2014年12月07日
・今日はワインの苗の防寒の続き、久々に鎌で指をちょっと切ってしまった。刃先の角度が掴みづらいので、ロープ切ってやってしまったよ。気が弛んでいるな。
・物を知るほど、裏側を知るほど、それが幸福から外れていく事ってある。商品の売買に関しても今はもう全てを消費者がはかるのは無理だし、下手すればメーカーすら把握しきれてないだろう。そんな中、愚民化するようなセールス方法が流行っているのは巡り巡ってモノ作りをダメにすると思うんだけどなぁ。とある現場の裏側知って色々複雑な思いです。
・そういえばラジオで物を人に売る方法についてどっかの大学の教授だかがグレード分けについて語ってました。メーカーは最新の高い物をユーザーに売りたい。でも全てのユーザーが最高の物を求める訳ではない。ぶっちゃけ安いモデルが欲しい。でもメーカーのラインナップの中でわざと安いのを作るのは大変難しい。なので戦略的に機能制限をかけたエントリーモデルを投入して価格を安くする。実際はフルスペック版と中身は同じなんだけど使えなくして差別化するのだが、あんまり使えない制限を入れると魅力がなくなるし、ほどほど必要なくてほどほどあったらいい機能、みたいなのを見極めるのが大事、みたいな話だったと思う。そうやってユーザーをハイエンドに導いていくため、エントリーでは気にならないけどユーザーが成長すると欲しがるように仕向けるのだそうだ。別に新しい話ではなく、たとえば以前の車ってのはエントリークラスにカローラ2があって、ボリュームゾーンにカローラがあって、アッパークラスにマーク2があって、割と皆良く似ていた。今はモデル格差に上下がなくなりつつあり、同一モデル内のグレードでその手の差別化が見られる。燃費計など表示が省かれドアロックが無いような客寄せグレード、最低限の快適装備が標準の廉価グレード、フル装備の新古車グレードみたいに。一々良く分かるけど、商売の基本に立ち戻るなら「お客が何を見ているか、何がお客のためか」で考えるべきじゃないだろうか?いや、お客が神様とか安くしろって話しではなくて、同じ結果になるとしてもベクトルの基準をマーケティングよりCS(カスタマーサティスファクション、顧客満足度)で考えるっていうかね。
たとえばドアロックがないような実用性がないグレードをあたかもお買い得のように掲げる事が客のためになるだろうか?いや、一部のマニアは喜ぶんだけどさ、そういうのも。でも、多くのユーザーはそのメーカーの商魂にうんざりするし、抱き合わせ的なグレードアップも嫌になる。今の自動車はそういうのが非常に多い。なんでそれぞれ必要な物を適正な価格で選べるようにしないのだろうか?ライバルメーカーより見劣りするから?そういう商習慣から抜け出せないほど商品に魅力ないのか?って思う。
・最近安くて美味いソバ屋が増えていて嬉しい。今日は国道端の製粉所直営店に入ったが、セルフサービスの風情がない店に見えたが普通に美味しかった。ただ、うどん屋もそうだけど、揚げ物で収支上げようと異常に高いのは勘弁してください。そんなコストかかる訳じゃないからもっと揚げ物を多くて安く出来ると思うんだが。とは言えソバは低カロリーで満腹になってももたれないので良いです。歯ごたえもかなりシャキっとしてたし。
・軽トラのオイルクーラーからオイルが垂れるので、銅ワッシャーを買ってきた。サイズが大きいのだが、穴は拡大する必要があるかもな。でも、これでオイルにじみとおさらばしたい。
・ハンマーナイフモアも修理しました。でも根本的には壊れてはなくて、すぐに動いたのでメンテナンスって言った方が適切かも。前のオーナーはメンテはするけどワイルドな人だったらしく、ガスのパッキンに自転車のタイヤを切ったようなの突っ込んであった。開けたら組み直せないが、えらく器用な組み方したな。ただ、コックの押さえプレートがないのでコック脱落が怖いからここは部品が必要。伝達チェーンボックスをあけて注油したりするが、これ毎度思うが整備性悪いな。軸受けがジュラコンなので摩耗は樹脂リングだけだったけど、どうして普通のベアリングを使わないんだろーか。エアクリは東京濾器の湿式の良いのがついていたので、たまった泥を取り除いたが、エレメント(スチール)が外せないので多少は気になる。プラグは碍子側は綺麗だったので続投、火花もかなり強い。
そんな訳ですぐにでも使えそうな農機だったが、刃が完全にちびていて性能を発揮出来そうもない。ところが調べるとかなり面倒な事が分かった。っとその前に、シバウラは固定に曲げピンを使っているので整備性がすこぶる悪かったです。じゃあナットがいいかと言うと、出っ張る分草が絡みやすい。薄ナットだと強度ないし緩む恐れもある。ベータピンなら組むの楽だが、こいつも草絡むだろうなぁって所で、いつもはシバウラ嫌いなんですがこいつに関しては刃の交換を自分でやらないなら分からないでもない。で、モアの刃ですが、調べるといろんな規格があるようです。ビーバーと違って汎用ではないようですが、大体のが小型のピン径10㎜厚さ4.5㎜の汎用と大型の非汎用品に分けられるようです。ちびても使えるので、純正以下のサイズはとりあえず入るはずですが、純正サイズがそもそも分からない。機種から検索しても同じ物はありませんでしたが、恐らく似た製品に適応がある
「長さ110㎜ 厚さ4.5㎜ 幅28㎜ 刃長さ30㎜」ってのが怪しい。計測すると古い刃は刃が25㎜、長さが91㎜になってました。長さはL字に曲げてあるので、元の鋼板一枚はその長さなんかも知れません。5㎜程度の摩耗なら使えるんじゃないか?と思われるでしょうが、元は真四角だった刃先が鋭角三角形になった長さで、それが長く残った奴の話なので、研いだら残りは15㎜って所でしょう。汎用品で探すと「長さ102㎜ 幅30㎜、刃長さ35㎜」って製品が使えそうです。こっちの長さは平置きにした長さなので、91㎜プラス5㎜と考えると純正相当品に思えます。
純正相当品は9600円、汎用品は一個250円~300円なので、32セットだと8000円~9600円と「大体1万円」って所ですね。メーカーの消耗品保持期限は切れてるでしょうし、あそこもう小型は無いようだし。本来はピンも交換が望ましいのですが、ボルトと違って山はありませんし、書いたようにピン式にもメリットはあるので、ピンのみ交換かなぁ。
・夜は寒い中頑張って国産ワインのみに街に出た。かもしやさんでワイン5種
たかやしろ 白 2011
ケルナーやソーベニヨンブラン、ビオニエなどを混ぜたワイン、酸があってシャープだけど適度な甘さもある。花のような香りが気持ちいい。
井筒NACメルロー 2012
塩尻のメルローを飲みたく飲んだのだが、信州ワインや五一のような暖かい感じではなくて、若干寒冷地向きのメルローという印象を受けた。樽なのかな、スパイシーな重さを感じる。もっとこってり肉だと合うかも。豆腐だと負けてた。
あずみアップル メルロ&カベルネ
カベルネソーベニヨンは2%だけど、メルローだけとは違う感じなっている気はする。原料も安曇野、大町、池田町とあずみあっぷるは大北地域のカバー率すごいな。やっぱり井筒より酸が多く私は飲みやすかったが、フルボディーではあるのね。どうして大町でそんないいメルローがって話は先日書いたが、見て見たいな。もう積雪が春まで溶けないだろうけど。
サイクル シャルドネ&コロンバール
ブルガリアのワインというので飲んで見た。ブルガリアってワインあるんだ・・・って思ったのは勉強不足で、東ヨーロッパの中ではトルコ・ギリシャと接しているのでむしろワインが出来ないはずがない。社会主義体制の時はバルク売りしていたので名前が出なかったが、現在は国際的にも高評価だそうだ。実際ね、価格ランクから予想していたのより、ずっとずっと美味しくて、「これはまた手強いライバルが出たな」って思った。コロンバールは廉価なブレンド用の白品種でブランデーにする系らしくて知らなかったが、シャルドネはちょっとスモーキーな感じがするボディーが強いタイプ、酸味が強いコロンバールと合わさって樽でもないのにまったりバランス。
締めにソバ屋ラウンジに行ってカブのぶっかけ蕎麦とツンデレというカクテルを飲む。ツンデレはわざび焼酎と林檎ジュースで作るオリジナルカクテルで、わさびの風味はそれ単体だとあまり感じられない。むしろ林檎の香りを消して若干甘みも消して、どこか清涼飲料水のジュースのような不思議な味わいがした。飲みやすいと評価すべきか。蕎麦は柚子がきいていて、寒かったのが逆に美味しさに繋がる感じ。ただなー、全部合わせると結構な金額になったのが辛い所。
Posted at 2014/12/08 22:05:12 | |
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2014年12月07日
・グーグルアースで空き家の目星を付けて行ってみるのだが、地図上だと見えない情報が沢山ある。空き家に見えても実は奥に新築の家があって、古い家屋は倉庫として使われているとか、意外とボロ屋に現住されている。それより新しい家の方が空き家が多いが、やっぱり空くにはそれなりの理由があって、雪だったのでなおさら思ったのだが「4WDの小型車じゃないと入るのが怖い」って坂道の奥地が多いかな。もちろん、そうじゃないのもあるんだけど。もう一つは日陰村には空き家が多い。健康状態や精神衛生に与える影響を考えてしまう。また、古民家=農家だと思って探すと当然農地が減ってくる中山間地は粗末な家だけになる。みんなが想像する古民家はむしろ街道沿いの方が多いし、私は夜中に車の音で起こされたくないし事故が怖いので街道沿いは遠慮したい。豪華ではないが古い家としては林業で儲けたのかな?というパターンもあるにはあるが、やっぱり農家的ではない。サンカ的って言うのかなぁ。
・雪が降ってしまったのではあるが、苗木の防寒を行う。私はこれまでやった事なかったけど、巨峰は昨年クラウンゴールという凍霜害を受けて割れてしまい生育が著しく悪くなったのがあった。原因はあんまりハッキリしないんだけどね。んで、苗の防寒について調べたのだが面白い事が分かったのでご紹介。藁を巻くのが古典的な方法なのだが、その厚さは8cmほどあれば良いそうだ。それって結構な厚さだけどね。そして雨水が染みこまないように上に蓋をするのが望ましいそうな。また保温目的でさらにビニール袋などで巻くのは逆効果、温度差が増えるし透湿性が劣る。この藁巻きは面倒なので他の資材、たとえば水道管の保温資材などを使った人もいるのだが、話を聞くと「水分が蒸発しないで逆効果だった」という声が多い。つまり、藁程度の方式が意外と優れているという事だろう。また、これより小さい苗で藁だと自立しないような場合は、ビニール袋で周囲を囲み、籾殻を流し込んでいる方法も見られた。籾殻なら断熱性もあるし通気性もあり、撥水性もあるから、サイズ的には理想的な方法だと思うけど、作業性や横風なんかへの耐久性には疑問が残るな。
・困るのはリースリング苗で、今は仮植えなので柱が弱く直立してないので、ワラ巻くと倒れてしまう。
Posted at 2014/12/07 23:06:56 | |
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