもしない、普通のタイヤを普通に履かせた感があるんだが、そのバランスは旧規格で155/65-13を履かせたような感じなので、はて今の車のサイズだとこのタイヤはどのぐらいの大きさなんだろ?って気がする。
逆にダメな点を2つ挙げたい。まずウィンカーがライトの内側、しかもすぐ近くで小さく、サイドからも前からも見づらそう、しかもクリアタイプ。どのグレードもミラーのウィンカーが付くのなら許容出来るけど、安いの省くならNG.そのミラーが小さいのも良く無い。割とスクエアなので視覚は広いかも知れないが、トラック系のよくみえるミラーに慣れると乗用車のミラーはデザインと空力とコストのために大事な事を忘れていると感じる。
もっとも、私は660初代のアルトのデザインが一番好きで、スレでも話題に出ていて嬉しかった。私は「シトロエンに似ていて、働くベーシックカーらしくていい」と言ったら、外車びいきの友人にすごい嫌な顔されたんだけれど、今でもあのアルトは日本でも屈指のベーシックカーだと思ってる(というか、今考えたら免許取って運転したのはあの車だった気がわずかにする。免許取得時期と微妙だけど)。今では信じられないだろうけど、この頃のアルトはフロントもドラムだったので、ブレーキがかなりカックンだった。
・農業の後継者確保対策事業の農地利用台帳と耕作意向調査についてちょっと思った事。確かにこれ重要だと思っていたんだけど、よく考えたらいらない気もしてきた。あ、その前に、別の場所でやってる所でまた一人園を減らしているのを発見、伐採するんだろうな。改植じゃないだろうし、あそこ全部潰す気かも。共同棚は嫌だわ・・・・さて、農地が歯抜けになるのも成木が抜かれるのも困るし、次世代にバトンタッチしないって身勝手だとも思うけど。
・リンゴ収穫手伝い行ってって、高所作業車が新しいのを入れたそうだが、小型化とコストダウンのために大分使いづらくなっているそうな。使ってみたが、首振り角がかなり減っている。傾斜地で首ふると横転が怖いので車体が重くトレッドが広くないとダメなんだけど、そうすると軽トラに乗らないし重いんだと。従来なら運搬車も兼ねていたけれど、小型のは運搬能力ないから別途運搬車を随伴させる必要もあるのだそうな。乗った感じは新しいので油圧系のバルブのキレが良くてスパスパ動く(あるいは作動油の劣化、操作系の伝達装置の劣化がない)のだけれど、油圧リリーフが100kgの作業重量ギリギリじゃないかという話も。
まず根本的には高所作業車すら昨今は出来るだけ使わないようにする仕立て方が考案されていて、メーカーも平地の低い木で使う事をメインに考えているってのはある。ただ、同じような機種を揃えても意味ないのに、古い大きいサイズのを廃止してしまうのは、よっぽど需要が減ってきている=傾斜地の立ち木栽培が減っている事を意味している。それは中山間地の農業が厳しくなっている現実とも重なる。悪条件下で高価な機材使って効率悪い生産をする意味は味とか色づきとかあるけど、系統出荷だと味は分からないからナァ。極端に言えば今ある機材が修理不能になったら離農みたいな所もあるかも知れない。小型化するなら、せめて運搬装置をオプションで付けて欲しかったし、誰かカゴを自動で下に降ろす装置とか作れないものかね。
Posted at 2014/11/19 21:59:42 | |
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2014年11月17日
・人生の教訓を書きだしたらマイナスのしかなかった僕です、何か間違ってた気もしたけれど、多分人生に意味を探す事が無意味なので設問が間違いなのだろう。さて、経済の話で先日「今の日本はスタグフレーションの危機」って書きましたが、なんかグラフ見てたらどうでもよくなりました。給与平均と物価と景気をプロットした図なんですが、いざなみ景気はみんなが好きな理論で言うと2年のタイムラグで給与がおいかけてるのね。バブルの時はもっとすごい上がっていたかと思ったら、そこまで給与では上がってませんでした。土地神話で土地だけ上がったのかなぁ?そしてITバブルとか最近のは笑ってしまう事に給与が下がって物価は横ばい、景気はあがるというね・・・もろスタグだったわ。
・もう一つ、地方公務員の給与が上がるという人事院勧告まるのみの施策について、「トータルの給与水準を見てない、どこの事業所のデーターか」と思っていたらわかりました。その自治体の中の50人以上の事業所(一つの事業所に50人以上って事、トヨタの10人規模の工場があってもカウントされない)という事でした。何、この茶番。多分ね、役所の人員規模は50人以上だから、それに似た規模の事業所じゃないと同じではないという判断なんだと思いますが、それを以て民間と同水準という理由になるのかなぁと。あと、すごい納得したのは「給与を下げると優秀な人材が集まらなくなる」という主張へのカウンター「復興税の時は地方公務員は引き下げ拒否しながら、上げる時は図々しく利用する地方公務員が優秀な訳ない」。
・あと、中小企業庁って所から消費税の転嫁拒否を取引先からくらってないかって調査用紙が送られてきた。いやね、実際法令違反の話は良く聞くので、この調査が内部告発用になっている部分もあり、そういう意味だと仕事している。でも、明らかにそういう下請じゃない事業者狙って送ってこられているような気配がするのはどうなんだろう。たとえばトヨタやソニーがそれやってるのは公然の秘密だと思うけど、それで実際に検挙して御手洗あたりが監獄にぶち込まれる事があるのかと。むしろ下請いじめ酷くなるだろうけど、調査しましたという名目のためにわざとぶつからない事業者を調べて居る気がすごいする。そして、関係ない事業者としては、ものしちめんどくさい用紙をボランティアで埋めろってのがなぁ・・・ほんと、違反業者と関係ありゃやるけど、役人の建前のために書くぐらいなら、未提出の方が調査母体に含められない分正確なパーセントが出ていいような気もする。
・セニアカーをソーラー駆動にしようと思ったら、祖母の遺品といっしょくたに処分されていたようでござる。てか、なんか街の区画がすっとぶ
ぐらい、ロードローラーされてて戸惑ったわ。道幅的に新たな建築許可が下りない場所で建屋潰したらどうなるか分かってるんだろうか?それ以前に、あそことここに住んでた人達は・・・あっ(察し)
・農作業のペール缶の廃品をもらう所で、エアキャリーが落ちててもらった。いやね、この程度の目的に専用品ってガススタか!って感じだけど、一方でエアポンプダリィって感じもあったのよ。てか、ゴミ増やしてもしょうがないと思ってたけど持って気が変わった。何故かというと、なんとアルミ製ボンベだったのな、コレ。今よく見るメッキの奴は多分ステンだと思うが、これはアルミ。しかも球型にわざわざしてある。軽量化に努力してるのが分かるし、日本製品のやりすぎ親切設計なのが気に入った。問題はカプラーで、この手のボンベって置くだけで空気が補充されるステーとセットになっているが、それは無かった。あのカプラーが簡単に手に入るならそれを使えばいいし、無ければ普通の二分だか4分のカプラーをかましてやらないといけない。あと、エアチャックもカプラーじゃなくてネジ止めなのな。素通しカプラーは以前自作したので(メーターは本体についてる)、それでも上手く付けばいいけど。
・農協の会議に出てきた。一つはNOSAIという農業共済事業で、これ別団体なんだけど、作物に保険がかけられます。農業の当たり外れが大きい昨今、それなりにいい事業だと思うのだけれど、配付資料の金額が重要な所であちこち間違っており、2名も人が来てチェックしてないのかよと。あまりにも酷い間違いなので、司会の地元推進委員のとりまとめがあっても会場はしらけた雰囲気に。これじゃNOSAIという組織自体は腐敗していると言われてもしょうがないよねぇ。
もう一つは出荷の反省会で、こっちはデラが一人負け、残りは全部例年より良くなっており、ほとんどが対計画比で15%ぐらい上回り下手すると2倍ってのもあったのに、トータルだと5%のプラスだった。これは出荷数量での話なので、価格を計算し費用を考えると恐らくトータルでは平年並みかマイナスではないかと思われる(費用は個々の農家で違うだろうが)。剪定講習会とかの話をお伺い立てないといけない。
荒れたのは「地域再生プロジェクト」の方。ここで農地のとりまとめ事業と賃貸の円滑化のためのデーターベース、叩き台として全農家に借りている農地の現状と今後の計画について、各町会班長が直接聞き取り調査して用紙を埋め100%の回収を行うという所で異論が出た。それは「個人情報の取り扱い」に関してで、この事業は農協が旗振りをしていて個人情報も農協の名前でとりまとめるのだが、班長(部会員)が聞いたら秘匿性が担保出来ないという物だった(と思いたい。まさかとりまとめが面倒だからって事はないかと。ただ聞きたくない相手がいるのは事実)。農協に無駄な人員が沢山いればいいが、300名以上の部会員全員に聞き取りをすると一件15分という目安を用いても75時間程度掛かる計算になる。1日8時間でロスがなかったとしても10日ほどかかりっきりだ。かと言って配布では回収率が低くて意味がなかったし、問題ないという方のみ班長対応で、ダメな人は直で農協に行く。あるいは、回答用紙は封筒に入れて回収し農協で開封して足りない分は農協が追加調査する、という案も出た。しかし、そもそも中間管理機構を入れた後継者育成事業、農地流動化事業に関して部会員全体に対するコンセンサスがなく、班長ですら老人世代は初耳という事もあり、「まず班長全員で会議を行って事業の概要を説明してから、具体的なとりまとめ方法について調べる」という形に落ち着いた。事実上の延期だ。
個人情報の保護はまあ必要だった場面もあるのだが、こうやって地域の作業をとりまとめようとすると、非常に厄介な問題があるし、どこまでがプライベートなのか分からないという面倒さも感じたが、私にはどうも老人達が感情的にこの事業をやりたくないと感じているように思えた。あるいは農協に面倒毎を全部押しつけてしまおうと思ってないだろうか。この事業の意義は別に短期的な補助金の可否ではなく、持続可能な農業の一つの側面であり、今の農家の人達が先達から受け継いできた正の遺産を次世代に引き渡すプロセスである。そして、農協ってのは部会より力がある訳ではなく、本来は地域農業の担い手自らがこの事業をやるべきなので、あそこで「じゃあ部会で個人情報を扱えるようにしましょう」ってならなかったのは残念。いや、私がそう提案しても良かったのだけれど、立場的に後継者の側から引退者に対してをれを言うには実力が伴ってないし、利己的に響いてしまう懸念があった。事実、某・・・いや言うまい。
Posted at 2014/11/17 21:24:12 | |
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