2016年09月14日
・ずっと「車の補強バーって丸パイプが多いけれど、角パイプの方がいいんじゃないかな?」と思っていた。断面係数だけ見ると、正方形の角パイプの方が同じ直径の丸パイプより1.7倍前後強くなるからだ。まあ、車の場合サイズだけじゃなくて重量の影響があるので、同じ重量で計算すべきかも知れないけれど、1.27倍なので、やっぱり1.3倍ほど角パイプの方が同じ重量でも強いと言える。しかし、よーく身の回りを見て見ると、一見角パイプにした方が良さそうな物でも丸パイプの物がある。たとえば自転車のフレーム、最近は角パイプ一本の物もあるけど、大抵は丸パイプだし、電柱やアンテナも普通丸い。
で、調べて見たら、曲げ応力に対しては上記の通りだけれど、座屈強度に関しては角パイプは平面があるため、そこに応力が集中して座屈強度が低いのが一つ。また曲げ応力が平面側にかかると上の計算になるけれど、角っこにかかると弱いのだそうだ。たとえば自転車のダイヤモンドフレームはトラス構造であり、トラス構造は基本的には曲げ応力ではなく引っ張り・圧縮応力で力を受けるし、ヘタに方向性を作って限界ギリギリにすると想定外の横からの力であっさり曲がるという問題があるみたい。柱の類は座屈強度がモロに出るし、もしかしたら風なんかの空力性能の影響もあるかも知れない。
そう考えると社外品のタワーバーは最近のはアルミパイプもオーバル化していて、角パイプと丸パイプのいいとこどりをしようとしているのが分かるし、3点式にしてトラス構造にしている奴なんかは案外細いパイプでもいけてるなーと感じる。純正でタワーバーついている奴の場合、逃げなどをギリギリでフィッティングできのと、コストダウンと軽量化のため、薄い鉄の太いパイプを使うケースも良く見られる。良く出来ているもんだと感心する。
・地元ワイナリーのHPで「ピノノワールの仕込みしました」という情報が出ていた。以前から試作しているのは知っていたが、難しい品種なだけにアイテムとしては販売せず仕込み情報も全然入ってこなかった(私も1度も飲んだ事ない)。でも、今回は樽単位での仕込みにはなるみたいで、いずれはリリースになるみたい。もっとも、ピノノワールは長期熟成に向き、最初はあんま美味しくない(カベソーにある意味似ている)傾向を感じるので、リリースはあと2,3年は待つ事になるんかもなぁ。以前はブルゴーニュの最高級品種として日本各地で試作され期待された品種だが、ワイナリーの経営的に見ても品種の魅力としてみても、かなり微妙で「試作はしたけどレギュラー化すべきか迷う」んじゃないかと思う。
長期熟成という事はキャッシュフローの悪化や貯蔵施設の増設を意味し、その分のコストを上乗せしないと売れないのでさらなる高価格化になるが、ピノ全般がそこまで高い品種か(もっと言っちゃうと、その値段に見合う美味いワインになるか)と言うと、そうとも思わなくなってきている。もちろん日本で作っている生産者さんの技術の証明であり、それをそしるつもりはないが、世界的に見てもピノが成功している地域というのは限られ、その価格もブルゴーニュのグランクリュのような価格が許されている訳でもない。一言で言うと分かりづらいワインになる。日本でそこまでしてピノを作るとしたら、相当余力がある酒造メーカー(サントリーとかメルシャンとか)か、余程地域的にあっていると言われている所(北海道ですね)、そして小規模ガレージワイナリーとかである。中小はもっと注力すべき品種、ワインがある。その中でやっぱりピノを試作してみる、それはそれでまたとても大事な事だと思う。それで見えてくる地区の特徴もあるだろうし、客層とかも分かるだろう。
・どうでもいい模型妄想。マイクロモーターが届いて見ているんだが、やっぱりマイクロモーターは高回転すぎてスケールっぽくない気がする。他の人の作品見ていてもそんな感じだ。あとスイッチオンでいきなり高回転になるのも違和感がある。大抵の場合、ジオラマで離陸なり地上待機状態なので、なおさら。
たとえば零戦のプロペラの定格回転は1500rpmあたりで、タキシングなら1000以下だろうと思う。しかしマイクロモーターは無負荷だと1万回転近く回ってしまいペラが見えない。あと回転にムラがないよね。ペラの負荷である程度下がるだろうけれど。そこで思ったのだが、ArudnuiのPWMで電圧をパルス的に加えて回転にムラと質感を出せないだろうかと。
もう一つの問題はやっぱり音で、モーターのチュイーンという音は興ざめ。エンジン音をスピーカーから流して、それをモーター回転と同期させて、たとえば始動シーケンスを一連にして初爆音からゆっくり回す様をやったら面白いんじゃないだろうか。まあ、そうすると、モーターの振動ウェイトある奴を使ってグラグラ動かした方が楽しそうだけど、回転上がるほど振動を下げるという複雑な事をしないといけないので、やるならモーター二機積んで、片方は振動と割り切った方がいいのかもな。
あと、ありそうで無いのだけれど、古い車のゲームだと路面がベルトで車体固定でハンドル切る物があった。たとえば航空機なり車なりのスケールモデルも、同じ手法で動いているように見せる事って出来ない物だろうか。円谷さんの特撮なんかだとたしか見た気がするんだが。
もう一つジオラマでやってみたいのは、トヨタプリウスで、コンビニに突っ込ませたり893がベンツとかフーガと一緒に銃撃戦してたり、86あたりとバトルさせてるのを作って見たい。ジオラマなんかじゃなくて、ミニカーでやっとけって話か。
・昨日注文したスピーカーがもう届いたのだが、配線だけしてみても全然音がしない。ミライースの方がずっと良く聞こえるぐらいで、インピーダンスの違いとかバッフルの違いとかエージングの違いが考えられるのだが、どうしても気になって、この忙しいのにバッフル切り出してマウント作ってしまった。まずスピーカーの切り欠きを紙に写して、それを切ってから紙に貼り付けて輪郭をペンで書き、今度ジグソーで切り出し。インナーも定規だけで大体の形を書いて切り出し。耳の部分が厄介で、なかなかはまらなかったのだけれど、カッターで修正してなんとか。あとはビスを長いものにしたりしてユニットを配線、固定。
これで音出しした所、以前より遥かにバランスがいい音になった。純正スコーカーと比べるとまだ若干ハイ下がりだし、紙のレスポンスの柔らかさも感じるけれど、ステレオで聞く分には全然分からない。というか良し悪しで言えば純正はちょっと神経質な感じもするので、モニター的に聞くのでなければコレの方が仕上がりはいい。これで色々な音源を聞くと、同じユーミンでも年代で音の作り込みが変わっているのが分かるし、歌そのものはあんまり上手くないなーとも感じた。これ、紅白とか生音聞くとはっきり分かるんだが、CDだとヘタなんだけどそうは感じない不思議さがある。また、レーベルによる音の違いみたいなのも感じて、「そう言えばユーミンの音って矢井田瞳に似てるな」と思ったら、案の定東芝EMIだった。器用貧乏な所とかも似てる。
・仕事はスチューベン出荷、ナイアを注文分なんとか発送出来た。我ながら本当に美味しそうなナイアの詰め合わせが出来て満足。スチューベンはあと少しで終わる。あと、巨峰の注文があり試しに収穫したが、真っ黒になっておりとても美味しかった。重さもまずまず。ただ、時々脱粒が酷い房があるし、バンプもそこそこ見られる。今週末は果物祭りでピオーネと巨峰の出荷要請があるので、明日は巨峰を朝少し取って出荷、明後日分はピオーネとデラかな。
Posted at 2016/09/15 18:30:39 | |
トラックバック(0) | 日記