2016年08月28日
・朝出荷、とある同梱部材を切らしてしまい全然出せなかった痛恨のミス。朝一でデラも採ってきて荷造りして出すが、2kg比率が半分ぐらいと非常に多い。全部は荷造り出来なかったが、もちろん明日出荷分なので問題なし。そっちを日中荷造りして、夕方終わってからパープル収穫、曇りだったので平気だったのだ。蒸散量が曇りだと晴天の1/5ぐらいになるそうな。パープルは木や枝で大分状態が違い、軽い奴はほんと3、4粒程度しか生きてないのに、中には500g越える良好な房もあったりする。収穫は大体3本分ぐらい終わったが、明日集中してパープルだけ収穫すれば9本分ぐらいまで出来るだろう。むしろ雨が多かったので正常な木の方の房が心配なぐらいだ。苗園はまだ粒が萎んでいた余韻で全然裂果の兆候はない。デラは今採っている園のは水ぶくれ気味で、すぐにくたっと萎れるのが気になる。ハウスのは水分が相当抜けているので、2,3日たってもピンシャリしていたのだが。食べると水分が多い感じはするが、別に糖度が低いという事もないのだけれど。
・ハウス巻き上げは直したが、台風は風はほとんど無い感じになったので、巻き降ろしておこうか思案中、万一風が強い時を考えるとあげておいてもいいのだが、ナイアガラの実がどうなるのか心配。また谷間に木があるので、水が集中して落ちると割れる気もする。あとは、明日は出荷が出来るかが賭けだ。大量に荷造りしても、運搬出来なければ意味がない。まあミライースでも結構乗るので、デラとパープルを別々に持っていけばいけそうだが。他の分割だと提出書類の関係で多分あまり良く無い。箱バンがあればもちろんあれが一番載る訳だが。ミラの方がステラより積みやすいし、商用グレードであればもっと乗せやすいとは思う。
・私は就農してからこっち、出荷のダンボールにつくスタンプは、ずっと某水性スタンプを使っていた。何より安いのが魅力だったのだが、最近どうもにじみが気になっていた。乾燥すると色も薄くなるし、安いだけの事はあるなという感じ。で、今日、ダンボールに間違えて違うハンコを押してしまったのだが、上書き出来るガムテを上張りしてスタンプしたのだが、全く乾かず色乗りも薄くて読めないぐらいだった。このガムテ、油性ペンではちゃんと文字がかけるので水性インキの限界だと感じ、シャチハタのスタンプ台を購入してついたところ、鮮やかかつしっかりとハンコが押せた。ずっと二流品を使っていたので、少し偉くなった気がする。ランニングコストは6倍ぐらいになるけどな・・・
ところで農協に行ったら最近はシャチハタのXスタンパーみたいにスタンプ台使わずに使えるスタンプが多数売られていた。次からはアレを使いたい所だ。
・スズキのリアサスがいつのまにか刷新されていた。いや、ほんと、誰も指摘しなかったので気がつかなかったよ。ダイハツはトヨタ資本入ったあたりからモデルチェンジ毎に足回りを大幅に進歩させてきていたが、スズキも1モデル遅れながら追随してきていた。が、リアサスはずっとITLだったと思う。なんでそんな事気にしているかと言うと、フロントはそれなりに進化したのに、FFのリアサスという重要なパーツがITLのままでいいのかなぁ?と感じていたからだ。これは人によって評価が違うのだが、多くの場合、素のリアサスはそれほど褒められた性能でもないというのが一般的だったのではないかと思う。スズキの軽ってリアが出づらい安定志向ではあるけれど、それがハンドリングのダルさの要因にもなっていたし。理想としてはリンク式サスを使ってキャンバー制御入れればダイハツより一歩先に行けるなぁと思っていた。
で、新型アルトはFFだけリアサス形式を変えてきた。が、トーションビームであった。これ、プラットフォームの発表の時にすでに指摘していた人がいてびっくりしたのだが、分かる人っているもんなんだねぇ。が、トーションビームでFFは必要充分という時代は再び終わろうとしているみたい。別に昔の名車を否定する訳じゃないけれど、技術が今はまた二週目に入ろうとしている感じで。その中でトーションビームかぁ・・・流用できんなぁ・・・と思いつつ考えていたのだが、4WDはITLのままだそうなので、プラットフォームがコンパチなんかも知れない。つまり、アルト以前のスズキのシャーシにもこのトーションビームはつくかも知れない。ITLとトーションビーム、どっちが優れているかは分からない。私は2WDモデル乗ってないし。
さて、性能的にはどうなのかはともかく、スズキがトーションビームを使いたい理由はハッキリしている。「軽量化」「コストダウン」「薄型化」である。薄型はまあITLでもワゴンを成立させているのでそれほど大きくないとしても、軽量化はなんとびっくり11kgも軽くなるのだそうだ。アクスルシャフトが無くなるし、ラテラルロッドも無くなるし、びっくりするほどの軽量化だ。それだけ軽くなり、しかもパーツが1つ(ITLだと大まかに4つ)になるんだから、コストも相応に下がったのだろう。むしろこれまでITLにこだわった理由があったのかと言いたいが、4WD派生を持つコンパチのトーションビームに手間取ったというのが一つ、そもそもトーションビームを成立させるだけのプラットフォームの強度が怪しかったのが一つだろうか。
さて、ITLとトーションビーム、素性はどっちがいいのだろうか?シンプルさや剛性面ではトーションビームの方がポテンシャルは高いはずだし、キャンバーのコントロールでもトーションビームは一応多少は変えられる(シム使って)が、ストロークで変化はしないというか、キャンバーがトーに変わってしまう弱点がある。ITLはキャンバーはゼロで固定なので、ロールするとグリップが下がると理解しているが、そうじゃないというご意見もあるのでどうなんだろうな?おそらくワークスあたりだとビーム締結力を上げるなり、追加ロッドでスタビ効果を向上させてくるだろうし。一方でITLで問題になった横剛性に関してはトーションビームで向上するかは分からない。リンクが減る分、力を分散させられないので、トーションビーム基部の支持剛性にゆだねられるだろう。ただ、支持部はシャーシの前にくるので、ITLのようにリアのフレームまでの強度が問題にならなくなるかも。ちょっと2WDのアルトに試乗したくなる。
Posted at 2016/08/30 01:08:50 | |
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