2015年01月22日
・高級な黒毛和牛の肉を頂いているが、さすが美味い。何もしなくても柔らかく、加熱すると脂が沢山出て味のしみこみも素晴らしい。いい物食べたわ、と思うが、最近は赤身肉ばっかりだったので、歯ごたえが肉というより魚のような印象を受けた。大トロとかサーモンとか、ああいう柔らかく脂がある食感を肉でもやろうとしたんじゃないかな、日本人は。
・徳大寺有恒さんの最後の本が並んでいたので立ち読みしてきたが、やっぱり軽自動車枠がなくて「氏にとって軽自動車は車ではなかった」との思いを新たにした。たしか丁稚が軽自動車枠なんだっけ?批評は割と昔から口調が変わって無くて安心した。昨日ディスったK13マーチなんかも芯がないステアリングで忘れて良いとか、まあ、ディスりたい時に婉曲の引用するには便利だったなと。新型ジャンルの特集があったのはすごいと思ったし、氏はかなり前からエネルギーを浪費する車社会の限界に関して提言をされていたので、なるほどなぁと思った。でも、彼らの世代と僕らの世代(多分20年ぐらい違う)では、科学技術に対する信頼が違うんだよね。どんどん科学がひらくバラ色の未来、技術が克服する日本の発展、みたいなのを我々はもう信じていない。燃料電池とかソーラー水素ステーションとかの普及はいずれ来るかも知れないけど、当座ダウンサイジングのエコカーで我慢して身の丈を知る事の大事さを学んできている。
たとえば先日もとある会合でホンダが水素を燃料電池として使う車を発売するという話が出た時に「そういえばマツダも水素燃料やってなかった?」って言われたんだけど、やってました。ロータリーが内燃機としては終わってたので、水素ハイブリッド試作をやっているアピールはしてたんですが、まずロータリー自体が無くなったので特別説明はないですが水素ロータリーもやめたでしょう。各社が同じ所で競合するのは良い事ばかりではないけど、今の新型エネルギーも各社が思いつきで競合避けてへんな事やっている感じが強いです。あ、マツダはデミオがすごい褒められてましたね、実際そうなんでしょうけど、ライバルが皆自爆した感じもするなぁ。
・ISISクソコラグランプリ最高だ、正直ISISはやってる事の残酷性から考えると空爆で更地にしてしまった方がいいと思っている。結局軍部の圧政<<<無法地帯だった訳で、最終的に得したのはイスラエルとかアメリカとかだと思われているが、テロの標的が先進国にも来ているのでなんとも。ただ、クソコラがいいなと思うのは、ともかく非暴力的であるという点のみだ。たとえば相対して両方が武装していて言葉で話すなんてかなり難しいけど、ネットだと安全圏から馬鹿話や挑発していると言われても、言語や映像でのコミニケーションな訳じゃない。まして馬鹿話している分にはISISの中の人(多分だけど、映像加工とかやっている人達はISの中でもインテリ層で開明的じゃねーかという期待もちょっとある)ともふざけた話が出来る。それに日本人とフランス人が違うなと思うのは、少なくとも宗教絡みでのヤバイ挑発はやらない点だ。そこらへん守ってれば、むしろ高い金払ってろくでもないチャンネルを使って交渉するよりは意味あると思うし、人質救出とかはどうでもいいけど、バカッター民とISISのチャンネルが出来るのではと思ってしまう・・・なんかどうしようもない人達の組み合わせだなコレ。少し穿った見方すると、クソコラで釣ってる中に政府の人とかおるんじゃないかな?って気もするけど、ツイッターの仕組みしらんのでなんとも。
・根太レス工法について。根太が省ける上に強度がかなり上がるので剛床になる、理想的な工法で、断熱材なんかの貼り付けも楽そうなのだが、以前からその固定方法には疑問があった。今でも木軸住宅ではN75とかの鉄釘が使われている。高圧エアを使ったロール釘打機などもあるので、結構メジャーなんだろうし、建築基準法はこの手の鉄釘で強度を計算・標準化している。一方DIYでこのサイズの釘を使う事は少なく、コーススレッドで代用する事が多い。うちも祖母宅のリフォームでは釘はフロアの固定ぐらいで、残りは全部コーススレッドを使った。打ち込み深さの調整が確実でハンマーと違い打ち損じで曲がる事もなく、省スペースで電ドリで省力的に打ち込める。実際2×4住宅ではコーススレッドで組むわけで、鉄釘じゃなきゃダメって事もないだろうが、その規格がなかった。まあN75を使うのは板が24㎜以上なので打ち込み深さを3倍にした結果だろうとは思うけど、あれコーススレッドじゃだめなのかと。むしろN75より性能が高くないか?と思った訳だ。
そこで検索したのだが、意外というか面白い話が見つかった。
耐剪断力 引き抜き力
コーススレッド 75㎜ 太さ4.2㎜ 5500N 3400N
560kg 346kg
鉄釘N75 75㎜ 太さ3.4㎜ 75kg 7.5kg~10kg
よくコーススレッドの引き抜き強度は釘の5倍などと書かれる事が多いが、調べたデーターによると30倍超えてるんですがそれは・・・というか、引き抜き強度は母材の強度で異なるので、さすがに300kgに耐えられる板があるとは思えないんだが・・・ちかもコーススレッドの引き抜き強度は4cm打ち込み(ちょうど剛床を止めた時)の数字なので75㎜入れたらそれ以上になると思われる。
なんだ、コーススレッドで止めれば格段に強度が上げられるじゃん!と思った方、それは半分正しくて半分どうなんだろう?って部分だ。確かに剛体にするには都合がいいが、書いたように母材がぶっ壊れる事覚悟でガチガチにかためた場合の話だ。震災住宅の補強再建している人のブログで思ったのだが、鉄釘というのは強度方向にかなり差があり、しかも写真見たり自分で触っても靱性というか塑性が高い。悪く言うと弱い糸で止めている訳だが、程良く釘が抜けたり緩んだりする曲がったりする事で、水平面の剛体を適度にしならせている印象を受けた。コーススレッドを扱った人は分かるだろうが、焼き入れが強いため、過剰トルクで千切れやすい。
もう一つ問題視されているのは錆への耐久性で、焼き入れ特性を重視したコーススレッドは当然炭素が多い鋼で出来ていて錆やすく強度がぐっと下がる事がある。一方鉄釘はラスティーネイルなんて言ってよく錆びると思われているし、錆びる事で摩擦力があがって抜けづらくなるとも思うが、曲がりやすい軟鉄や軟鋼で出来ているので、芯までグザグザに腐ってるのはこれまで見た事がない。古民家の廃材でも案外綺麗なもんである。
ま、昨今はかなり割高にはなるがステンレス鋼のコーススレッドも製造販売されているようなので、そっちの普及に期待かな。ともかくリフォームで触る時に鉄釘固定は滅茶苦茶な方向からでも平気で止めてあって、分解時に木材を破損させずに外す事が困難なケースが多く、あんまり使って欲しい素材ではない。もう一つ、剛床はリフォームだと導入したいけど難しい素材である。根太工法は大引に45㎜角の根太を乗っけて、さらに12㎜の下張り、12㎜ぐらいのフローリングを重ねている。剛床は大引に直で24㎜を貼ってフローリングなので、33㎜ほど下がる事になる。根太工法ならそこはスペーサーを挟んで適当に上げるとかあったけど、剛床はそんな弱い物に止めたら意味がない。やるとしたら一度剛床作って、そこに根太入れてかさ上げする事になるので、ものっすごく面倒になるし太鼓鳴りが心配。もちろん断熱材が入らないって問題はさらに酷くなる。
・200Vのコンセントを増設してもらったのだが、その時に配線の太さについて聞いたら2Sqで30A対応って話だった。私は以前ホームセンターで延長ケーブルに3.5Sqのを買って置いたので、なんか耐圧平気なんだろうかと聞いた所面白い説明が聞けた。200Vはそれぞれの線がグランドに対して電圧を持っているので、100Vの単相に対して1/2の負荷だからヘーキという話だった。ラフに言うなら、2芯線での容量と3芯線での容量は違うって事なんだろうか?
・雪が降って部屋が妙に暖かい事で、やっと気流止めの意味が分かったというか、二階の床の温度が一階の屋根の受光放熱に影響を受けていた事が分かった。二階床は一階天井の上に梁があって組まれている(当たり前だが)。当時(今も?)は上に屋根がある場所だけ断熱材を敷いてあるので、二階床と一階屋根は断熱の外側で、悪い事に繋がっていた。グラスウール断熱材のメーカーの標準作業図を見ると、総二階的な床と壁との取り合いは書いてあるが、よくある部分二階の図がないのだ。
なんで一階屋根が特にまずいかと言うと、ここはトタンで受光面積が多いので室温を上げやすい反面、夜間は放射冷却現象を起こして逆に家を冷やしてしまうのだ(もちろん、外気への冷却もあるけど)。ところが積雪すると雪が断熱材代わりになるので、温度的には常に冷やし続けるけれど放熱してしまう事はないのではないだろうか。
また改めて濃色のトタンは良く無いなと思った。放射冷却は黒体放射が最大になるので、特に黒色が冷えるみたいだ(原理はよく理解出来なかったが、アルミ素材のように周囲から熱を集めやすい素材の場合、いっくらでも放出してしまい5度ぐらい差が出ていた。つまり、よく屋根を淡色にすると冬場寒くなるのではないか!という主張は、むしろ「昼夜温度差を激しくし、暖房を入れる場合に限ればマイナス」って言える(断熱が不適当な場合)。ソーラーパネルなんかも色が黒っぽいが、あれは熱的には浮いているし、むしろ背面は白か銀色なので放射冷却的には強いんじゃないかな?よく分からないけど。
同様にアルミサッシなんかも、断熱ブロックを入れている高断熱タイプはいいけど、古いシングルサッシに限ってブラウンなど濃色なのは悪い判断だったとしか思えない。木のサッシだった頃はむしろサッシは白という感じが多かったのだが、なぜアルミになって黒になってしまったのだろう?初期の素地アルミは耐食性に難があり白錆を出していたのでイメージが悪かったのかも知れないし、今もアルミの表面処理が白くなっているのは見た事ないんだが。今の高性能アルミサッシは軒並み樹脂のカバーというか塗装の白ですね。
部屋の暖房は薪ストーブにサーキュレーターでしのいでいるが、サーキュレーターはやっぱり天井にないと風の回りが良く無いので壁付けの扇風機を買う事にした。というか、製品として無いと思っていた壁付けのサーキュレーターってあるんですね。サーキュレーターって床置きで上に風を回す設計のが多いので、首に迎角しか付かないしスイッチがロータリーで時々間違えて首振りさせてしまったり都合が悪かったのですが、単機能のサーキュレーターとタイマースイッチを付けると壁でワンタッチで時間指定で回せます。扇風機だとタイマーは標準なんで割高ではありますが、リモートスイッチだと思えばなんとか我慢できるはず。逆にサーキュレーターに不具合あっても交換しやすいしね。サーキュレーターを最大で回すと温度が5度ぐらい変わり、しかも偏りも無くなるので、天井あたりから下に向けて回してやればかなり良くなると思いたい。
Posted at 2015/01/23 23:41:45 | |
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