2014年12月14日
・SSのドリフト低減ノズルを買おうかと思ったら、また値上がりしている予感。つくづく思うんだが、この程度の商品に2000円の値札っていっくらなんでも!って思う。実売は1000円ちょいだけど、SSはそれ20個近く使うんですけど。構造は除草剤用のノンドリフトノズルを見て大体理解したのだが、あれ全然飛ばなくてびっくりする。空気を入れて界面活性剤使った除草剤を散布するので、泡が形成されて空気抵抗がすごかったのだ。空気混入しないタイプの方が直射的な散布には向いてるかもなぁ。
そんな事を考えて検索していたら、大変面白い、というか認めたくないような記事が見つかった。ノズルの変遷に関する話題で農学博士が生産現場などのテストも経た結果を示していたのだが、フォームノズル(ノンドリフトの空気混入タイプの事)とディスクノズル(いわゆる広角ノズル)は実はずっと昔にすでに「交代する」と思われていたのだそうだ。初期にフォームノズルが出た時、殺虫剤では確かにそういう結果が出たそうだが、殺菌剤で効果が劣ったのだそうだ。うちは病気多発のデラ園は確かに殺菌剤の効きが非常に悪いように感じている。ボルドーのように棚上散布で見るとかなり付着性が良くカバー率も良いのは分かるのだが、一方で均一性には問題を感じる。果実に直射してあっても病気が出るのだ。
んで、現在のトレンドはチップノズルなのだそうだ。これは上で書いたノンドリフトの除草剤用の奴もそうなのだが、ディスクノズルが穴から渦を巻いた薬液を円錐状に打ち出すのに対し、凸に絞りを入れたディスクにスリットを入れて扇型に打ち出すタイプ。さらにフォームノズルの空気混入型を混ぜているが、混ぜないタイプもある。というか、ノンドリフトSSはフォーム型とノンフォーム型のチップノズルを交互に配置するという形を取っている。これは殺菌剤と殺虫剤を散布する場合の折衷策として実地で試した農家さんもやっていた事で、粒子分布をその薬液の目的に合わせて替えているのだそうだ。また現在のSSはターレットノズルと言って薬液ノズルの基部が回転して2種類のノズルをワンタッチで切り替える(あるいは止める)事が出来るようになっている。その場合、殺虫剤効果を高めたい時、ドリフトが強くなるのが予想出来る時はフォーム型やノンドリフトの粒子が大きいタイプを、逆に殺菌剤の効果を高めたい時、ドリフトの恐れがなく繁茂した枝葉にしっかり付着させたい時には粒子が小さいタイプをと切り替えられる。
しかし、粒子が大きいノズルでの防除価に対する意見は2種類あって、上のような意見がある一方、大きい粒で噴射して対象にぶつかると飛沫になって飛び散るからカバー率は見かけよりずっと高いって話もある。防除価もそれで高い。特に柑橘系ではこの手の研究が多く、実例としてはスプリンクラー防除なんかがコレの最たる例だ。逆に上の話は小麦の雪腐病とか葉物野菜なんかの例が出ていた。ブドウは普通に考えたら柑橘系だと思うんだが・・・ちなみに、うちのSSは二台はノズルが2列あるので、ワンタッチ切り替えが出来たりする。ターレットにするのはファンとの絡みがあるんだろうけどね。
・コンサート忘れてハウス修理やってたよぉ・・・ハウスは段々ぶっこわれ箇所の目星が付くようになって、小まめに移動してチェックして天幕を卸したり屋根に登って引っ張ったりする事で、全部の屋根をパイプやビニールを切り取らず降ろす事が出来た。やってると実際捻れて「片方で降ろしてるのに片方で上がる」って現象は多発していた。特に都会巻きやるとシャフトが天頂付近だと自重で落ちないので、むしろ回転方向の駆動力で登っちゃって逆の谷に迷走してしまう事も。特にビニールが濡れていると密着しやすくて変になりやすいので、天気が安定している今日は展開してきた。しかし、シャフトを修正してエンドに重りつけて極力綺麗に巻こうとしてもエンド部分は毎回先走ってしまうんだよなぁ・・・いい加減にして欲しいぜ。
・ハンマーナイフモアはコックの精密ネジを買いに行ったが現物ないんで適当に1.7㎜買ったらハズレ、M2が正解のようだが1.7㎜でもそんな実用上は問題ない感じ。コックそのものの閉鎖性にも問題なく、カップのOリングも漏れなかったので、いつでも実戦投入出来るぜ!雪降ったけどな。
・積雪が今朝も5cmばかし見られたので、スノーラッセルを買ってきた。以前はスコップが主流だったが舗装路で少ない量だとラッセルの方が使いやすいし、別にスコップ的な使い方も出来るコンパチだったので、以前借りて「次はこれにしよう」と思っていたのだ。昨年の大雪で雪かきは馬鹿売れかと思ったら、普通に売られていた。今回も素材はポリカの物にした。ラッセルだとそんな振り回さないので肉厚のPE素材のでもそんな簡単には壊れないようだが、耐久性が少なくとも2倍はあるので価格差が3割増し程度ならポリカにしよっかなと。最初触ると柄にガタがあったが、見たらネジをユーザーがねじ込むようになっていた。なんだ、その中途半端な製品。
・ミニキャブはオイルクーラーのオイルブロックからのオイルにじみやタレがあるので潜ってチェックしたら、案の定ブロック側のネジがユルユルになってた。ここはOリングが座面にあるだけで密閉力が不足していると言われているが、加えるならネジの加工精度が甘くて緩みやすい。Oリングが座面トルクを下げるてしまうし、ホースを取り付けるとホースの緩もうとする力や振動で緩んでしまうみたい。ちょっとはマシになったけど、これでもまだ強く漏れるならゴムのOリング外して銅ワッシャーになる。しかし、太いパイプとは言え中空のボルトでしかもアルミなので、強く締めたら千切れそうな予感もある。
Posted at 2014/12/15 00:17:54 | |
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