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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年12月01日 イイね!

今日もチェンソー三昧



 ・久々に新聞の記事読んで心底呆れて口がふさがらなかったニュース、「もんじゅ後継の実証炉作る」。もうね・・・ほんとうに日本政府は愚劣になりましたね、韓国大統領のような個人の問題じゃない分、もう腐ったミカン箱状態ですわ。新聞でも指摘されていたけれど、要は日本は核燃料サイクルでプルトニウムを使う前提で核物質の保有を許されていて、その辻褄を合わせるために増殖炉を作らないといけないという線路がある。んだけど、この線路は鉄橋が落ちていて進みようがない。そこで鉄橋の向こうに小さい劣化番電車を実用炉として作ればいけるいける、って誰が思ってんだソレ。その前に失敗策のもんじゅをちゃんと運営して言えよと。しかも決めてんの、原発メーカーはまだしも日本原連とか戦犯じゃないかと。
  どのみち増殖炉にしたからと言って核廃棄物が減る訳じゃない。使用済み核燃料からプルトニウムが取れるのは分かるし、それを使いたいのも分かるが、それを燃やすと更に危険な核廃棄物が出る訳。その処分方法も確立してないまま。原発はよく「便所の無い家」って言われるけど、そういう事なのよ。技術的課題がここまであるんだったら、もういっそレーザー核融合かトカマク型核融合炉あたりまでステップ広げてくれた方がいい。核融合は人類はまだ水爆のようなレベルでしか使った事がないけれど、日本が今後原発につぎ込んでいる全ての無駄をすっぱり諦めて取り組めば、一つぐらい実用炉が出来るんじゃないか?全ての原発政策を核融合に進めるべきだ。もんじゅ後継炉ってのは実はそれを同じぐらい荒唐無稽なんだから。あと元大阪大学教授のインタビューみて阪大嫌いになったわ。ちなレーザー核融合を日本でやってるのは阪大ね、つまり大学の元研究者で予算引っ張ってくる政治屋になったのが原発政策のブレーンとして推進している訳だよこれ。

 ・原発がらみでもう一つ話題、横浜の小学生いじめ事件をラジオではじめて詳細に聞いた。確かに横浜のいじめをした小学生、いじめを放置した教職員、たらいまわしにした教育委員会、介入したがらなかった警察など無責任体質で横浜ってダーティーな場所なんだなという認識を新にしたのだけれど、一番のはじまりである「いじめをした小学生」周辺について「こういう考えなんじゃないか?」という疑問が拭えなかった。もちろん事実は分からないし、絶対的にやった奴が悪いのは事実なんで、あくまで「そういう考えをする小学生がいたならどう説明し理解させるべきか」って空想に過ぎないんだけど、いじめた側の言い分が「原発事故の慰謝料」としてお金を取っていたという部分がどうしても気になってしまった。
  普通に考えたら、原発被害で避難してきた小学生が東電から慰謝料をもらう立場のはずで、被害者がおそらくほとんど被害を受けてない避難先の同級生に慰謝料を払う謂われは無い。でも子供の残酷さで「原発立地県の住人にメルトダウンのなんらかの責任がある」と敏感に、弱みとして感じ取ってしまったのではないだろうか。子供からすると、東日本を汚染した施設がある所から逃げてきた人を「被害者」ではなく「加害者」と感じたのではないだろうか。もちろん大半の人は被害者で間違いないし、加害者の最たる東電幹部は東京だか横浜だか都会に住んでいて、事件後は雲隠れして出て来ない。しかし、一方で、原発で働いていた人、東電関係者、誘致した住人やその利益を享受してきた人達もいる。それらを純粋な被害者と呼べない、そんな心理が親達にあって、子供もそういう影響を受けてしまったのではないか?処罰されるべき人が誰も責任取らなかった事で、人災に対する犯人捜しが被害者受け入れ自治体の住人にあるのではないかと思ってしまう。
  もちろん、今回のケースの児童の両親がどうなのか分からないというか、こういう視点で失礼な事を聞く人がいないので報道はされないだろうし、仮に関係者だったとしても子供がそんな目にあう事は耐え難い苦痛であったろうとお察しする。少なくとも、この家族が原発事故に関して直接的な責任なんか全くないだろう。反対してたとしても止める事なんて原発事故前は無理だったのは間違いない。少なくとも識者で事故や問題を予見していた人はいるけれど、それ以上の数の御用学者、政治家などが絶対に問題ないと言い続けていたからだ。しかし、今度自分の問題として考えて見よう。たとえば再び原発で重大な事故がおこったとする(あり得ないと思うだろうが、例えば福島で再び大きな地震が起こり使用済み燃料プールが破損するとか燃料棒移動中におっことす事などは充分ありうる)。そして他の国、例えばドイツとかベトナムに行ったとする。で、原発止めているドイツ国民から「お前らはあれだけ何度もリスクを実際に生じさせていながら結局重大事故を再びおこし海洋や大気を汚染させた賠償責任を他の人に対して感じてないのか?」と謂われた時にどう答えるべきだろうか。これ、むしろ反対活動してきた人こそ「すみません」と答えそうな気がする。今回の被害者の小学生も自分の住んでいた街がメルトダウンによって消滅したり心理的に住めなくなってしまった事に少なからずショックを受け、それを「原発はダメなんだ」という強い認識として持ってしまったがゆえに、なんか迂回して自分の責任みたいに感じてしまったのではないだろうか。それは小学生にしてカツアゲしている横浜のエリートクズに対してお金を払うという事では絶対なかったのではあるが・・・まあ、この問題は脱原発の話題というより、都会の子供のすさみ具合って感じはあるな。

 ・今日はタナカのチェンソーを修理して実戦投入してみたが、なかなか良かった。1/4は3/8に比べると非力なイメージだったが、剪定には良さそう。もっと言えばバーが短い軽量モデルならもっと便利だろうとは思うが、長い奴は長い奴で先っぽが使いやすいかも知れない。さて、うちに他にあるチェンソーどうだったかと思って取り出したが、新ダイワのはアクセルの安全装置に問題がありわざわざ直して使うより同じ1/4のタナカを使えば良さそう。キャブとかチェーン取って残りは捨てるか。もう一つのスチルの011AVT(なんでこんな高級機があるのか!)はいろんな規格のソーチェーンのモデルがあるのだが、これは刻印がPの3となっているからオレゴンの91系という事で、やっぱり丸山のチェンソーと同じサイズになる。んが、スチルはプロ用なんだなーと思う所がまず排気量。
  大体のモデルは数字が排気量で、タナカのは330=32ccぐらい、丸山のは350だから35c、スチルはインチ・ポンド法なのだろうが、0.11=41ccである。つまり排気量に余裕がある。その分重くて堅牢なんだけど、パワーがあるため力がある。その分をどこに使っているかというと刃で、ついているP3はチゼルと呼ばれるタイプの刃である。チゼル刃というのは切刃のエッジが直角なタイプで、切削抵抗が大きいがよく切れると言われている。スチルは自社で刃を作っていて、それがまた堅牢な事で知られ、なぜか3/8の1.3ゲージで70ccとか言う軽自動車のボディーのまま1,3リットルエンジンみたいな事やってる。
  という事で夜中に油まみれのスチル011AVTを分解清掃してみたのだが、以前ハンドル類だけ取ったのか少しばらけているけれど、どこに何が付くのか非常に分かりづらい。それは柔らかいゴムダンパーでソフトマウントされているため、「まさかココに入るのか?」って所に入ったりするし、意味不明なウェイト(多分防振用)なんかもある。やっぱりプロが長時間使う事を意識していそう。さらに分解していくとびっくりしたのはマフラーがアルミでしかも分解出来る構造だった事。普通は耐熱性やコストを考えてスチールの非分解パーツにするのに!あと面白いのは、ユーザー分解推奨部分は全部同じ頭サイズのマイナスネジで留められていて、割と簡単にばらせるようになっている。ただ、相手がソフトゴムのダンパーとかパーツの合わせが悪くて入れづらかったりするし、マイナスネジはドライバーに保持させておく事が出来ないので整備性は一長一短。他にはバーが19㎜頭のナット1個で止まっているのも珍しい、もしかしたら、プラグレンチと共用なのかも知れないのだが、1個なためバーにかかる曲げトルクを受け止めきれないようで、アジャスターが曲がっていた。素直に2本にすべきでしたね。
  他にもアメリカ式合理主義とご都合主義が見られます。メインスイッチは国産の物は大抵のが汎用の電気スイッチですが、こいつはスライドノブに金具がついた単純な物になっています。他にもスターターのラッチは国産のはロープを引く力で爪が出る構造ですが、こいつは遠心力でひっかかるだけ(なので中途半端に引くと爪がかからない。ソフトにスタート出来ません)。本体はアルミのフレームにエンジンがしっかりついていて、マフラーエンドから見てもピストンは綺麗で使えそう、火花も飛びます。しかしキャブの構造見てまた頭をかかえました。
  普通はエアクリってキャブの前にゴミがひっかかるようにしますよね?ところが、011AVTはその逆、キャブの入っている部屋がエアクリボックスのフィルター前側で、ボックスのフィルター後側にインテークがついているという意味不明な構造してます。これじゃキャブがゴミまみれになってしまうじゃん。またボックスがギチギチの構造で、キャブのボルト緩めても外せそうにない。また調整ボルトのガイドとボルトがどう見ても合わない。外した気配はないので、前のユーザーが「ガイドだから直角にその先にボルトがあるだろう」と考えたのではないかと思いますが・・・
  さらに面白い事にプライミングポンプが存在しません。これは製造1997年なんで20年ほど前なので、ポンプが無い物も結構あったのかも知れませんし、ワルボロキャブ自体ポンプなしでもいずれは吸うんですが。ところが、スチルの面白い所はガソリンタンクがキャブより高い所にあります。それで吸いやすいのか分かりませんが、トップハンドル周辺にそんなタンクがある物ははじめてです。あとはオイルポンプが露出した別パーツで整備性良さそう。
  夜中なので始動テストは出来ませんでしたが、明日はエンジンかけてチェーンとバーつけて目立てする所まで出来たらいいと思います。あ、一つ問題と言えばこいつはキックバックブレーキはついていたのですが、バンド金具が折れてました。薄いバンドなので溶接は難しいかもですが、ダメもとになるからアークでスポット的につけてみるか?そんなのブレーキつかったら一瞬で折れそうですが、そもそもスチルがものすごい細い切り欠きをバンドにつけたのが悪い。
  
 ・仕事はそんなんで、チェンソーで枯れた果樹の伐採、ほとんどチェンソーで落とし、全部玉切りまでしたので、運び出して乾かして薪にするだけ。目立てが上手く行ったので40cmぐらいの幹でも上からバリバリと切れた。ただ株元だけは地際が上手く切れない。ユンボで周囲掘ってから切るべきか、縦割りして細切れにするか、放置して腐るようにするか。柱の横なので作業的に邪魔になる事はない。
Posted at 2016/12/01 23:35:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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