2015年09月12日
・「汚れているのは土なんです!この谷の土ですら汚れているんです」
ナウシカの名セリフが頭の中に響いた今日の午後。デラを収穫していたが、ほんと病気が酷い。しなびは温度障害や水不足の乾燥だから因果関係ははっきりしているが、病気だけはほんと分からない。どんなに丁寧に農薬を散布しても、笠を早期にかけても、いや、笠かける前にもう病気が酷く出ている。それを取り除いても次から次と病気が発生している。大半を捨てながら収穫していて、とある一角が全然平気なのを発見した。それはSSの上。畑に置いてある農機具の一種、スピードスプレーヤーの上だけは病気がほとんど発生していなかった。
この晩腐病という病気はブドウの枝で越冬して感染する事が知られていて、枝を消毒したりコーティングしたり皮を剥いだりして予防する訳だが、その効果がちっとも出てなかった。しかし病原菌自体はどこにでもいて、特に土壌に多く存在している事は分かっている。だからこそブドウは棚で栽培して土から離して感染を防いでいる訳。そうでなければ醸造用ブドウのように地面ギリギリで作る方法が普通に普及していただろう。しかし、SSの場所だけ病気が出なかった事で突然ひらめいた。SSが下にあれば土壌との間に遮蔽物があり病原菌が飛んでこない。だから病気に感染しなかったのではないかと。つまり、ここは地上部をどんなに丁寧に管理しても無駄で、土が病気の塊になっているからどうしようもなかったのだ。
そう考えると一つ合点がいく点があって、周囲の農家さんは皆藁を敷く。彼らは私ほど病気に苦しんだって話しは聞かない。防除なんか結構適当な人もそうだ。藁を敷くのはブドウ栽培では昔は必須に思われていたが、今は必ずしも必要ではない。うちも乾燥防止に使いはするが、全面をカバーするには相当な量の藁が必要になるので予算的にも作業労力的にも厳しすぎるし、それで他の園が病気まみれで困ったって事もない。しかし、この呪われた病気で腐った畑だと、そうやって直接的に土ホコリや泥ハネが出ない作業が大きな違いになったのではないだろうか。
ちなみに巨峰だとこの問題はほとんどない。デラと違い大粒種は棚の葉面指数を2ぐらいにする関係で下草が完全に日照不足で絶滅するという事がない。草刈は必要だが土がむき出しになる事がない。ただ、この畑だって葉っぱが完全に下草を枯らすまでは結構下草があって作業が邪魔で何度か刈り取りが必要だった(除草剤は散布してない)。感染時期からすると、草による病気の予防効果は藁ほど高くはないと言わざるを得ないだろう。また土の消毒は現実的ではない。ハウスなんかだと土壌燻蒸剤とか熱処理によって病原菌を死滅さえる手もあるが、露地だと高温が得られず作物がある状態で強力な殺菌剤を使う事も出来ない。いや、枯らすぐらで使うのはいいんだけどさ。
という事で「人は土から離れて生きられない、でもブドウは土が離れた方が健康」という事でした。いやもう、こんなケチが付いた土地はやっぱり改植すらしたくないわ。
・先日ミライースの異臭でオイルチェックして、「オイルは車検毎に交換すりゃいいんじゃないの?」とか恐ろしい事言ってる人がいたので不安になった。オイル交換しとかなきゃまた壊されるわ。という事で軽くミライースのオイルについて調べてみた。こいつは純正指定が0W-20か5W-30である。5W-30は広く使われている現在のスタンダードみたいな物だが、0W-20もエコカーの普及でよく見る粘度になってきているので選べる。私は古い人間なので5W-30の方が安心感はあるのだが、燃費はもちろん0W-20の方がいいだろう。その差ってどのぐらいかと思って検索したら出光が実車テストを行っていた良いムービーがあった。自社の5W-30と新型の0W-20をFITを使ってロードテスト、車両もオイル入れ替え等条件を揃えて3700km走った結果、OW-20は5W-30に比べ6%の燃費向上になっていた。オイルだけでそこまで差が出るとは思ってなかったのでびっくりだ。
ただ、0W-20はどうしても油膜が薄い気がする。薄い分エステルなど油膜が強いタイプを使いたくなる。0W-20は今のところうちだとミライースだけだし、あんまり私が手を入れる気もないのでお店で交換してもらおうかと思う訳だが、買ったJAに0W-20のエステルのを置いてあるとは・・・(というか工場全体って意味だと信用出来ない)。メーカーだとダイハツのディーラーに入れればいい訳だが、ディーラーは高そうだからなぁ、入れるのは純正オイルだろうから安心っちゃ安心だが。ガススタはこれまた0W-20は多分量り売りでは持って無さそう。ちなペール缶だと純正でも1万ぐらいなので3リットルで7回交換分ぐらいになる。ノーブランドだと化学合成で買える。
いきつけのガススタで聞いたら0W-20もドラム缶で常備しているって話だったが、価格がリッター1500円と耳を疑うような値段だったので却下。あとはDラーとホムセンの価格チェックだが、ホムセンだと3リットルで1800円でPAO配合のセミシンセが買える。一方Dラーだと工賃込みでAPI;SMのが2000円ぐらいだった。親に自分で行かせるためにDラーに出してサービスを見たが、全部お任せで作業をやってくれたし価格も安いのでここでいいんじゃないかなと。
ただDラーだと所有者チェックで車検証見せろとかうるさいし、伝票出力する関係で会計がイライラするぐらい長い。作業自体はあいてれば5分程度だが、会計が5分ぐらいかかるのはどうなんかと(待ち時間があるのでトータル20分ぐらい)。まあ飲み物もくれるし、ショッピングセンターに行くのも楽なので、自分で触らない人にはあそこでいいかも。そうそう異臭についてDラーメカに聞いたら、下りって時点ですぐにブレーキパッドの焼けと結論を出そうとしていた。パッドがやける時にオイルやゴムの焼けるような臭いがするなんておかしいし、普通の峠の下りでそんなブレーキが熱くなるとしたら不具合事案だろうが、私も他に思いつく点がないのでしょうがないか(オイルこぼれとかは無かったそうだし)。ただ、ホイールキャップで気がつかないがミライースはローターが結構小さい。軽トラよりもしかしたら小さい程度なので12インチの下の方だろうし、軽量化のため熱容量もないかも知れない。それで加熱してパッドに焼きが入ったのだとしたら無理矢理納得できない事もないぐらいだ。
・ゾンビ映画は様々あるが、昨今のパンデミックものを見てどうしても気になるのは「ゾンビの寿命」と「共食い」の問題。ゾンビ作品でゾンビが死者か脳死状態だけど動いているリビングデッドか異なるが、前者はもう完全オカルトで考察の意味がないので除外する。後者の「生物としての代謝機能等は残っているが知能がなくなって人間等を襲う」という設定でどうしても気になるのは、ゾンビが餓死なり壊死しないという問題だ。人間のボディーであれば必然的に外部からエネルギーを取り込まないと活動不能になる。体格や活動で異なるだろうが、丁寧に準備したケース(ハンストや即神仏)でも2ヶ月食べないで生きるというのはかなり難しいように思う。1月だって大半のボディーには厳しく、早々に餓死して全滅してしまうのではないだろうか?さらにもっと言えば水は3日も飲まなければ生命の危機に繋がる。ゾンビが水を飲んでいるシーンは見ないし水道使う知能もないから、水分が潤沢にある自然の元ならともかく、都市部なんか簡単に干上がってデッドエンドだと思うのだが。
これからの疑問はゾンビが動物を補食出来ない場合という大前提がある訳だが、大抵のゾンビパニック物では後半は人間は少数になって立てこもったり逃げたりしている。ゾンビの周囲に人が大量にいるという状況は少ないだろう。そうなると唯一の解決策は「ゾンビは生きている物のみを捕食する」という設定を無視して、ゾンビ同士が共食いをするしかない。というか、ゾンビが人間を襲うという理由付けとして、生きている器官などを欲するからという話があるが、リビングデッドとしてのゾンビはゾンビから死んでいると認識される必要があり、ちょっと厳しいように思う。
しかし、ウィルス系ゾンビを見ると、そもそもゾンビに「食べられた」人はゾンビになっている訳で、彼らは徹底的に食べる事はしない。ただ感染の方法としてゾンビに噛まれるとかはあるけれど、食糧として徹底的に食べられている訳でもない(というか、食べられるとしたら、一定時点でゾンビが増えるって事はなくなるし)。こうするとゾンビが襲ってくる理由はなんとか説明出来るが、今度は代謝食糧問題は振りだしである。その場合に考えられる理由
1:ゾンビ化すると恐ろしく代謝が弱くなるので、ストックだけで長時間いきられるようになる説:確かにゾンビになると動きは弱くなるし力もそんなない。一番上質なエネルギーを必要とする大脳神経も活動停止しているから、一年ぐらい死なないようになるかも知れない。その時のゾンビが脅威とは思えないけど、消化能力もなさそうなのに襲ってくる理由にはなる。
2:ゾンビ化する時に別の代謝系が組み込まれる
ラスアスの敵は感染が長いとキノコみたいなのに変化していましたね。キノコは分解タイプもありますが、共生菌を使って養分を得ていたりしますし、植物はバクテリアと共生して養分を合成している者もいます。ゾンビウィルスと共生菌がセットになっていると思えばありえない事はないかも。というかシドニアみたいに光合成できる人間作ろうとしてゾンビ化しちゃうとかSFでありそうですね。
・LEDヘッドランプが届いた。説明書が一切ついてない潔すぎる仕様、そして後ろのクリアランスは・・・これ厳しいな。値段が2000円と爆安だったので下手なバルブ買うより安いのだけど、はたして付くのだろうか。他にポリカの板、溝掘り機、IH調理器なども来て荷物整理が大変だ。また暑くなって空調服のバッテリーが切れて死にそうになったので、先日USBタイプも買ったのでそのバッテリーも調達した。今使っているのはニッケル水素の単三電池タイプの物で、これだと1900mAhで4セル4.8Vらへん。悪くは無いが、今多くの人が運用しているのはUSBのモバイルバッテリー(スマホの充電とかに使える)で、USBが5VBなので端子さえ繋げば使える。バッテリーがリポなので軽量で自己放電が少なく大容量で、空調服もオプションでリポ電池は存在するが値段が1万円近くしたはずなので買ってない。というかリポも日進月歩なので汎用で量産されて最近は恐ろしく安い。という事で多摩電子工業のリポバッテリーを一つ買ったのだが・・・ぜんぜんランプつかないんですがそれは。
Posted at 2015/09/12 22:01:30 | |
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