2016年01月09日
・タイトルの「ペットの猫は飼い主を殺す機会を伺っている」という研究結果をどこかで見たが、最近うちの猫でそれを強く感じる。スリッパを履いて階段を登っていると、すばやく後ろから忍び寄ってスリッパを引っ張る。それでつまずくと、間髪入れず反対側のスリッパも引っ張る。後ろなので見えないが、神業のような手際で飼い主を階段から突き落とす積もりだ。また紐で遊んであげていると、ドアの向こうから何度か飛びついているが、やがて飛び出してこなくなり「飽きたのか?」と振り向くと、なんと後ろから私に飛びつく寸前であったりした。もう心臓が飛び出すかと思うほどびっくりしたよ。皆さんもペットの猫の暗殺には要注意だ!まあ地味に痛いのは布団から足を押し出される事だけどね!
・昨日は夕方から寒かった。ずっとストーブ焚いてても暖まらないので、久々に出力あげてファンも強力なのにしてやってみたら、室温25度ぐらいまで上がった。とは言えなんか寒く感じてしまうし、火力調整が忙しくて本が進まない。あと、排気ダンパーの意外な効能に気がついた。ずっと燃焼室の排気損失の事を気にしていた訳だが、それは冷たい空気の吸気との温度差との損失であり、その空気がやってくるのは部屋の外からなのだ。うちは古いので隙間はあちこちにあるので、わざわざ吸気を外から引っ張ってくるような真似はしてないが、そうすると冷たい玄関の空気とか床下の空気を吸い込んでる訳だよね。
出力をあげて運転すると、ストーブのT曲げあたりで排気温度がダンパーの開閉でそこそこ違うんだなってのは実感する。ただ、ダンパー閉じで熾火が燃焼効率がいくら高いとしても、その程度だと部屋は暖まらないのも事実だ。となると、もっと大きいストーブで熾火をもっと大量に作るって発想になって、市販のストーブはあんま大きいんだろうな。
・ワイン関係の本を読んでいたので、五一のエステートの白をあけてみた。少し黄色かかってあまり涙もなく、香りが最初分からなかった。コルク嗅ぐと一瞬臭気を感じたが別にブジョネる感じはない。グラスに注ぐと一瞬ものすごい香りが立ち上ったのだが、なぜかその後いくら探してもそれが見つからなかった。味は少しアルコールが苦い系だが、酸味もほどほどあって美味しい。価格などから予想するに原料はナイアガラなど米国種も混じっていると思われる(あとはセイベルかな?)のだが、香りがあまりしない事で逆に正体不明の欧州系ワインのような印象にもなる。ちょっと安い系のチリとかに似てる。地元直売所で買ったフランクフルトをお湯で温めて付け合わせにして食べる。フランクやソーセージにはカラシが欠かせないと思うのだが、切らしていたのが残念。フランクは焼いた時には若干燻製の香りがするので樽熟シャルドネと相性が良かったが、お湯だと香りが飛ぶ感じがするので、あっさり白や軽い赤がいい感じ。これは逆に庶民的な和食、出汁がきいたおでんの練り物あたりに合いそうな予感。
・ところで今月、岩ノ原ワイナリーにツアーが組まれていて「おお、あの金賞受賞ワインが!」と期待していたのだが、HP見たらヘリテッジ、マスカットベリーA2013ともに売り切れ。ワイナリーにはもっと上のランクの「善兵衛」とか「スペシャルキュうヴェ」もあったのだが、それらも売り切れ。私の中の岩の原ワイナリーへの評価が低すぎたのかも知れないが、国産ワインコンクールの影響も少なからずあるのではないかと思ってしまう。
ここだけの話、岩ノ原ワイナリーがある新潟は、落合さんがカーブドッチを作ったあたり(燕三条)とはかなり離れた上越にある。以前妙高に行ったときに岩ノ原ワイナリーの物があって不思議だったが、不思議もなにも50km圏内な訳だ。んで、川上善兵衛が作ったベリーAは日本全国で結果を出している。逆に言うなら、岩ノ原はブドウ栽培適地とは到底言い難く、ゆえに岩の原で平気ならどこでも大丈夫と言う感じすらある(実際サントリーが登美の丘に善兵衛葡萄を入れたのも岩の原はあまりに向いてなかったため)。当時より温暖化が進んで栽培には向いてきているだろうが、妙高で飲んだ物は正直ベリーAの本家として特殊というかスゴイという感じでもなかった。まあ価格も安いレンジだからしょうがないけどね。ともかく、「育苗の面では優れた実績を知られながらも、ワイナリーとしてはサントリーにもってかれた」感があったのだ。しかし、コンクールでその実力を見せつけて一気に人気が出たような感じを受ける。いや、そのために、ここまで極端な高価で耳目を集めるワインを作ったのだろう。あの規模のワイナリーで7500円超えるってのはちょっと他に例がないように思う(アイスワインとか貴腐は抜かして)。
旅行ではさすがにそう失礼な聞き方は出来ないが、色々参考になるのではないかと思う。またベリーAの人気が安定して、全国のベリーAも消費拡大、飲み比べされるようになればいいな。と同時に、こういう自社農場のトップランクが強力な宣伝材量になる中、地元ワイナリーのメルロの超高級ワインが結局日の目を見ないまま終わりそうなのが残念だ。園が病気が酷くて、超高品質の原料も出来るんだけど、あまりに効率悪くて改植してしまったので、しばらくは原料が出来ない(っても10年そこいらの話だけどね。たしか初ビンテージが2007ぐらいだったと思うので、数年で一応そのレベルにはなったはずだし)。他の園のを同じランクに引き上げるかも知れないけれど、その場合名称どうするんだろうか?って気もする。
・仕事だが、デラ園が事情で今年は伐採できず管理する必要が出てきてどうしよっかなー状態。死なない程度に数本芽を残し、病気を出さない程度の消毒をやるってのが一つ。人を雇ってでもデラを管理して収穫するというのが一つだが、それぞれ問題がある。まず死なない程度の管理ってのがどうなるのか誰も分からない。確かに伐採する積もりで全部の種枝切って放置して、全部陰芽ってのは見た事はあるけれど、結局ドブヅルで後はそこそこ面倒そうだったし、病気管理の消毒が必要なのは面倒だ。
で、昨年やった特殊な剪定であればデラでも相当労力軽減にはなった。どのみち、同じ施設の改造を行うので、デラでそれに合わせてコンバートしてしまってもいい。どうせ失敗しても来年は伐採だ。むしろ困るのが中途半端に成功して伐採に踏み切りづらくなる事だったりはする。実際問題、改植してから成園になるまでの間、全部伐っちゃうとロスがあるんだよね。それを見越して補助金があると思えばいいんだけどさぁ。
棚下線張りは大分スムースに張れるようになって、2時間で3線ぐらいはれたが、既存の柱が邪魔でなかなかテンション上がらない所とか、入り口でどう柱をよければ入れるかとかやってたら、結局一日5線で終わった。間柱も立ててるしそんな物か。針金とかを内仕事で切りそろえ、塩ビパイプも足して準備終了。
・ミニキャブで使っていたオークションの中華オイルクーラー、オイルホースからのオイル漏れだったのでホース交換して使う事にしてホースを分解する。私はオイルクーラーのフィッティングの構造を良く知らなかったのだが、ホースとの接続は少しきついアウターカップリングと先端がタケノコのインナーフィッティングを締め込む単純な構造だった。最初ゴムホースにネジ山がついていてなんか入っているのかと思ったら変形しただけだった。さて、あとは内径と外径を測ってこれに合うサイズを注文するだけだ!と思って測定した結果を持って検索かけたら不思議な事が分かった。
測定結果はインナーが最低13㎜、広がって15㎜ぐらい、アウターは20㎜ぐらいで、これはメッシュ部入れてもほぼ一緒、アウターカップリングが20ギリギリなので、それ以上のは入らないっぽい。ホース類もインチ系が多くて、13㎜は1/2インチという規格だろう。んが、メッシュホースで耐圧・耐熱だと、アウターは自動的に23㎜になっていた。肉厚が4.8㎜、ほぼ5㎜ぐらい必要なようなのだ。漏れたホースは3.6㎜しかないので、そもそもこれ耐圧耐熱の規格として間違っていたのではないか?というか間違ってる。
上で厚さを3.6㎜と書いたが、実はそれは計算上の話、実際はこれゴムホースの穴が真ん中になくて偏っていた。つまり、薄い部分はこれより薄い事になる。代替ゴムホースのセンターが出てない製造精度の段階で製品の品質もお察しである。あ、耐圧補強なのか、内部に金属ワイヤーが鋳込んである感じである。
さて、こっからは2つの選択肢がある。一つはフィッティングさらまともな製品にして普通のホースを使う方法。間違いはないが、メッシュ系フィッティングのコストが多分オイルクーラー本体の価格を超える。タケノコプラグが使えるなら大丈夫かもだけど。もう一つは肉薄のゴムホースを探してきて使う。後者だとメッシュはフィッティングの中まで入れられないが、アウターは今の奴から抜けば使えるだろうとは思う。ただ、スペック的には当然肉厚の物より劣る。とりあえず後者に合いそうなゴムホースは弘進という日本のメーカーが「耐圧15kg、耐熱120度」という物を出していて、これなら互換性がありそうだ。考えて見ると100度を超えるオイルを流すって時点でゴムには相当無理がある環境だよね。
ところでミニキャブのオイルって何度なのかと言うと、普通に走っていれば90度行くかか行かないかだった・・・オイルクーラー付けてれば。坂道だとオイルクーラー付けてても95度を超え、オイルクーラーを塞いだ日にはおっかなくてアクセルを踏む足が震えた物だ(油温はクーラー入り口での物)。100度耐熱だと間違いなく溶けるので120度は最低でも必要だろう。
Posted at 2016/01/10 19:02:16 | |
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