2016年09月11日
・仕事はスチューベンを2kgで40箱近く出した。2kg限定で言えば記録、と言っても巨峰5kgはパックではなくて実質バラなので、そっちの方が出しやすいけど、ともかく頑張った。スチューベンは半分パックを想定していたけれど、400gパックが11箱(概算44kg)、2kgが40箱で80kgと、大体2:1で2キロだった。もっとも、これから選果場でグレード付けられてみないと、あれで良いのか分からんけどね。その後大急ぎでナイアガラを収穫して、すでに組んであった箱分だけはなんとか出荷、あとは注文分が出るかどうかだが、今になってもナイアの注文が追加で来るぐらいである。個人的にはやめたい品種No2なんだけど、直売価格だとそんな悪くはないのでなんとも。あと、とある組合のブドウの注文価格を見たら大体うちの1.5倍ぐらいだった。とくにパープルが超強気で2倍だった。実際地元直売所は戦略的に安くしているだけで、本来あんな値段で出る訳じゃないんだけど、どうしてもその価格を参考にしてしまう。
その後はとりあえずナイアを収穫して、ミニキャブを工場に入れて、夜寝てないので雨の間寝て、夕方からスチューベンの収穫に出かけた。代車でヘッドライトを積んでなかったので、夕方薄暮になってからの収穫は面倒というか怪しい。それでも残り6ケース程度までは収穫出来たと思う。工場からの連絡で仕様違いのパーツはなんとかなりそうという話だったが、またエンジンオイルとかフィルターとかいらんもんをデフォで入れようとするのと、クラッチ交換をすっごい推される。5万キロの車の使えばいいじゃんと言ってるのに、なんか錆がどうこう言ってうちの車のクラッチを使いたいとか言ってるが、こっちこそ11万キロ無交換で、重い物積んで半クラ使うとジャダが出てる。エンジン好調とか言ってるが、本当に自走して走って来たのか不安になってきた。長期放置って感じではなかったけど・・・正直ドナー車からの提供は安いが工賃はかなり高くトントンになると踏んでたのに、後からメニューを要求されて困る。他にもリコールの点検や対策も受けてないみたいで、これ系列どこから引っ張って来た車なんだろう???リコール対策ってあれ期間とかあるんだろうか?降ろした単品エンジンにも適用されるのかほんと不明。一応市価の2.5倍だったパーツ類に関しては持ち込みでもいいような話になったが、なんかこっちが遠慮しててストレスたまった。リコールの情報も調べてなかったし、忙しい中こんな手間だけかかる作業は申し訳ないが・・・
・結局スピーカーユニットはフォステックスのP650という一番安いフルレンジを入れる事にした。ミライースの暫定入れてあれだけ聞こえるんだから、これならいいんちゃう?と。それにしてもオーディオオタはほんと終わってるなぁと某SNSコミュ見て思う。高齢者が多いんだろうけど、文章読まなかったり、思い込みきつかったり、意見ゴリ押しの自分の経済力自慢とかで、そりゃ若い人がオーディオなんて敬遠するわと。
ちょっとワインで喩えてみると良く分かる。ワインの飲み慣れている人は、ワインというのはサーブの時の状態(温度やグラス、付け合わせ、ビンテージ)や飲む人の好み、体調によって全然違ってくる事が分かっているから、絶対評価でワインの良し悪しはあまりしない。もっと別の喩えを使うなら、短距離走者とハンマー投げ選手を比べて優劣は付けない。同じハンマー投げ選手で競技すれば優劣は出るだろうが、日常生活の中でハンマーをホイホイ投げているのか?って話で、これだって商業的コンペか広告のための企画で分かる話だ。もちろん、良し悪しが無い訳ではないけど、おおよそで言えばニューワールドで1500円、フランスで2500円ぐらい以上で論外のハズレは無い。
実は昔はワインもオーディオのような曖昧模糊とした評価がまかり通り、愚昧な商業主義が支配していたのだけれど、ニューワールドとオールドワールドを商業的コンペでブラインドテストしたら偉そうな評論家が全員間違った判断を出してしまって一気に垣根が無くなった。あれを「フランス中華主義ざまぁ」と言うのは簡単だし、「アメリカ合理主義の勝利」と言う人もいるだろうけれど、本当に重要なのは素直にそのものに触れて権威主義に陥らず、何より楽しめばいいのだという当たり前の事だったと思う。我々も最近は日本製品が言う程良く無くなっているという事を痛感しているし。
ワインはそれでもソムリエという資格があり、知識試験と官能試験をクリアした人が導いてくれるのでまだいい(パリテストはどうなんだよ!ってお叱り受けそうですね、すみません)。オーディオはそんな人ほとんど居ないし、特に官能試験(聞く能力)と科学分析力がほとんど相反する物になっているように感じる。例えば、どんな音楽をどんな場所でどう聞くのか、現行のシステム構成がこうでどういう感想を持っているのか、それすら聞かずに○○がいい、××はダメだとかさ・・・そのアドバイザーにどういう資格があるかすら分からんし、低い所から意見されているとしか思えないような情報の欠如があったり。
さて、うちで一番使っているスピーカーは実はモニターのスピーカーである。一時期PCからサラウンド経由で使っていたし、その方が音ははるかにいいのだが、サラウンドが電気馬鹿食いで電源オフでも入力が止まるだけでアンプがアイドル電力食いまくるので外していた。でも、液晶になってからスペースがなくなってほんと音悪くなったよね。うちのもアンダータイプなんだが、ラジカセ以下の音しかしない。
さて、ここから外部スピーカーを使う方法だが、一つはPCアウトをアンプに入れて使う方法で、これは前のサラウンドと一緒。サラウンド電源がPCと連動してればまだしも、一々電源切るのも面倒だし、こいつは入力切り替えを毎度失敗するので使いたくない。次はPCスピーカーのようなパワーアンプ内蔵の物を使う方法、安くて手っ取り早いが性能的には不満。となると、パワーアンプに直でアナログ出力を繋げて手持ちのスピーカー(腐るほどある)を繋ぐのが手っ取り早いか。最近のデジタルアンプは消費電力も少ないし音質は結構いいし。最後は物理的にテレビのスピーカーを交換してしまう手もある。実際はエンクロージャーが存在しないので、アンプからの出力をそのまま出して別のスピーカーを駆動させる形になるかと思う。アンプも不要だし電源切り替えも不要、音量調整もリモコンで出来るが、アンプそのものの性能がどうなんかな。
・今期アニメはほっとんど見てない。前からの続きでリゼロ、今期からだとNewGame,そして作画が微妙すぎるけどクオリディアコードぐらいだ。で、NewGameは面白おかしく描いているのだが、素で見ると笑えない内容で「いつ歯車がずれて全部が反転するのか」気になってしまう。「くまみこ」が糖質主人公視点で日常が狂って見える事を描いて問題になったが、NewGameはまともな主人公視点で狂った日常が狂って見えてないという真逆ベクトル。多分誰も望まないと言われても、私はNewGameの世界が破綻するのが見たい。先輩SEがリタイヤしてニート化してたり、仲間内でギスギスしだしたり、ゲームが諸事情で発売停止になったり。アイドルアニメでもリアルを追求して酷い内容になった物(ワキガ)とかあったように、あの手の労働アニメも本当の事を書くべきじゃなかろうか。
・ミニキャブが検査のため入庫したので、代車でTT2サンバーを借りている。4WDの5MT(EL付き)のNAである。以前もサンバーを借りて、思ったよりパンチがないなと感じていたが、この車はエンジンはアタリみたいでかなり瞬発力があるし、トルクも充分すぎるほどある。厚いというより、粘る。が、足回りを中心にかなりへたりが見られ調子が良くなく、それと関係あるのか期待したような走りはしてくれなかった。
サンバーと言えばRR,RRと言えばトラクション、その通りである。確かに直進発進だとトラクションの係りが良くて気持ちよく加速してくれる。しかし、逆を返すとトラクションがマイナス方向でもかかりすぎる。定常運転でエンジンがしゃくるのだ。マウントが動いてるのか、エンジン自体の特性か分からないが、軽いエンブレと加速を繰り返す感じで5速でもギクシャクする。4発の回転馬力を狙ってクロス気味なのも影響しているだろう。ちょっとした凹凸でも何かが派手に暴れている音がするので、ラックなりアームなりのブッシュかジョイントにガタが出ていると思われる。ドライブシャフトブーツは新しいっぽいので、そこらへん見た上でコレだとアームの基部側かボールジョイント(ナックルの)。
ステアリングはタイヤがスタッドレスな事もあるのかノンパワなのに感触は特に良く無く、切るのにえらい力がいる。サンバーはRRだからフロントが軽いのは事実だろうが、車検証を見るとフロント430kg、リア340kgのトータル770kgもある。うちのU42Tは710kgなので60kgも前が重く、新規格なのでなおさらフロントオーバーハングが長い。55:45ぐらいではあるが、人間がかなり前に乗るので、80kgが一人乗るともう少し悪くはなるだろう。ハナの入りはU42Tのほうがはるかに軽快である。ミニキャブが手前から少しずつ舵を足して姿勢を作るとしたら、サンバーは何も考えずコーナーのクリップ直前でアクセル抜いてハンドル切った方が曲がる。ともかく、1発目でどんだけ舵を切り込めるかなんだが、ノンパワーでロックトゥロックが長いのか、結構回さないといけない(据え切りも辛うじて出来るほど)。あるいはスタッドレスのホイールのオフセットが悪いのかなぁ?ノンパワの車はオフセットが違ってスクラブ半径が大きくなるとてきめんにハンドル重くなるから。
でもRRなのは立ち上がり!と思ったのだが、このサンバ-、立ち上がりで踏んでもアンダーステアが出て外に直行してしまう。つまり徹頭徹尾アンダーなのだ。安心してRRに乗れるのを裏返すと、RRの特性を押さえてしまう事になるが、ここまでアンダーだと車任せで曲がるの待ってるだけのえらい詰まらない感じになってしまう。トラクションだけに関して言えば重量がリアにあるんだからしっかりかかっているのは間違いない。しかし、踏んで曲がるためにはもう一つ、リアサスのジオメトリーとかそういう物に工夫が必要だったのではないだろうか(あるいは、この車のアライメントがおかしくなっているか)。過積載上等のサンバーのリアの足が弱いとは考えづらいので、考えられるとしたらトーインを強くつけてリアが外に行ってしまっているのかも。サンバーのリアサスはセミトレなので、ストロークするとキャンバーがつきつつトーインになるので、安定ではあるが回り込む感じはない。それよりトラクションのありがたさを感じるのは実は坂道の後退、軽トラは坂道の後退が苦手で、簡単にホイルスピンしてしまう。4WDに入れないと戻れないので、2WDは使い物にならないのだが、サンバーだと2WDでも結構下がってくれる。
シートは広くてゆったりとしているし、低いので乗り降りが楽なのだが(腹下にエンジンがないため)、ドラポジに関しては案外違和感があった。うちのはセミバケ入れているってのもあるのだろうけれど、ホールド性が無いのはともかく、ペダル位置に疑問がある。何より、ステアリングシャフトがクラッチのすぐ近くにあり、その基部に無駄な盛り上がりがあるため、長靴で運転しているとクラッチを踏み込む時にカカトがあたってしまい操作しづらい。カカトが上がらないぐらいシートを下げて足をまっすぐに投げ出すようにすると(サンバーはそれが出来るぐらいキャビンが広い)、クラッチストロークの最後の方が遠くなるし、アクセルなども遠くなる。乗用車のようにクラッチをカカト支点であおるように踏むのではなく、トラックのように上から踏み込むような使い方を想定しているんじゃなかろうか。
視界はとても良好で、座席位置が低いはずなのに見通しはかなり長い。ミラー類はやや小さいかも知れないが、グラスエリアが広く四角いので距離感は使い見やすい。ミラーは連続変化曲面だそうで、結構歪んで見えるが死角は少ない。ライトはこれ結構暗い感じがする。色温度が低いのでバルブか電圧の問題だろうか。そういえばスピードメーターも40kmあたりでハンチングしていた。
ブレーキは特にテストしてないので分からないが、まあ不可はないかな。ミニキャブはつんのめるとノーズダイブどころか後輪浮くらしいけれど、そこまでやらない場合にサンバーもミニキャブもそんな違いは感じない。その手前の小さい速度調整やコーナーの荷重移動だと、ミニキャブの方が動きが大きい分調整しやすい。逆にサンバーはとても安定している。
総合として、昔はRRに絶対的なアドバンテージがあっただろうけど、FRモデルが着実に改良されて価値が見いだしづらい気がした。トラクション関係は4WD化で実用上どうとでもなるし、むしろ横置きのデメリットを感じる。RR特性を安定させたため、通常アンダーが大きい。静粛性は確かに高かったが、一方でマニュアルで運転しているとエンジン音を結構頼りにしていたんだなと気付かされる。反応が遠くて運転している実感が薄いのだ。というか、老人の乗っているサンバーはエンジン回しすぎでクラッチミートとかしているのだが、あれってエンジンのレスポンスが感じられなくて不安があるんじゃないだろうか?だからクラッチあんな滑るんじゃ。実際は充分トルクはあるので、ミニキャブの感じで繋ぐと全然エンジンは回してないので無音に近い。たとえば現行ハイゼットあたりは、コンサバな作りだが、日常的には充分静粛だし乗った違和感はミニキャブからだとさほど感じなかった。新車だったんだから割り引く必要はあるが・・・もしかしたら、サンバーも旧規格の頃の方がRRっぽい動きをしてくれるかも知れないけれど、あっちもほんと古いよなぁ。
・明日は雨の予報だが今晩は注文のナイア仕上げて、スチューベンと両方出せるようにする。ノバエースかっとけば良かった。明後日は休みなので収穫は無理にする必要はないが、雨上がりだからやるとしたら大粒種、パープル苗の残りやるか。
Posted at 2016/09/12 21:08:51 | |
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