• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

暇人ぶぅのブログ一覧

2015年03月11日 イイね!

今日の仕事

 ・今日は耕運機で巨峰園とスチューベン園とデラ園を耕す事が出来た。ディーゼルは燃費も素晴らしく、このぐらい使っただろう?って量を足すとどんどんタンクの残りが増えている感じ。レベルゲージが昔重油でも使ったのか見えないんだよね。ディーゼルは公道走らないなら重油使っても違法でもなんでもないんだけど、整備する立場から言うと最悪だ。

 ・さて、耕運機を降ろしてサイドクラッチがいかれている運搬車を持って来たが、整備しようにも何がなんだかサッパリだった。よくあるワイヤーの不具合ではなく、ここは思いっきり引っ張れるように調整してもダメ。とりあえずミッションケース本体のサイドクラッチ不良だろうとは思って触っているが、ヤンマーも整備が分かってないのか、分かっててわざとばらせないようにしているのか・・・コントロールアームは根本がプレートで本体にとめてあるが、ここが1番のプラスネジ、もうね、これやった設計者は全員原子炉にぶちこみたい。絶対錆びる、舐める、外せないのに採用する奴は人類の敵だわ。よくやってあるのはスクーターのプーリーケースで、私はすぐにヘックスに交換している。まあ、そこらへんはショックドライバー使えるからいいけど、ヤンマーにいたってはショックが直角に当たるクリアランスが本体外す以外無い。辛うじて当たる位置でもコントロールコンソール外さなきゃいけない。ここは明日以降の課題。
  もう一つ以前から怪しいと思っていた左右についているへんな出っ張り部分、このコントロールから怪しい伸び方をしているので、この中にクラッチ構造が収まっているんじゃないかと思ってばらそうとしたがダメだった。ナットは外れるが、何かが打ち込んであるようでゆっくりとしか外せない。貫通ドライバーなんかで隙間を押していってある程度カバーが外れたのだが、どうも出っ張りの中にはベアリングが収まっているようだ。そのベアリングが打ち込みなので簡単に外れてくれない。しかし、そもそも何故ケースの外側にこんな不思議なベアリング支持機構を設けてやってるのか全く分からん。さらに、左右でこれ連結されているみたいだし・・・という事で勝手に想像。
  左右が連結されているという事は、この段階までは両側に動力が伝わって来ている構造であり、インナーがインプットシャフト、アウターが個々のアウトプットになっていて、その中間に湿式クラッチが仕込まれているんだろうと想像。ひねる構造でクラッチが切れる事自体はまあ分かる、きっとレリーズのアームがシャフトの固定されているか、カムで押しつけるようになっているんだろう。
  なんでクラッチが切れないのかは良く分からない。片側だけがダメになっていればアームが折れてるとかを考えるが、両方ほとんど効かないし、片方はリターンすらしてない。引っ張りっぱなしなのに繋ぎっぱなしってのは、原因が分かりづらい。繋がらなくなるんだったら、クラッチの摩耗とか考えるけど。この手のは滅多に壊れないのか非分解部品なのか、修理データーが圧倒的に不足し、技術資料はすごい断片的で画像の見やすさが不足している。本来なら本番を実機でやりたい整備じゃないな。
  そうそう、オイル抜いたら完全に乳化してドロドロの脂肪状態だった。乳化オイルはこれまで何度も見てきたが、温度が低いからかこれほど固体っぽいのははじめて。

 ・圃場の修繕は凹凸の修理が優先だな、穴掘る以前にこれだけ凸凹しているとモアで走るのもSSで走るのも難しい。巨峰園はSSの進行方向に対して直角の穴ばかりで助かっていた事が分かるよ。多少は上下するけど左右にふられない。棚下線は南北方向で引きたいけど、SS走行考えると長辺ってのも場所によっては難しい問題だ。

 ・ディーゼルエンジンは今更ながらラジエター容量について考えさせられた。今メイン機の時代はホッパー冷却ではないが常時冷却水を入れておくタイプでもない程度に古い。始動は簡単と言いたいが、失敗すると二度目は結構辛い。冷却水に温度があってある程度簡単に動くと思っている時でも油断は出来ない。その冷却水だが、私は当初ある程度吹きこぼれるのが正常だと思っていたが、実際は定格で軽く使っている分にはほとんど沸騰してない事が分かった。ラジエター容量は案外あれで足りてるのだ。湯気がモウモウと出ている状態は明らかにオーバーワークなのでクールダウンが必要なようだ。
  もう一つTIPSを。テーラーにはロータリーのギアと走行ギアが組み合わさっている事が多い。このギアの入りが悪い場合、半クラで入れたり工夫するのだが、ロータリーが入りづらい時が何度かあっていじっているうちに分かった。メインクラッチを切っててもミッションを入れてあるとロータリーの入りは非常に悪い。これはロータリーのPTOは走行ミッションと繋がっているので、ミッションが入っているとギアが重くてロータリー側が噛んでしまうのだ。ミッションを抜くと割とロータリーが入りやすい。まずロータリー、次にミッションの順でギアを選ぶと効率いい。
Posted at 2015/03/12 00:09:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/3 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 1213 14
15 161718 19 2021
22 23 24 25 26 27 28
29 3031    

愛車一覧

スバル サンバートラック スバル サンバートラック
 バンのサンバーがあまりに良かったので、トラックもサンバーへの切り替えをすべく、ポンコツ ...
スバル サンバー スバル サンバー
 農産物の出荷運搬で雨の日にトラックだと対応できない(という口実)で購入、11万キロ超え ...
ホンダ VT250F ホンダ VT250F
 一桁万円でやってきたVT250F2Hです。VT系最強の43馬力のエンジンとMC15系最 ...
その他 その他 その他 その他
 農機具の整備をここにまとめて置く事にしました。写真はクボタのT7というテーラーです。現 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation