2014年12月12日
・軽トラのキャビン後ろの空気抵抗減少実験でプラダンで作ったドラッグフォイラーを適当にテープで止めてみたのだが、風が吹いてたりしてよく分からないと思いきや、風切り音がすごい減ったのが分かった。軽トラってこんな静かだったっけ?と思うぐらい。考えて見れば巻き込んだ風がキャビンの後ろで渦巻いていたんだから静かなはずだよね。最近のエコカーが静かというのは空気抵抗の低減もあるんだろうなと感じた。ただ、プラダンは自立しないので理想的な内側への曲げ角度なんかは分からない。またドラッグフォイラーは単純形状だとボートテイルでかなり長くするのが普通だが、最近のは乱流技術を応用してわざと末端処理を凸凹っぽくして風にエネルギーを与え短い物でも効果があるように工夫している例も見られる。ダンボールで同じ事をするのはちと辛いというか、出来ない訳ではないがやったらかなり見た目がアレになる。
あと、オーバークールだったオイルクーラーも塞いだら、ちゃんと温度が80度ぐらいまで上がるようにはなった。ただ、油温が60度をウロウロしていてもヒーターからは温風が出ていたので、3G83のオイルと水温の受け渡しは相当貧弱というか頑張ってないのが分かる。水温はヘッドなど燃焼温度にリニアに直結するので積極的に同じ温度にする必要があるのはご存じの通りだが、ブロック全体にそれを行おうとすると多分恒温性の確保が難しくなるのではないかと思う。つまりブロックを同じぐらい冷やしちゃうといつまでもヘッド温度が上がらないとか。だから腰下を切り捨てたのが従来の日本のエンジンじゃないかなぁ、頑張るとすぐにオイルがへばる。
ところが、「腰下が先に温度が上がる」という特殊な状況になるとラジエターが全く役に立たないという事になって3G83をはじめ国産エンジンの持病であるオイル上がりが発生しやすい状況になる。つうか、普通の走行だとオイル温度はほとんど一定以下で思っていたより温度負荷は低く、時間で見ると30分走って80度らへんをウロウロしているんじゃぁないかな?積極的にオイルを冷媒として使う設計の油冷やオイルジェットなどの装備がなければオイルクーラーは普通は不要と言えるぐらい。
一つは「全負荷など水冷装置のキャパを超えた運転」で、登坂なんかだと確かに上がる。上がった後、ヘッドと違いなかなか下がらないのが問題なんだが、頭寒足熱状態ではある。もう一つ、低速ノロノロでブロック側が加熱しやすい要因とも絡むのだが速度が遅くてブロック放熱が低い状態を想定してみたい。ブロックは別に冷却のために何かを備えていなくても、それ自体から放熱している。んで、ガソリンエンジンの熱損失割合だと冷却損失が30~45%に対し放射損失は1~5%と1/6以下なので「ブロックを冷却装置とは考えない」のが正常だと思うが、この冷却損失はブロックからの放射以外の熱損失も含まれているわけ。普通のエンジンだとオイルの冷却はブロックからの放熱の割合が多いと思われるので、「走行風が減ってブロック冷却が止まるとオイル温度だけが単独で上がりやすい」って事になるんじゃないかなと想像出来る。
あとはエンジンブロックの材料かな?3G83は鉄ブロックでかなり丈夫に作られているから逆に言うと重くて熱容量が大きそう。今はアルミエンジンが増えていて、こいつらは放射損失や冷却損失は増えかねないがラジエター容量とのマッチング次第ではあるし、根本的にはエンジン軽いメリットがある。
・剪定はナイアガラから入った。結構スカシバが一年枝に入っているが、短梢だからなんとかなる。バラがとなりの敷地から入ってきているので、それも剪定する。思ったよりパープルの樹冠が広がってないのが気になる。また、近所の人が未だプラスチックゴミを自宅の焼却炉で燃やしたらしく、その煙が園に流れてきて息苦しかったので、そこは早々に引き上げた。市の条例等で当然禁止されているんだが、別の家も似たような焼却炉使っているし(燃やしている現場は見た事ないが)、ここらの住人はマナーがなってないのか、お互い嫌がらせで燃やしているのか、よっぽどゴミに出すとマズイものを処分しているのか、それが出来ないほど貧乏なのか。私はその近くのヤーさんの家を知ってるので、そこがキレたらと思うと怖い。
・ハンマーナイフモアの刃が届いた。ちびたのと比較すると、長さが全然違って笑える。ほんと刃先1cmが綺麗に摩耗してなくなってるのね。新品のはちょっと刃の立ち上がり角度も違う感じを受けるが、ここらへんは衝撃でも曲がるだろうからなんとも。問題は割りピンで、4,5×25㎜というのが小売りされてなかった事、また探してこないといけない。ここは短ければ脱落、長ければ余ってひっかかるので、せいぜい22㎜ぐらいまでの物を探さないといけない。ナイフの刃は国産らしいのだが、トラクターの爪のように全部ドブ付けして塗装してあるので刃が丸いというか無い。尖らせてはあるのだろうし、使ってればすぐに塗装部分は飛ぶという判断なのだろうが、純正新品はクロメートメッキのみで尖っていたので、なんとなく切れない気がする。→ピン買いました。
・ビニールハウスの具合が悪い天幕を巻き上げようとしたら、とうとう完全ロックでにっちもさっちも行かなくなった。ここのハウス、受け継いだ時から巻き上げの具合が本当に悪くて、非常に重かったり巻き上げ中にチェーン巻き込んで落ちたり最悪だった。そういう事もあって、設置した業者というか責任者に電話して「これこれこうなんで、具合悪いんですけど」と言ったのだが、何度も言ってるにも関わらず「ふーん、今別のハウスで忙しいから現物見てないからわからね」って回答で嫌気が差した。これ、建てた人が聞いても同じ対応するんだろうかね?補助金ガブガブ飲み込んでハウス建築して農閑期に給料を得るグループと私は距離置いているのでなおさら邪険にされているんじゃないかと邪推する部分もあるんだが、補助金ろくでもねえなと。
ま、ハウスなんてノウハウはあっても構造は知れているだろうとはじめて屋根に登って修理を試みたのだが、なんかいやになるような不具合の塊だった。ハウスの巻き上げがダメになった原因は巻き上げシャフトに巻き付いて上げていくのが上手く行かず、ビニールが折れ曲がった状態で逆向きに巻かれてしまっているのが直接的な要因だった。本来ビニールは一番端をシャフトにパッカーで固定し、シャフトが回ると巻き付いて巻きあがっていく。ところが、なんらかの要因でシャフトに対してダブダブで巻き付いていると天頂部までそこが先に上がってしまい、それ以上巻けなくなる。それだけなら、全部下げればフリーになってまき直せばいいだけなのだが、天幕が落ちてくれないのだ!強く巻き付いて全然下がらない部分を調べたら、なんとビニペットのパッカーが浮いてビニールに巻き込まれていて、そいつが絡まっていたのだ。本来パッカーはそんな簡単に外れないので末端処理でちゃんと落とし込まなかったんじゃないかと思うが、そこまで巻き上げる事態は本来はない。だぶり巻きが要因の一つではある。
ところがパッカー外して戻るかと思ってシャフト回すと更に酷く巻き込んでしまって上がっている部分がせり上がってしまった。ダブリの芯が太すぎてどっちにも回らないし、棟の左右がパッカーないので絡まってえらい事に。しゃあないので、生きてる部分のパッカーを外して正常な部分がシャフト回してもフリーになるようにして、やっとダメになった部分を解いた。それで終わりかと言うとそうではなく、棟の片側はこれで直ったのだが、棟の反対側にビニールが行ってる量が多くて、シャフトまでビニールが届いてない!フリーにしたらパッカーまで届かないじゃないか!さらに、その反対側はパッカーを露出させるまでシャフトが緩まないほどガッチガチに絡み、回した反力で巻き上げ部分がらせんに捻れるほどなので、もうこれは諦めてカッターで切り離す事を決断した。んでも、夕方になったし雪も降るそうなので、ほんと心配。
という事でつくづく思ったのだが、地元の業者や組合だからって信頼するな、むしろ客相手と思わない補助金目当てのギルド作りだ。実際は別の業者も外の作業グループを必要時に引っ張って来ていたので、農家ってのがそういう物だという認識を持つべきだった、自分以外を信じるな(笑)
Posted at 2014/12/12 20:54:05 | |
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