2015年09月05日
・長野県の特別天然記念物になっているライチョウの雛がサルに襲われているショッキングな映像が先日撮影・公開された。鹿が高山帯に現れてニッコウキスゲなど植物群落に深刻なダメージを与えている事は問題視されていたが、動物でも高山帯への進出によるダメージが確かになってきた。情報公開時に明らかには言われなかったが、対策としてはサルの駆除という方向が一つ、雷鳥の人工飼育のさらなる技術発展が一つ、根本対策としては温暖化対策って所だろうと思う。
「自然界では弱肉強食の淘汰が自然だから、サルが雷鳥を食べても自然」という意見もあるが、近年サルや鹿が生息域を広げているのは人間による淘汰圧の減少(あるいはニホンオオカミの絶滅による間接的な天敵不在)、森林面積の拡大、そして温暖化(これが人間活動と直接の関係があるかは議論の余地はあるだろうけど)である。つまり不自然な自然に対して人間はなんらかの責任があると考えられる。
サルも天然記念物だからという意見もあるが、雷鳥は特別天然記念物である。ニホンザルで天然記念物指定を受けているのは北限にすむ霊長類として保護された一部の集団だけであり、長野県で雷鳥食うサルは指定されておらず、有害鳥獣駆除の対象にもなるらしい。んが、そんな高山帯のサルを駆除出来るのか?って疑問はあるかも。
サルの駆除は罠がほとんど効かないため(多分一般的な法定猟具の中にサルに有効かつ許可された物がない、後で紹介する記事で出てくるイノシシオリに入った話を聞いたことがない。)銃猟によるものが主になるだろうが、猟師さんはサルが人間に似ているため撃ちたがらない人が多いと聞く。別に撃つ事自体はためらわないまでも、死体が気持ち悪いのだそうだ。表情があり苦悶の表情を呈するため、縁起が悪いという意見もある。個人的には別にサルとかは食ったりしないんだからファイヤー アンド フォーゲット、撃ちっぱなしでいいと思うけどね。参考になった記事、じつは99年だからもう10年以上前からこの状態。
http://nikkankiroku.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_8d5b.html
・ワイナリーに行ったら移動屋台が来て営業してた・・・・ここの経営センスはアホだ。移動屋台と固定屋台とレストラン、相乗効果や棲み分けについてもう少し考えるべきというか、移動屋台やるんだったら固定屋台なんてやらなくても元々いいんじゃないか。そしてノウハウがある移動屋台の方が色々魅力的で、固定屋台がなおさら貧相に見えてしまう。人件費だって移動屋台は一人だぜ?なんで最初から屋台呼ばなかったのかと言えば、そりゃ農協に自前のがないのと、工事のキックバックがないからだろうけど、逆に固定の持ち出しがなく顧客サービスが出来る移動屋台の方が先にくるべきだった。あと、直売所でパート従業員があまりよくない噂をしているのもどうかと思った。確かに改善点をダメ出ししていく事は重要だが、それは客に言う事じゃなくて上司に言う事だ。縦割の利益体系、企業統治の方向性の出し方の周知の不足、連帯意識の薄さ、どれを取っても悪化していると言わざるを得ない。
今回はメニュー制覇のため林檎ジュースを頼んだが、味が濃厚でこれは賛成、値段が300円とスタバ並にプレミアム価格な事、容器がやっぱり使い捨てな事など問題はあるが、コーヒー出せばいいんじゃないかと思ったのより「いいアイデア」だと思う。ただ、ここ最近のコンビニのアイスコーヒーでも感じる事なのだが、「アイスブロックが多すぎる」って事が気になった。言うまでもなくアイスによるガサの増量、水増しならず氷増し戦略である。確かに暑い時期にゆっくり飲むには温度は低いにこした事はないが、放置しても15分も溶け残る必要はない。5分もチビチビ飲んでないんだから、氷の入れすぎはエネルギーと資源の無駄で、捨てる手間もかかるケースもある。まあ、コンビニの抽出コーヒーの場合は、熱湯で出てくるのを冷ます意味もあるので多少氷が多目でもいいし、セブンとかは氷が見えたパケを買うので、それに納得するかしないかだ。しかしジュースをサーブする場合は温度は最初から低いのであり、明らかに尋常じゃない氷が残るとなると不信感に繋がる。正直、100%生搾りのジュースは濃厚すぎるので、水で70%ぐらいに薄めてくれた方が飲みやすいのではあるが、それを氷でくれても嬉しくないかな。ともかくさ、人件費が一番大きくて原材料費は良い物なんだから、そこを上手く生かす方向を考えて欲しい。
・今年は稲がなんか軽い気がする。うちのも軽いが、他のも軽い。倒伏させている所もあるけれど、大半がそこまでではない(し、倒伏は稲の重さだけが原因ではない)、多分だけど今年も稲はやや不作ぐらいじゃないだろうか。もっとも、うちは昨年までは分けつ重視の疎植だった。それだと雑草に負けるので標準程度の密植にした事で、反収ではさほど差はないのかも知れないが。あと、イナゴが多い。例年イナゴはあまり感じた事がないが、今年はやけにイナゴが飛び跳ねている。
・猫の寝室である風呂場だが、猫が逃げられないように窓をしめると湿気が抜けないので、開き止めと脱落防止つけて金網にしてみた。改めて日本のサッシは作り悪いなと感じたが、それだから雑な改造をしようという気にもなる。他の家でも最近ドアの閉まりが悪くておかしいと思っていたら、サッシが全体的に歪んでいて、戸車交換しようにもサッシが外れなかった。ハズレ止めを緩めて外せる場合もあるが、そうじゃないとジャッキでサッシを上げて外すのだそうだ。そのサッシ単体ならいいが、ランマ部分に固定ガラスがある場合、ジャッキアップしたら割れそうで怖い。
・他にも部屋掃除やら雨樋の修理やら細かい仕事やった。雨樋はある勘違いをしていた事が分かったので、これで多少マシになるはず。仕事はデラ収穫と草刈、巨峰園を草刈りした。何度も刈ってるのに雑草だけはよく伸びるわ。晴れ間に除草剤やりたかったが時間なかった。
・リースリングは糖度が18程度になり、食べた感じは上品な欧州系の味がする。近いのは黄華とか黄玉のようなさわやか乳酸系の酸味と甘み。香りやミネラリーさは感じられず。
・親のある預貯金の関係で農協からの書類と有価証券が農家組合の配布で回ってきた。うちは古い農家じゃないので農家組合にははいっておらず接点がほぼないのだが、いくつかの配布物は農家組合経由で来る事も有るようだが基本面識ない。うちの前で知らない人が近所の農家さんと大きな声で雑談していて、私が帰って来たら「○○さん(農協の人じゃない)から渡せって言われたけど、お父さんお母さん不在だから渡しといて」って寄越された。どういうラインで来ているか分からないので、農協の配布係の人なのか聞いても要領を得ず、隣りの人が農家組合だと言って説明はしてくれたが、きょどるきょどる、こういう個人情報配布物なので渡す際に確認しときたいと言っても「私は知らない、責任ない」とか言い訳するばかりで困った。最初から農家組合で配っているって言えば良いんだが、わざわざ別の人の名前が出たので警戒してしまったよ。そしてあの家はうるさいとか言われるんだろうな・・・
でも、ほんと改めて農協の金融部門はコンプライアンスとか信用ならんからダメだと思った。農業関係の配布だって個人情報が含まれる物、どういう種類の配布物があればどういう事をやっているか推察される物に関しては封筒に入れて配布され、私も中を見る事は出来ない(いや、まとめて出す時にやろうと思えば出来ちゃうかもだけど、嫌なら直接持って行ける)。それが第三者を数段階経て、しかも配布者がその意味を理解せず、さらに有価証券をひっくるめた状態で持って来て、ぞんざいに面識ない人に「家族に渡しといて」みたいなフランクな言われかた、普通の銀行だとまずしないだろう。農家が自分達で運営している預金というイメージが強いのだが、うちの親を含め農協の金融の利用者の大半は非農家だ。こんなんじゃ困るし、そもそも農家だって農家組合全員と仲がよい訳でもないだろう。農協を利用しているはずが、農家組合も混じってるというのは運営的にまずい気がする。逆に農家組合の古参への発注が大事なら、もう非農家はお断りでいいんじゃなかろか。ともかく田舎は世帯収入とかが筒抜けになってたりする怖い社会で、そのザルが農協ではないか?って事がちょくちょくあり、「別に悪い事してなきゃ知られて困るもんじゃないだろ」みたいなマイナンバー的なアレはもうお腹いっぱいだ。
Posted at 2015/09/05 23:18:42 | |
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