2016年08月01日
・地元の殺人事件、迷宮入りのような記事が出ていたと思ったら、夫が逮捕された。先日も奥さんをコードで絞め殺してしまった事件が近隣であったし、事件解決は喜ばしいけれど、その後の捜査が待ち望まれる。にしても、刑事ってのはその手の事は言えない訳で、先日も例の事案で警察署に行った時にちょっとこの事件の話も出て「犯人めぼしついてて裏取りの段階だと思ったのに長いねー」って聞いたら曖昧な感じだった。まさかの図星でよかったけど、全国的にはそうじゃない事件も多いしねぇ。新聞記事で、近所の人が「あんないい人が信じられない、警察に自白を強要されているのではないかと思った」とか載せてて笑った。それ、長野県警だと冗談じゃすまないんだよなぁ、詳しくは松本サリン事件とかggr。
・ビブリオ古書堂は4巻まで読んだけれど、この作者はすごい!並外れた知識と、現実と虚構の境界のような設定を自ら物にしている。というか、壮大なオマージュというか、作品毎にテーマになる本に合わせて作風を微妙にいじくってきている。作中の本と作品がシンクロして、そこには寓話性が明確に見て取れるのに、抹香臭さがなくて素直にそれを楽しめる。ジャンルも漫画から純文学、大衆文学まで幅広い。オムニバスから長編まで書けるし、その作者の作品を読んでいるとよりわかるというサービスもある。以下ネタバレ
暗号についてだが、色紙のセリフがよく出てくるので、あれは南無阿弥陀仏の欠損部分を入力する物だろうと思っていた。あるいは、銅貨があった場所と同様、金庫も二重構造になっていて扉部分に真の何かがあるのではないかと。入れ替わりは最初から疑っていたので驚かなかったが、じゃあ母親と何話していたんだろう?何か脅迫されているんじゃないのか?という部分は気になった。
3巻前半で想像した事は半分アタリ、半分外れだった。つまり手段は正解だったが、ソレがメッセージとしてあったとは・・・って感じだ。母親は動きが読めない感じで最強感あるけれど、ヒロインの上位互換だと思うとわかりやすいし、少し作者の手にもあまるジョーカー感がある。これが海外なら、最終目標は「外された聖典」とかできるんだろうけど、日本はなんなんだろうか。
と、とても楽しめたからなおさら思うのだが、果たして今後この手の「古書」というジャンルは生き残っていけるのだろうか?価値があるのだろうか?とも思った。出版量はさらに夥しくなり、価値の軽重も甚だしくなる。昔は繊細な違いや稀覯本の希少性があのような世界観を作り上げたが、それは一部のマニアだけではなく、日本全体が小説に熱狂し層が厚かったという事もある。正直私は古書に「新書より安い」「廃版になってて入りづらい」「図書館にない」という事ぐらいしか価値を見出せないので、「稀覯本だから」「オリジナル要素があるから」なんかはどうでもいい。実際、地元は県下どころか全国的に見ても「古書店が多い地域」という話が以前はあったのだが、最近は古書店もほとんどつぶれてブックオフの方が盛んだった(今はブックオフも下火)(ブックオフでも希少かつ重要な本が並んでいる事もあるが)。この作品の舞台がすでにノスタルジーになっている。文学研究という点では今後も比較研究の対象にはなるだろうが、コレクターが大枚をはたいて買い集めるという状況は今後少なくなるだろうし、そうなれば古書堂も立ち行かなくなるような気がする。
・証拠で提出したSDカードが間違ってた。USBメモリーは一個は帳簿用で人に渡したくないので怪しい店に行ったら32GBで1000円しなかった。なんかメモリーの価格は素直にすごいと思うわ。
・仕事は収穫かご洗ったり、巨峰の新梢管理したり。デラが昼間しなび気味になっていて焦ったが、糖度検定に出したら「もう過熟気味なのでさっさと収穫しないと割れる」って言われて、実際割れてた。まあここは粒抜きしなかったので割れやすいし、だから提出しても惜しくなかったのだが、潅水してたら割れがひどくなっていた可能性もある。今日も夕立がちょっと降ったので路地はそこそこ。作業台は移動させておいてみたが、偶然梱包器の天板の高さと面一になっていた。強度的には問題ないが、あえて言えばセンターにも裏に板を渡した方がいいのが分かった。パーゴラとのスペースの取り合いをどうしようか迷ったが、結局パーゴラ側にそれほど箱を押し出す予定もないので、そっち側を野地板のあまりで延長して、手前側はサブロク板で同じ物にする事に。中間部分は梱包器も入れるので、残りを少し短いコンパネで作る事にした。
・明日は雨だそうなので、雨よけで収穫荷造り、出荷予約提出、荷台掃除とか選果台づくり。
Posted at 2016/08/01 20:08:06 | |
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