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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年12月02日 イイね!

スチル011AVT修理・車修理終わったが・・・

  ・スチルの011AVTEQの修理続き、今朝は生ガスで始動確認、結構うるさないコレ。重量は4.2kgって書いてあるけどだとしたら一番軽いはずだけどそんな軽くないような気がする。測ってみたら5.3kgあったんですがバーとチェーン別扱いなんじゃなかろか。チェンソーオイルはやっぱりたれてくる。これ、農○は「ポンプ後ろはストッパーがないから垂れる」って言っていたけど嘘だわ、オイルポンプ前からもえんえんと垂れる構造だ。良く考えたら2スト原付なんかもオイルポンプはワンウェイチェックバルブつけてるもんね。それが無ければオイルは漏れる物。
  エンジンは回るがガスは上がらないので、結局キャブを外したが、「なんじゃこれ」と言う構造だった。まずスロットルのワイヤーで、ワイヤーの先のスリーブを変形させて抜け止めにしているという特殊な構造、普通ならフックでも付けるだろうに余程ガタを無くしたかったのだろうか?キャブ自体はワルボロの8番なんだが、タナカと違ってポンプ関係の配管が見えない。燃料ホースはもちろん繋がっているが、もう一つのタンクへのホースはチェーンカバー下にスポンジがついたドレンっぽい物があるだけ。別にそこにも加圧してないので、ここはブリーザーというか負圧で抜けるだけなんじゃないかな?じゃあポンプは自前で吸うだけなのか?ところが、このブリーザーホースがキャブ抜く途中で折れてしまった。普通の耐油ホースだろうからどうでもいいんだが、不思議な所で折れたなと思ったら、中に真鍮のネジがねじ込まれていて完全に理解を外れた。
  ブリーザーがあるのは分かる、タンクが負圧になったらキャブが吸えなくなるからな。しかし、そのブリーザーにブラインドが入っていて完全に殺されているとなると「一体どういう事だってばよ?」。ユーザーが後から入れた??タンクからガスが漏れる対策?ともかく、ここは加圧とは関係なさそうなので吸わない原因をさらに探るが、キャブ本体は分解しても綺麗な物で正常そうなんだが、本体からの負圧口は良く分からなかった。もしかしたらインマニ面のこの穴だろうか。そしてもっとびっくりしたのは、このキャブの下に別のベースが存在していた事だった。ベース入り口はアルミ板で蓋がされていてインマニはふさがった状態。あ、これはリードバルブか?と思ってばらしたら、やっぱりリードバルブだった。
  何がすごいって、チェンソーなど小型2ストエンジンは普通はピストンバルブ方式で、リードバルブは使われないと思っていたからだ。バイクで言うとRZ250あたりがピストンバルブ、NSRあたりがクランクケースリードバルブ、旧型ガンマあたりがパワーリードバルブ(折衷型)、ロータリーバルブのカワサキKR1あたりという感じ。と思ったんだが、何故かネット情報だとピストンバルブが優れていて、リードバルブ方式は安物、アイドルが悪いとか書いてある。その資料に貼り付けてある映像見ると、ピストンバルブ「キャブレター」ですよ、もうプロが書いてないのがバレバレ、他の画像もバイクの物を使ってます。なんでそんな勘違いしているのか理解しがたいのですが、原理だけで言えばケースリードバルブはピストンバルブの上位互換です。大体ケースリードバルブはピストンバルブを包括しているって分かってるのかな?2ストの構造見れば分かる話だと思うんですが・・・実際うちのマルヤマのチェンソーはピストンバルブっぽいです。
  バルブタイミングに関してケースリードバルブが不正確というのは酷い誤解です。というか混同が多いのですが、2ストのポートは3種類あります、吸気・掃気・排気です。リードバルブで漠然と負圧で吸ってるんだからタイミングが合わないだろ?というのは掃気バルブと吸気バルブを混同しています。ピストンバルブエンジンの場合、全部ポート穴でタイミングがあってますが、ケースリードバルブの場合は吸気はケース側でやるのでタイミングは確かに任意ですが、吸気はクランク室から掃気ポートにピストンバルブと同様のタイミング管理で行ってます。へんな模式図書いてるの見ると、ケースリードバルブはクランクだけ吸って燃焼室側にガスが行ってない図なんかもあって呆れます。
  が、念の為つじつかさ氏の本などで確認した所、実は「ケースリードバルブが高性能化したのは1984年頃で、それ以前は一番古い2ストの吸気方式で性能が低くて廃れていた」とすら書いてある。つまり84年以前の認識だとケースリードバルブ=最古で一番効率が悪いやり方という認識で間違いなかったのである。おそらく011AVTの頃もまさか最新の技術が設計に応用出来るレベルにはなく、ケースリードバルブ=安い方式として採用した可能性が高い。しかし、何度も言うが、現在の技術だとクランクケースリードバルブの方が高性能化出来る。
  
  さて、ブリーザーを新しいホースで組んで、キャブをなんとか組み付け、エンジンもかかるようになりました。試しに先日からメンテしたチェンソーで切ってるシラカシの枯れ枝を切った所、全く切れません。いやね、見た時から気になってたんですけど、このチェンソーの刃、あちこち真っ黒にやけたり、バーに青い焼きが入っちゃってるんですよ。装着した状態で目立てしてみると、もう刃が逆に押されて両刃ぽくメクレちゃってる。目立てしないで押しつけて無理やり回すとこうなりますんで、ユーザーはド素人だったようです。刃も目立てしていて分かったのですが、一度も研いでないようです。なぜ分かるかと言うと目立てが丸棒ヤスリだと横が当たらない。チゼルなので隅が研げないんですね。メーカーだと丸棒で研いでる訳じゃないので研げてるんですけど、普通の人はそんなん無理ですから。それ以前にメクレで形状がかなり歪になってしまっていたので、研ぎ出すのは大変でしたし、やっぱり両刃形状になっている所は完全にはなりませんでした。逆にデプスはほとんど修正いりませんでした(でも両刃っぽく落ちてる分、やっぱり多少は削らないと高さが足りない)。
  研いで直すと以前よりははるかに切れるようになりましたが、キャブの調子がイマイチで調整しました。ワルボロは良くわかんないんだよね、戻し。またメクレのダメージ部分が落ちるまでは本来の調子では切れないようで、やっぱり切れ味で言えばマルヤマの方が切れます。パワーはどうなんでしょうか、スチルはかなり駆動トルクの反動がありますし、切り込んでから無理にやろうと思えば削れる感じはしますが、本来のチェンソーの切り方って意味で使うならあまり関係ないかも。切れる刃ならタナカの32ccでもぶっとい木もエンジンをさほど吹かさないでも切れるし。刃を見たらマルヤマのチェンソーはだいぶ禿びてきていて、しっかり研いだんだなぁと実感。そりゃデプスも落としますわ。

 ・薪割機も自作ブレーカー付けてテストしたらブレーカーが落ちて無事ショート確定、モーターのコンデンサ待ちだなと見たら容量間違えてた。アマゾンで注文したら最初「クリスマスイブまでにはお届け!」とか出て、「誰がクリスマスプレゼントにモーターコンデンサなんか頼むかよ!」と突っ込んでしまった。まあ実際の予想はずっと早かったし、どのみち薪割は滅多に出番ないけどな。

 ・ミニキャブは作業終わって実走確認したというので取りに行ったが、早速走っていると異音がする事に気がついた。一体あの工場は何を確認したんだろうかと。症状は後で話すとして、早速電話したが作業はしばらく出来ないから、音の確認のためだけにすぐに持って来るか、数週間後に代車が出てからチェックするとか言うので、しょうがない二度手間だけど持っていった。原因を確認、異音だと認識してもらった上で「上司と乗って確認したい」ってんで20分ぐらい待たされて挙げ句、上司の方から「原因が分からないけど、元からしていたんじゃないか、うちがやった所で不具合があるか分からない」とか最悪の言い訳を聞くことになった。大体、車屋がこの異音の原因の特定が分からんってのがどうなんかと。最悪分からないならすぐにジャッキアップしてばらして確認するしかないんじゃないのかと。なのにエンジンが静かになったから目立つんじゃないかみたいな誘導とか、ほんとここは技術力や感覚が低い。修理が上手く行かない事は機械物だから理解するし、隠されるより再整備の方がいい。特にこの音がクラッチ周辺からしているという事は、いずれ大きなトラブルになる可能性が高いし。というか、こういうトラブル予見して若手に載せ替え整備を任せたんじゃなかったのだろうか。
  さて、異音の症状は走行中にクラッチを切ると異音が継続的に出るという物。ニュートラルの惰性走行だと音が小さく、ミッション側から駆動されている何かが鳴ってる。クラッチを繋いでいると鳴らない。シフトアップのように大きな回転変化があると盛大に鳴ってる。停止状態だと鳴らない。あと、部品交換したにしてもクラッチのタッチの節度がなく、ストロークが短くて繋がり、遊びがすっごい曖昧になった。今回いじってあるのはエンジン本体が違い、フライホイールは前からの物、ディスク・カバー・レリーズベアリングは新品、もちろんセット品である。あとはパイロットベアリングも新品。
  さて、経験則から言うと新品ベアリング自体の不良と言うのはまずないので除外していいと思う。また交換してないミッションも除外していいのだが、作業時に故障する可能性はある。この手の故障と言うと何はともあれ真っ先に疑われるのはレリーズベアリングなのだが、レリーズベアリングが鳴っていれば走行してようがしてまいが多少は音が出るはずだが、停止していると全く鳴らないので除外。他に鳴るとしたらクラッチ板がプレッシャープレートなりフライホイールと摩擦接触している可能性である。クラッチ板はスプライン上を移動しているので、本来なら摩擦が生じると移動するはずなんだが、スプラインが痛むなりなんなりするとディスクがその場に残って摩擦が残る可能性がある。というか、音聞く限り、金属音じゃなくてクラッチフェイシング材がすれている音に聞こえる。ただ、ディスクとプレッシャープレートなりフライホイールなりとの摩擦だとしたら、停車状態でもなるだろうし・・・

 ・明日はやっとワイン会、明後日もワイン会なので二連ちゃんだ。ワイン会があるとその前後の仕事が限られるので何やろうかな。苗も届いたが、今年も注文が多く上等苗が欠品で中等苗で届いた。昨年の10本より軽い30本ってなんか悲しいな。ちゃんと生育すればあまり差はない物だと分かっていても、これで価格差が数百円と言うのは少し割り切れない物を感じる。接ぎ木苗をまた試して見るか?一昨年全部接ぎ穂に失敗したの(全部台木は生えてきたが)で、あんまりやりたくない。
Posted at 2016/12/02 21:28:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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