2016年09月09日
・三菱が修正後の燃費表示すら恣意的データーの取捨やってたという、もう言葉も見つからないような事やっている間、スズキのアルトはとうとうリッター38km超えとか言う修正燃費(上ブレ)をもらうという事になってしまった。日本の誇りが軽自動車の一番安いアルト、埃が最新鋭PHVの三菱とか言う事になってるな。日産もほんと三菱合併して大丈夫?日産ファン自体見つけられなくなっているけれど、もしいるなら意見を聞きたい所。
さて、そのアルトだが、ちゃんとカタログ見てなかったんだなーという事が先日のリアのサス形式以外にもある事に今頃気がついた。「今MTに乗る意味」とか言ってアルトワークスとか言うオヤジターゲットのしょっぱいグレードを出したスズキだが、実はベースのアルトにも5MTは存在しているし、アルトバンにも5MTがある。で、この5MTはあからさまにCVTやAGSに見劣りするようにVVT制御がなくなっていて、燃費も26km程度と10km以上も違う。まあ、CVTやAGSはアイドルストップや駆動系との協調制御を入れられるのでカタログスペックは良くなるのでしょうがないのだが、VVTだけに関しては別にレスする必然はないので、コストダウンとか言いつつもスズキの嫌がられグレードだと言える。ま、そこは今回の主眼じゃないのだが、このVVTというのは何種類が方法がある。有名なのはホンダのハイパーVTECのようにカム切り替え方式で、正確にはこっちはVVLでもあるのだが、VVTでもある。他には中間リンクにを入れるとか、バルブ休止的な奴もある。で、カム切り替えや中間リンクは難しいので、一番簡素なのはカムスプロケットにアクチュエーターを仕込んでタイミングだけずらす方法で、その場合効果が高い吸気系だけに仕込むのが通常だった。ロードスターのB型とかそう。
で、カタログ見てて気がついたんだが、アルトは「吸排気VVT」とある。おお、これ排気系も制御しているんだ・・・とびっくりした。これならコスト高とかも分かるんだが、両方に仕込むって事は・・・と思って見たら、やっぱりDOHC化してた。調べたらK6の頃から全部DOHCだったらしいけれど、F6とか3Gとかの世代だとSOHC4バルブが普通だったので、ちょっと感動。車体の軽量化もすごいけど、エンジンも確実に進歩させていたのだね。あとは、そのエンジンを是非バンの5MTにも積んで頂きたい。というか、どっかチューナーさんやプライベーターさんが積み替えとかやらないかな。同じ型式だから形式認証は不要だろうけど、エンジンが協調制御でECUから違うだろうし、そこまで燃費は向上しないのかも知れないが。スズキにそういう事を聞いてくれるメディア関係者っていないのだろうか。まあ無難な答えしか返ってこないだろうけど。
そういえばバングレードについて関連して思い出したのだが、ある大工道具屋さんのブログで、「高額商品を修理するか買い換えるかという時、以前は個人大工は先まで考えて買い換え、会社は目先の数字で修理が多い」と書いてあった。今は景気が悪くなり、販売店が修理の方が利ざやが大きく新品が安いので修理を強く勧める事が多くなっているという伝聞を伝えているが、商用バンというのも「高額商品で燃費で元が取れるとわかっていても、目先の安さで本体価格だけで選ばれてしまう」という事があるのかも知れない。
・ラジカセの音が悪い。先日NHKのラジオ番組で家電収集家の人が古いラジカセでカセットの音を自慢していたが、確かにあの頃の方が音が良かった気がする。と言ってもカセットが、という訳ではない。確かにカセットはカセットの音の圧縮というか周波数いじりをやっているので、独特の音にはなるのだが、CDラジカセで聞いてもいい音がするラジカセはあった。が、それから幾星霜、MDがはじまって終わり、カセットが無くなったり復活したり、個人のリスニングはイヤフォンが普通になった。そして、ラジカセはコストダウンが激しくなり、音質は気にされなくなった。一時期MDなどに合わせてカタログ数値だけフラットにしたようなマルチスピーカーモデルが増えたが、構造体を小さくした方がうけるし安上がりなので、ユニットだけで無理矢理音を上げたような感じになった。今はラジカセに高音質を求める人がいないため、ユニットは本当にヘボいのが付いてて、高音に振り切ってももごもごっとこもった音しかでない。そこらへんは純正カーオーディオにも似ている。
もちろん、単品コンポを持ってくりゃいいだけの話ではあるんだが、ラジカセはラジカセで取り回しの良さやラジオ内蔵などのメリットがあり、これで音質が良くなれば言うことないんだけどなぁと思っていたんだが、実際やってる人もいるみたい。うちで私がメインに使っているのはアイワだかの安い奴とソニーの古いCDF700というモデルで、後者はバブリーなハイテクがてんこ盛り、当時ヘタなコンポより高かったみたいだ。音質はそれほど感動的でもないが、ウーハーが後ろにあって、フルレンジもチタンドームとカーボンコーンとか言う仕様らしい。確かにコーンの色が独特だが、一方でエッジがウレタンで硬化している年代というお話も。簡単に分解チューンナップという訳にはいかないというか、すでにギチギチな感じだ。
・昨日の「一台車乗るなら」という話の続き。国産のスポーツカーはへんなプレミアがついてて最近は買いづらいという話まで書いた(嘘)。いや、ほんとシルビアとかS14ですらいい値段してて、R32以降のスカイラインも馬鹿高い。80スープラが200万超えてるもんな、どれも買えないけど。で、外車でこなれているのは何か、先日ドイツ系で触れなかった二つのメーカーについてちょっと情報仕入れたのもありつらつらと。
まずワーゲン、ずっとビートルが売れる度にパテント料がポルシェに入るという仕組み云々言われていたが、沢村さんの本によると5マルクだったかな、そういう取り決めがあったらしい。で、ポルシェとワーゲンとアウディはグループという認識は皆あるだろうが、その経緯が面白かった。ワーゲンはブランドや工場であってメーカーではなかったという指摘は確かにびっくりしたが、確かにワーゲンはゴルフ以前にろくな車を出せてないし、出せててもポルシェの手が入っていた。つまり製造はワーゲンだが、設計はポルシェという感じだったのだ。じゃあアウディは?となるが、ここが複雑で、設計関係の人は意外にもベンツからの流れがあって、アウトウニオンというNSUだのDKWだのの寄せ集め、抱き合わせがワーゲンに買収されている。つまりアウディはれっきとしたメーカーだった訳だ。
そのワーゲンがやっとビートルの後釜に出せたゴルフが世界的ヒットになってワーゲンの屋台骨になっているのは有名な話で、これもジウジアーロがデザインだけでなく基本設計にも深く関わっている。私が覚えているのはゴルフ2からで、あの頃のグリルが赤枠だったGTIはホットハッチの元祖という感じだった。私の大学の先生もゴルフ1に乗っていて、東北との600km以上の往復によく使っていたそうで、その優れた性能は当時の国産の敵う所ではなかった。その後、3代目はゴルフのセダンバージョンのヴェントにも乗ったが、硬質な感じや小型セダンに無理矢理大きいエンジンを突っ込むVR6というグランツーリスモは、いくら初代プリメーラが近づいたと言ってもまだまだアドバンテージがあった。
この後沢村さんによると4代目で高級路線で迷走し、5代目と6代目は骨格固めすぎて真面目すぎになったが、現行7代目で大分バランスが取れているとかなんとか。確かに4代目はプチブルに人気で随分見たし、5代目はレーザー溶接50メートルとかあったが、5代目以降はここらへんでは滅多に見ない。知人が一人乗っていたが、ドイツらしい無骨さが薄れてゴルフって存在として認識出来てないし、肥大化はしていたのでポロとかルポとか下のクラスか、いっそボルボみたいなワゴンかという中途半端さがあったと思う。で、買うとしたらワーゲンなら三代目が目一杯かと思う。それ以降は肥大化しすぎているし、それ以前は維持が私には難しそうだからだ。ゴルフ3だとターボディーゼル一択かな。ただ、排気量による税金差はディーゼルだとないので、190Dとゴルフ3が並んでいたら前者を取ってしまうと思う。ガソリンだとGTIだな、VR6はこれまた税金高すぎ。
もう一つ、アウディはどうか?最近はプレミアムコンパクト路線があたっているが、それ以前のアウディはもっさり実用車って感じで、外車なのに全然そんな気取った感じがなかった。なので、欲しいという憧れの対象にはなりづらい。一応現在買えるスポーツ系だとTTの初代なんかをピカピカにして乗ってたらかっこいいとは思うけど、どう考えてもあれは飛びますて。で、4WDにして、重くなってターボになって、燃費極悪でお蔵入り間違いなしである。眺める分にはTT好きだけどね。
他に名前が挙がってないスポーツカーの国と言えばアメリカとイギリスである。まずアメリカからだが、先日も近所の小僧がカマロ乗り出して半年で捨ててた。でかい、取り回しが悪い、燃費悪い、税金高い、日本の田舎だと持てあますんだろう。くれるなら新型ムスタングやコルベットはほんとカッコイイですね。あとは欧州フォードはフォーカスやKARなど面白いの作っています。留学していた頃一番見たのはフォードのフィエスタのMk2でした。今のマーチみたいな顔の奴じゃなくて、カクッカクのボディーで、よく色違いパネルを無理矢理流用して修理してましたが、ああいう「うごきゃいいんだ」的な美学は好きでしたね。当時の徳大寺さんも、「欧米だとMTメインでハイウェイでギア固定でリッタークラスのエンジンをトルク重視に仕立てて乗ってる、今の国産は使えないカタログスペック追いすぎ」と批判していた。まあフィエスタMk2はさすがに買えませんけどね、国内に多分入ってないので。フィエスタは4代目がDYデミオの兄弟という繋がりがあります。
イギリスはスポーツカー天国なのですが、パッとしたのが無い。エランとかエリートとかは博物館物ですし、エスプリ?イスズエンジンでしょ?という感じだし、スーパー7系は車庫ないと無理。旧型ミニとかも昔は見ましたね・・・って感じで、あれだけライトゥエイトと騒いでいながら本当のライトウェイトって今だとエリーゼ系だけなんじゃ・・・しかも補強しまくって結局ロードスターとさしてかわらん重さになってるし。昔はMGミゼット欲しかったけど、今はロードスターの方がいいかと思ってしまいます。唯一気になると言えばTVRとかアストンマーチンあたりには鋼管パイプフレームに大排気量のFRというモデルがあるにはあるが、滅茶苦茶大きいか、歴史的マシンで、維持しやすそうな車ではない。
・隣りがガレージの屋根拡張してんだが、かなりの面積を建物の壁に梁つけてやってるんだが・・・あそこに長さ2.5ぐらいの屋根つけて平気なんかな。私は怖いので家に寄せて柱立てたんだけど。まあ、そこはまあいい。家の反対側の柱に筋交いがないとか、開口部も何にもないのも知らん。母屋が2.5mに一本もなくて、垂木にコンパネ直ってのも、まあもう俺のもんじゃないからいいんだけど、そのコンパネの上に防水シートで、直にタキロンをビス止めしだしていてぶっとんだ。おいおいおいお、それは無いだろ・・・当然だけどコンパネからビスが沢山覗いてる。まあさ、タキロン止めるのにビスタイプの奴もあるけど、そこは普通簡易でもルーフィング使うだろ。トタン板だと思えばいいのかも知れないが、だったら不透明なの使うよなぁ。あれ、大雪降った時に平気なのか?傾斜で流れるからいいのか?
・ブドウ売る商売の方は空振りだったりもしたが、まあまあ上手い事進んでいると思う。ナイア収穫分で注文分は出し終えて一安心、4kg箱ギリギリだったが、上にも底引きノバ入れて上げ蓋して送った。個人的な依頼分も終わったし、あとはパープルのお客さんに連絡するだけ。パープルは大きい房も思ったより玉伸びしていなくて、そこがちょっと残念だったというか、粒数から言うと重さ的に残しすぎたか。軸が出てしまっている。
明日はナイアの残り荷造り収穫、パープルの予約分収穫、注文ブドウをレストランまで持っていく、水田にトラクターかける、駐車場でおわせになった人にブドウ送るなど。腰は午前中は吊り気味で、人から片方の肩だけムチャクチャ上がっていると指摘されたが、午後は割と気にならなくなっているので、筋違い程度だったと思いたい。
・ワイン会は今回は美味しかったが、仕事終わって少し遅れて駆けつけたため、飲んで酔っぱらっただけな感じ。最初スチューベンのワインが出て、そっからメルローづくしだったような。逆に料理がとっても充実していた。やっぱりあそこは料理が美味しい。新しい人達と席が並んで色々面白い話も聞けたし、山辺のアピールも出来て良かったが、先生の様々なアイデアを聞くとこんな活性化策があったのかとびっくりする。
Posted at 2016/09/09 22:20:38 | |
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