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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年01月29日 イイね!

1日雨

 ・ほったらかしになっている新技術にスプリンクラー防除がある。傾斜園でやろうと配管までしたのだが、共同棚で一部が棚線切ったので、耕作あきらめて放置しているので止まっていたが、他の急傾斜園も増えたので再び検討している。スプリンクラー防除は柑橘類ではすでに採用されていて、次は棚などでの実績検討がはじまっている技術だ。棚下はスイングスプリンクラーというのが共立から出ていて、棚上は普通の物が使われている。んで、スプリンクラーのメリットは「農薬に汚れない」「低コスト(SSに比べて)」「早い」「作業が一定」「低騒音」ってな所、デメリットは「防除価が劣るケースがある」「棚下の付着が少ない」という所。
  特に昔は棚下スプリンクラーが無かったので、付着量対策として散布量を増やすという荒技が使われていて、散布量2倍とかやっていた。安い液剤使っていた頃はまだしも、今そんな事やったらランニングコストがかかってしょうがないだろうが、調べて見ると散布量が対照区のSSでも元から比較的少なかった気もする。また、防除価が劣ると判断された内容も、よく見ると主要病害でもないような・・・一応手元資料がかすれだしているので覚え書き


       スプリンクラー             
     初    2    3    4    5     6      
サビ 15.3  7.4  0.1  7.4  0.3  16.6
褐斑  8.9 11.4 17.4  0.3  1.3   0.7
ベト   2.1  1.2 1.2   0.3 1.8   12.0

         SS
     初    2    3    4    5     6
サビ 4.9   4.9  0.2  18.1  0.2  13.7
褐斑 2.2   3.4 18.6  1.1  4.3   0
ベト  0.6  1.2  1.1  3.2  5.1   31.4

初・2年が散布量が慣行と同じ、残りは2~3倍です。ベトはすでに1年目から両方に差はほぼありませんというか、勝ってますね。典型的な雨媒病であるベトに棚上散布が有効という事を教えてくれます。次、サビは2倍散布でほぼ同等、通常だとかなり「劣る」という結果に見えますが、ブドウ農家からするとやや疑問です。この数字は調査数と被害数の割合なんですが、えらい多発傾向が見えます。この病気は発生に特徴があって「乾燥年」「園の周囲から」多いのです。内因性というより外因性が大きくて、防除の違いがさほど出ない。証拠にSSの4年度が明らかに高い。乾燥性って事で葉裏防除が重要なのでSS区のが良いはずなので、これはおかしい。そして、もっと重要なのは、サビこんな出ないですし、被害も保険適用になるほど落ちる事は滅多にありません。防除さぼれば他の病気とミックスで出て被害出ますけど。
  褐斑はこれは落葉しやすくなるので結構重篤な症状になりますね。これもSS区で3年目が多いってのが気になります。これは生育終わりで出る病気なのですが、ベトやサビは少ないし、悪条件って感じがしない。
  最後にベトですが、これも多発するってのは余程悪条件・管理不良でなければデラでは出ません。元からの発生数がこんな多いのが不思議ですね。場所は山形だそうです。他に一番重要な「果実での病気」に関しては、一番被害が大きい晩腐に関して「発生がとても少なかったので有意差が認められなかった」という結論でした。少なくともスプリンクラー防除だから多発という訳ではないとも述べています。うーん、これは信じて良いのか非常に悩む。というか、病気がこんな出ているのに果実障害が無いってのは、ある意味理想なんですけどね。
  これ見ていて思ったのですが、もしかしたら防除って果実病害に対してはむしろマイナスなんじゃないか?って感じます。いや、葉っぱが落ちると果実品質は確実に下がるので残っている方がいいのは間違いないんですが、うちなんか多分これで見ると葉っぱの病気なんてほっとんど無くても果実がグザグザに腐る園があります。感染メカニズムは分かっていますし、果実部分も葉っぱ部分も同じような病原菌による被害なので、二つを分ける意味はないように思っていましたが、これで「果実に有意差がない」とか言われると、「防除頑張るほど葉っぱは良くなるけど果実はダメになる」ような感覚を覚えます。

 もう一つの研究は正直実地の防除価が出ておらず、ただただ数式と試験紙で防除を比較したようなつまらない研究なのだが、一つ面白いのは二次飛沫と距離や落下量の比較がある点である。スプリンクラー防除の基本は大きな粒で飛ばして衝突時に飛沫になって飛び散ってくっつくという事を考えている。最初から細かい粒にしないので、飛距離もあるしドリフトもしづらいが、命中しない物や余剰衝突分が落ちやすい事を示している。まあ、そこが気になるならスプリンクラーの口径下げて高圧で散布してもSSよりは飛ばないと思うけどね。そして、葉っぱの裏への付着を期待して倍量散布してんだから、そりゃ付かない分は落ちますわなという気もする。表面張力で葉っぱの裏にも付くし、余剰分は飛んでいってしまうSSと比較すると分が悪い。

 ・トヨタがスズキとも提携、ダイハツも完全子会社化とか言ってる。確かに車の開発規模が大型化してきているから、オールジャパンで頑張るように共通のリソースを使う事は賛成だが、トヨタがある技術でスズキが欲しい物、あるいはその逆があるんだろうか?とも思う。それにスズキとダイハツおさえたら軽自動車メーカーはホンダだけになる(スバルは自社生産してない、三菱日産?しらん)。自動車って枠だと寡占ギリギリだが、軽自動車だと完全にアウトだろコレ。今後のシナリオとしては、トヨタの小型車を売るため、軽自動車枠を廃止して登録車と陸続きの税制にして、軽自動車は一ジャンル1モデルになるのが見えるかのようだ。それでトヨタ車買う人が増えるとは到底思えないけどな。私だったら程度がいい軽自動車保存して永遠に軽自動車枠で乗るわ。
  それにトヨタが売れていると言っても、トヨタの車作りがいいなんてこれっぽっちも思えない。ハイブリッドは初期投資の大きさや実績などから認めるにしても、トヨタの小型車って私は思い浮かばない。その上のワンボックスとかワゴン系は分かるんだけど。そう思ってHP見たら、ヴィッツって名前の見た事もないコンセプトカー崩れがあってびっくりした。今、これがヴィッツなの?他のは無駄に大きかったり無駄に高かったりして、ベーシックコンパクトと呼べそうなのはパッソぐらいだが、これダイハツのOEだよね。先代はあまり良い車とは思えなかったが。



Posted at 2016/01/30 02:18:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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