2016年09月19日
・今日も雨でミライースで出荷、ルーフエンドが落ちているので荷物が入り口でつっかえるので入れづらい。まあバンじゃないから仕方ないんだけど、こういう所を見るとミライースベースではバンは作れないなーと思う。ミラバンがどのぐらいか知らんけど。さて、雨の日にミライースに乗って気になった事を2,3点。まずなんといってもミラーが見づらい。日頃見切りがいいミニキャブに乗っているのでなおさらだけど、最近の車はミラーをコスト&空気抵抗低減のため犠牲にしすぎ。一時安全性を大きく欠いている。特にミライースはグラスエリアもかなり狭くして軽量化・コストダウンを計っているので死角が多い。ルームミラーは車外があるから、せめてサイドミラーはまともなミラーつけて下さい。
次は改めて言うまでもないがフロントへのダッシュの写り込み、曇りの日もそれはそれは酷くて前方視界が大きく損なわれている。こんなのが売られている事にびっくりする。まともに前が見えるのは薄曇りの日に太陽背負った時だけだ。ツートン仕様はいいんだけど、単一パネルにした奴は切腹な。あと、エアコンはとても良く効くのだが、お陰で逆転結露起こすのが問題。じゃあゆるく効かせればいいじゃないかと言うと、風量はある程度欲しい。かと言って温度上げると単純にヒーター回路が混じるだけでエアコン負荷が減る訳じゃない(と思う)。他の抵抗を減らした分、エアコンの抵抗が割り込む感じは不快というかアクセル一定なのにギクシャクするので、多少エアコンの効率下げても抵抗減らしていいんじゃないだろうか。多分これムーブあたりと共用なんじゃないかな。
ブレーキの効きは安定してきて、地面に沈むような気持ちよい止まり方をする。ちょっと強く踏むとパンと効くのも悪くない。が、本当に微少な所だとパッドのリニアリティとブレーキシステムのリニアリティにズレがある。曖昧なタッチしかない所で制動力が発生するので、少しギクシャクする。純正パッドだと滑っていた部分なんだろうな。
燃費はタンク2/3で19kmと表示が出ているので、親が渋滞路で使う事を考えるとまあまあかなとは思う。しかし親は一方でミライースのエコゾーンのノッキングしながら走るのが嫌いみたいで、乗っているとその領域はわざとアクセル踏み込んで外している気がする。気持ちよく走れないのであればいくらエコゾーンでも無意味というのも分かる気がする。
オーディオはヘッドユニットの音質が耐えられないぐらい悪いし、チューナー感度もFMがまともに入らないほどコストダウンしている。中古品で適当なのを入れたくなるが、これが難しい。ミライース純正は2DINになるが、今頃2DINスペースを必要とするCDデッキはない。必然的にMDかカセットがついてくるのだが、どっちも使わない。まあ使わない事はまだいい。問題はうるさい液晶パネルがついてくる事だ。なのにボタンは虫眼鏡サイズでブラインド操作出来なかったり、ダイヤル操作でなかったりする(まあミライースもボタンだが)。純正と同じシンプルなパネルでいいんだよ・・・いらん照明とかイコライザーいらないから、操作性を良くしてくれよ・・・と思っても、もう社外メーカーにそういう余裕がないんだろうな。
・以前から置物と化していた日立の丸ノコも、パネルソーの部品に出来るかどうかフランジ関係の部品の問い合わせ。これ欠品してたんだけど、丸ノコってディスクグラインダーと違ってフランジが減らないのか修理部品が出回らないみたい。もっとも、これ、正常品で刃付き買っても1000円とかそこいらなので、わざわざポンコツ直す事もないか・・・って気もする。パネルソーは板を切る道具で、ホームセンターなどのカッティングサービスなんかで使っている道具、原理的には同じ物をもっと安く自作している人が沢山いる。スライドレール関係は単管、下の部分はSPFなんかで作っている人がいるのだが、気になるのはワークと丸ノコとの間の処理や押さえパーツ。既製品のパネルソーはクランプが降りてきてワークが浮き上がらないように、ズレないようにしてくれる訳だ。ワンタッチのクランプをあちこちに付けておくのも手だろうが、どうなんだろう。とりあえず「かん太」のスライドレールは4個買ったので、スライド部分は出来る。強度で言えば肉厚の3m単管が欲しい所だ。釘打ちはテストのための釘にどんな物が使えるのかイマイチ分からなかったので調べたが、MAXの純正消耗品が斜め結束なのでダイドーあたりの同等品で試す予定。
・修理したDS1000でいろんな音楽を聴いてる。ゆっくりとはなかなか言い難くて、せわしなくいろんなソースを切り替えているが、立ち上がりがいいのでパルシブな音楽がいいかと思っていたのだが、だんだんこのスピーカーの本質はそっちではないと感じてきた。大径ハニカムコーンのウーハーやスーパーツイーターの性能は素晴らしいが、一番いいなぁと浸れるのは歌声だった。声って帯域が狭いようでいて、案外ニュアンスを全部再生するのは難しいみたいで、新しい発見がある。その中でも、とある遺品でもらったセリーヌディオンのクリスマスソング集がとっても良かった。私はセリーヌディオンと言うと甘ったるくて厚化粧な音というイメージがあったのだが、声がとても緻密で心地よい。同じ人が持っていたマライアキャリーなど黒人系歌手の「声を楽器として使う」ような、どこか芸のような感じとは違い、系列としては由紀さおり・安田さちこの民謡のようなじんわりした声だ。強いメッセージ性を訴えなければならないロックや、人に無理に同調してくるようなポップスとも違う。
では日本人歌手でこういう声の人って誰かいるのかな?と思ったが、現在の日本人歌手はお寒い状況だ。いや、歌唱力だけ見るとはるかにワイドレンジをメリハリつけて歌える人が多いのだろうが、通常帯域だとあんまりプロとしてない人の方が上手い気がする。という事で古い人と思って渡辺美里を出してきたが、この人はほんと安定してるなぁと、いい時代に思いを馳せることになった。っても全部存命の人達の若い頃の曲なんだけど、歌詞は全部渡辺美里が作り、作曲を小室哲哉・木根尚人、岡村靖之、大江千里らへんがやってるという、今で言えば一人AKB状態。渡辺美里は決して器用なタイプではないと思う。生真面目な感じが肌に合っていたと思うのだが、不器用とも違って、作曲家によって歌い方をしっかり変えている。小室の曲ならTMR風に、大江千里なら大江千里風に聞こえる。そんでも同時に渡辺美里でもある。今の日本の音楽シーンに、こういうルックスやスキャンダラスな話題性ではなく、まっとうな音楽性だけで受け入れられる歌手が少ないのは残念な事だ・・・・と思って検索したら、渡辺美里さんはちゃんと新曲も出して精力的に活躍されていて、別にお前が勝手に思っているだけだろうと自分に突っ込んでしまった。
まあ、一つだけ注文を付けると、渡辺美里の曲や歌詞は叙情的というより叙事的な裏にニュアンスをカンジさせて、その内容が恋愛の郷愁に強く傾いて居る。それが支持される年代性別もあろうし、そうでない曲だってあるんだけれど、多くの日本人アーティスト同様そこらへんの引き出しは年取るとみずみずしさがなくなり作業的に重箱突く感じになるし、なにより聞き手が面倒になってくる。例えばビートルズなんか、あれ大半くっだらない歌詞やら実験的な曲だと思うが、なんとなく頭に残る。
ビートルズと言えばさすがに往年の魔力も薄れて、”新曲”が発掘される話題性もなくなりつつあるし、音もさすがに枯れて来た。でもレットイットビーなどを聞くと、どこかにあると言うビートルズ版が出てくるんじゃないかと妄想してしまう(いや、実際何テイクかそれに近い物は出ているんだけどね)。フィルスペクターがウォールオブサウンドで感動的に飾り付ける前の、ビートルズ自身の生音で出来る範囲のレットイットビー、聞いて見たくない?実際DS1000で聞いても、レットイットビーのアレンジは恐ろしく強固で、逆に不自然に思うほど後付けの音がはっきりしている。名画が実は後付けの背景の合作でした!と言うような、あまりに自然な融合。
Posted at 2016/09/20 22:30:45 | |
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