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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年09月20日 イイね!

パープル大失敗!!!プリウスがカッコワルイわけ

 ・今日はデラ出荷してから、注文分のパープルを収穫した。先日まで小出しにしていたのは順調で大変美味しかった事から、自信を持って収穫してきたらとんでもない事になっていた。全部晩腐病や軟腐病でグチャグチャになっていたのだ。特に大きい奴がダメ。就農からこっち、ここまで大粒種で敗北した事はないので大変ショックだし、期待の品種にここまで裏切られて正直全部切り倒してやろうかとチェンソーに燃料いれかけたわ。というのは、この時点での病気ってのは本来ありえないからだ。
  ブドウの最大病害は日本ではこの晩腐であり、ベトではない。この病気の病原菌はどこにでもいて、防除体型では罹患させないまま袋をかける事が目標になる。乾燥状態や高温状態、酸がある状態では発病せず、糖度があがると発病する。なので、パープルが食べられる状態になってからこんなに遅れて発病するという事は本来あってはならない。何があったかと言うと「二次感染」と呼ばれる、生育後の感染で間違いない。実際病斑を見るとこんな時期に赤い胞子が見られるけれど、乾燥した病害果が無い房が大半なので、病気はそれまで無かったと考えるのが自然だ。二次感染するなら病気があったんじゃないの?と言われそうだが、袋をかけると果実が直接濡れる事はないし、胞子の侵入もかなり減るため、普通は病気にはならない。例えば巨峰などなら棚上で枯れるまで保存出来る。それがナガノパープルでは出来ないのだ。
  理由として考えられる事。まず袋の防水性能が低い。これは笠紙のような強い撥水紙に比べると分かるが、袋の水弾きが見られない。とは言え雨の日に収穫しても袋内部では結露は見られても水の侵入は見られないので、原因としてはやや弱いし、巨峰に比べるとやっぱり弱いと言わざるを得ない。そして、やっぱり「品種自体の耐病性の弱さ」が酷いレベルなのだろう。罹患部を見ると、果皮に小さい穿孔が見られ、果皮が表面からずり落ちるような腐り方をしている。他の品種でここまで急激な病気の広がり方は見たことない。本来果皮で止められる病気の侵入が止まらない品種なのだろう。そうは言っても通例ならここまで病原菌は入らない訳で、考えられるのは今年の陽気か管理体型の不備。昨年に比べると極端な小雨だったので、病気の発生に関しては楽観出来ていた今年だが、ここに来て台風や秋雨前線で雨が多かったのは事実だ。しかし裂果が発生するほど酷い雨だった訳ではなく、ちょっと納得しかねる気がする。しかし、結果論からすると、裂果ではなくても弱いレベルで皮の破損が起きており、パープルは日持ちさせられないという事なのだろう。むしろ、典型的な伸びすぎの裂果ではなく、中途半端にしか伸びなかった年こそ果皮の生育が悪くて弱いのではないだろうか。たとえばフィンガー系ブドウなんかあれ避けやすいんだよね、すごい小玉でも。という事で、小雨だった時との落差が問題という見方も出来る。
  また今年はボルドーが弱かった気はする。一応2度やってあるのだが、この時期に圃場の菌密度に影響すると言えばボルドーだろうし、ボルドーの防除に失敗したのかも知れない。この消毒に回数制限はない(有機認証される)ので、あまり過信せず、散布回数を3回にするなり、散布量を上限まで上げるなどした方がいいかも知れない。
  そして根本的な対策として、さっさと出荷する事に尽きる。4日前なら確実に病気など関係なく出荷出来ていたのだし、充分に美味しかったのだ。毎年の反省だが、出荷がボトルネックで収入が落ち込み品質や歩留まりが悪くなっている。出荷のボトルネック解消には雇人による出荷しかなく、それには選果出来る工場の設置以外ない。全部分かってはいるんだが・・・あと栽培体系で言うと、もうデラをやめる事だろう。以前はデラをやめると作業体型に穴が出来る事が気になったが、パープルはかなり早生なので、デラの時期にパープル出せちゃうから、実は真っ先に切るべきはデラなのだ。はあ、まともな房だけで注文分なかったら、直売所で逆ザヤだしても購入だなこりゃ。

 ・ニュースのエントリーが

トヨタ「テープ貼ると性能変化」 156
LGBT相談者、19%が自殺未遂経験 53
強制わいせつ 東大生に有罪判決 91

 となっていて、「テープ貼ると性欲変化」と読み違えたアホです。そっか、トヨタ、少子化にそんな本気なんだ・・・とか思った。というか、このニュース、タイトルがころころ変わるんだけど、余程ショッキングなニュースだったんだろうか。一次資料見れば分かるが、この技術はちゃんと検証されてノアのバンパー裏などでも採用しているそうなので、オカルトではないものの、 SEVとかそっち系の臭いがしますね。一時期流行ったトルマリンなどマイナスイオン系チューンでも電荷による影響は言われていたので、あれはトヨタがオカルトチューンを技術的に研究していたのではないか・・・という気すらします(よくある「効果があるならメーカーが採用している」というアレです)。結果としてただのアルミテープで効果が出ていたらそれでいいじゃないですかね。さすがにステアリングコラムは眉唾ですが。これがベンツなら分かるんだけど、トヨタのフニャ足でなにが分かって分かるんだか。
  技術資料として興味深いのは、これは元が空力性能が悪くて摩擦静電気が多く発生している箱形車などで有効であり、本筋の物理的な対策が取られている車種では採用はされてないという事でしょう。ボルテックスジェネレーターもそうですが、例えば理想的な翼形を理想的な流体で使う分にはこの手の物に頼る必要はないようです。つまり「レースカーが採用してないから嘘」というのは、この場合は当てはまりません。しかし、車で理想的な空力なんか追求されている方が公道車両では少ないでしょうから、そんなに効果があるなら使ってもいいんじゃないかとも思いますけどね。
  他に言うと、自動車で空気抵抗を調べると、大まかには「車両の走行抵抗としての空気抵抗」と「エンジンの吸気における空気抵抗」というのがありまして、後者がこれまた重要でした。最近はコストダウンと軽量化、そして成型の容易さや素材の進化でインテーク部品はどんどん樹脂化しており、アースも出来なくなっていますが、改めてそこらへんのアースによる空気抵抗の低下が求められるかも知れません。実際オカルトチューンだとそこらへんへのアルミテープ張り付けなどは以前からありましたし。とは言え先日、アメリカの吸気量を計測するスーパーフローというメーカーの資料で見たのですが、ポートの抵抗って手前部分の数字はほとんど無いと言うか、少ない。ヘッド部分に来てバルブガイド周辺から大きくなり、曲がり部分でさらに大きくなり、ここらへんで「半分」になります。残りの半分はどこかと言うと「バルブ手前の拡大曲がり(切削してる部分です」と「燃焼室に吸い込まれた直後の部分」です。まあ、最後の部分は当たり前ですけどね。だから、ポートの形状を仮に良くしたとしても、最後の拡大部分で悪くなるとトータルだと悪化な訳です(ハイイナーシャポートとかいわゆる吸気デバイスです)。バルブ手前の拡大部分に関してはホンダのB18CのタイプRだったと思いますが、ここの切削角度がノーマルモデルよりさらに一段階細かくなっています。数字は適当ですが、バルブシートが45度で、その前後が60度と30度で切られているとして、その先にさらに75度のカッティングを入れてあるんですよ。逆にレースエンジンでは燃焼室側にさらに15度のカッティングを入れてある物もあったと思いました。ここらへんはバルブフェイスカットのバイト交換で出来る話なので、真似したい所ですね。話飛びましたが、アースによる吸気抵抗はエンジンヘッドはアースしてるので、後付けどうこうは難しいでしょうね。一方排気はこれアースしてあります。理由は本当に静電気の除去ですから、まあとっくにエンジン側では分かっていたって事ですね。もっとも排気抵抗の排除ではなく、一種のノイズ除去だったはず。
  最後にトヨタサイトで資料探してたら、新型プリウスの空力特集がありまして、あれ見たら「不細工のキワミ」である4代目プリウスが突然カッコ良く見えてきました。というか、アレに感じていた違和感が突然分かりました。4代目プリウスのルックスはトヨタの社長自身がカッコワルイと公言しているぐらいで、あれだれも「カッコ良く」しようとは思ってなかったんだなと今は分かります。あれは空力を追求してたら新技術でそぎ落とせる形状があったのでやったという感じなんですね。で、あれが似ているのはダボハゼとかギギとかのナマズなんかの魚類かなーと今は思います。抵抗は下げたいけど、頭部なり乗員なり減らせない部分があるので、周辺を扁平につぶしたらああなる、そういう例なんじゃないかと。でもナマズに似ているのにカッコイイ車は過去にもありました。たとえばシトロンDS(特にマイナー前),たとえばフェラーリ250GTO,旧車は全体的に生物的な造形が多いですよね(アストンマーチンとかヒーリースプライトとかチンクとか)。それらは皆、スタイリッシュでカッコ良い。なのになんでプリウスは同じ生物モチーフなのに「カッコワルイ」のか。
  それはデザインモチーフがごちゃ混ぜなんです。もっと分かりやすく言うと丸目じゃないから。これは沢村さんも言ってますが、造形モチーフの統一の中で、有機的な丸みを帯びた中で、幾何学的な物まぜんな!浮いて見える!って事です。それはインテリアの真円モチーフにたいする文句だったのですが、外装に関しても同じでしょう。プリウスのあの目は折角全体のスタイルが良いのに、その中にごちゃ混ぜにされた異物に見えてしまいます。
  同じような生物感もあり、造形の評判も悪い車に日産のジュークがあります。あれ、トップギアでもネタにされるほど格好悪くてきしょいんですが(最初見た時はジョークかと思った、生理的にダメ)、あれ、頭部のライトを意識からオミットして見ると突然かわいく見えてくるんです。どこか鯨やナマズ系の顔なんですよね。ヘッドライトつけているのではじめてそれに気がついたんですが、あの上の目はダミーというか本来のライトは下の丸目の方のようです。つまり四つ目の怪物というかエヴァの二号機みたいなキショさがあるんですが、あんなのポルシェとかインプが言ってた「車両把握のためにフェンダーのでっぱり」と思えば意識から消せる。試しに消すとこんな感じ。



  まあ他の日産車とデザインモチーフの共用がなくなってメーカー不詳っぽくなったけれど、どこかシトロエンとかルノーとかのテイストを感じます(もちろん、バランス的には上の目がない分、目をもっと持ち上げると良い)。(やっつけ仕事でやってみたwwwなんだビークロスじゃんとか言わない!)

 

そうそう、4代目プリウスで大いに評価しなければならないのは、シャッター式エアインテークをやった装備した事です。これはずっと前から言われていた事なんですが、ラジエターって空気抵抗のガンでした。これを捨てると空気抵抗が大幅に下げられるんだけれど、もちろんオーバーヒートしてしまいます。また、グリルはあれ意味がなくて、一番いいのは低い所からの空気導入してた。なので、空力の専門家などはシャッター式ラジエターグリルをボトムにつけて、不要な時は空気は入れない、なんならサーモじゃなくてラジエターグリルで温度コントロールすべきぐらい言ってました。プリウスはハイブリッドなのでラジエターの制御はより簡単でしょうし、これは評価したい技術進歩ですね。

 ・日立丸ノコのパーツはまだ出る事が分かった。案の定1000円近くするので元が取れないが、まあ妥協してみるか。メーカーは念の為分解図を送ってくれて、紛失しているパーツがもう一つある事も分かった。ワッシャAの裏にスペーサーがあるわ。ただ、この年代の工具の良い点は全部ボルト止めで分解メンテが容易という事で、重いけれどベアリング交換なども容易。どうせパネルソーにしたらカウンターウェイトで吊るから関係ないしね。問題は代理店のホームセンターが改修工事で休むので10月の前半まで注文出来ない事ぐらい。パネルソーが出来たら宅配ボックスでも作って見るかなぁ。

Posted at 2016/09/21 00:06:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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