2016年12月10日
・仕事は剪定や枝運び、一輪車だが浅型は積みづらくヒモが通しづらい。アルミの枠タイプは軽くてヒモは通しやすいが、結ぶ前に落ちやすく、タイヤに枝が絡まりやすい。とは言え浅型でも結べなかった小枝は落ちる訳で好き好き。敢えて言えば大粒種はアルミ、デラは浅型がいいかなと思うが、駐車場までの距離にもよるか。今回も伐採枝(薪になるサイズ)が軽トラに浅く一杯にもなった。これで半月は充分に暖房になるだろう。
とりあえず仮剪定のピオーネ園からやっているが、ここは自然樹形を棚下に作り替えた一年目なので、まだまだ合理化出来る枝が残っているし、成績が悪かった部分もあるので、平行整枝としてはそれなりに頭を使う必要があった。とくにパープルは若木の自然樹形を伸ばしたので切り替えが忙しい。今年同様長梢部分から取れる果実は品質が劣るだろうけれど、まあ基本的には黒木を合理化するメリットが後々出てくるのでいいかなと。
あとはパープルの苗の防寒もやったのだが、ピオーネの下でそれなりに伸びたのと伸びないのの差が激しかった。最初しっかり活着して伸びが良いと思った木に限って枝が小さくなってしまい、逆に発芽が心配された弱い奴ほど伸びている気がする。樹形が出来ていても強剪定かけた方が強く出るという事だろうか。この調子だとピオーネ園が切り替わるまで結構かかりそうだ。幹は太くても成績が悪い木ってのはこんな感じである。
・最近ソーラーのコントローラーの電流・電圧表示が欲しいと思ったら、MPPTでも結構安くディスプレイ付きの物が出ていた。うちは確か100W×2で24Vだから10Aでいける気がするんだが現状は30Aモデルが繋いである。それはまあいいとして、問題はバッテリーの接続、やっぱり並列にすると全然容量が出ない。40B19直列とセニアカー用のディープサイクルの38あたりを追加したのが容量同じっておかしいだろと。これは循環回路問題で、対策回路もあるけれど、それやるなら素直に大容量ディープセルにした方が良さそう。つまりオフグリッドを下手に1000Wクラスで大型化するより、200Wクラスをあちこちに作る方が下手に悩まないで済むという事だ。が、もちろん、それはそれで管理は難しい。難しいが、従来はいかに受け入れバッテリーを統合するかを悩んでいた訳だが、使う側時にバッテリーの統合を考える方向が正しいと思うんだ。
もう一つこの方法が可能になったのはコントローラーやインバーターの低コスト化だ。上の方式だとインバーターを沢山使う事になるのだが、これも1000Wクラスを1個買うより200Wクラスを5個買った方が安い。コントローラーも60Aクラスより10Aクラス6個の方が安い。詳しくは知らないが供給量の増産効果が確実にあるかと思う。ま、何が言いたいかと言うと、コントローラー買うならパネルも買って複数接続したいなと。なんなら100Wパネルを分けて12V系で2系列作るってのも考えられるけれど。あと日照が悪いというのも根本的にはある。今年は晴天率が本当に低くて、先日の部会の統計でも出ていたが、未だ曇天が多いようだ。
・薪ストーブは今日も一発点火出来て幸せ、薪も今年も沢山畑に積んでありしっかり乾燥しているので暖かい。生乾きだとそもそも燃えていても寒いんだよね。お湯を沸かして紅茶三昧である。最近も薪ストーブの広告が新聞などに載っていて思うのだが、薪ストーブ選びの「真理」にはなかなか触れて居ないと思うので改めて書きたい。
と言っても究極の薪ストーブはホンマのAS60という本当に簡単な事だ(予算が許せばASW60がもっといい、高いと言っても正価で16000円しない)。ストーブは鋼板性の方がいい。鋳物は重いし繰り返し熱がかかると劣化が激しい。安いネズミ鋳鉄は400度から500度程度しかない。軽くて熱が素早く放出される方がストーブとしては日本家屋では向いている。欧米の高級ストーブはずっと焚いている事前提で家にも相応の断熱性が求められる訳だが、新省エネ基準あたりで家が造られている場合「薪ストーブの熱量だと暑すぎる」とか「気密が良くて吸気の心配が出てきた」などを聞く。羨ましい事だが・・・で、長時間ゆっくり綺麗に燃やすためには鋳物のクリーンバーンとかが必要になってくるのだが、そういう用途出ない場合、ある程度活発に燃やす事を考えた方がお得。一次燃焼のみでもパワーかけて燃やしていればススなども出ないし完全燃焼しているのでさほど燃費も悪くない。
しかし、薄い鉄板ストーブは錆びやすくて耐久性が悪い問題があった。赤錆でボロボロになってしまう。なのでステンレスになるが、ステンレスは耐熱鋼でもあるので美観と耐熱性両方が得られるというメリットがある。これが鋳物だとステンレスでは出来ないので特殊な合金にする必要があるが、どのみち鋳物は製品になるので規格みたいな物がないので、「このストーブは耐熱鋳鉄で作ってある」とかは分からないし保証もされないし公表もされてない。まあエンジンのマニホールドなんかは鋳鉄もまだ沢山あるだろうし、ブロックはアルミの鋳物だから、結局コストかけて設計しっかりすれば素材はなんでも出来るのだろうが。
・MGSVTPPはかなり長く感じてきた。ストーリーがメインの悪役を失って迷走というか組織としてのあり方が自壊気味になってきているのと重なるので仕方ないが、メインオプスに繰り返しのハードミッションが追加されているのはどうなんだろう。これまでのMGSシリーズは追加要素をやり込めば色々発見がある感じだったが、Vではミッションタスクという形で明記されていて、駆け足でプレーする人には無視も出来るという形だったが、同じミッションのハードモード追加みたいなタイプはそうもいかない。あとは敵の数がいくらなんでもウジャウジャすぎるだろ!って感じになってきた。コードトーカーの館なんか一匹ずつ誘い出してホールドアップで寝かしておいたら、庭の一角がプライベートフォースで埋まったぞ(ホールドアップは敵に見つかって解除されるか、スネークが発見されて戦闘状態にならない限りは永続するので、スタンやスリープみたいに復帰警戒されない)。やっぱりサプレッサー付き麻酔ライフルは強力で笑ってしまうぐらい楽にはなる。ただし自動照準が甘いというかブレまくるので当てるのは辛い。敵は装備は派遣ミッションで随時解消する事になっていて、ヘルメット・チョッキ・ライオットあたりを潰しておけば良く、ガスマスクも無いとベターと言った所。平地だとガス地雷は踏ませるのが難しいが(装甲車部隊排除みたいに集団パトロールは効く)屋内作戦だとホイホイなので、時々で優先順位は変わる。むしろツーマンセル行動になって後ろから離れて見られている事の方が面倒。装甲車の脅威度は本作ではかなり低い感じで、PWのように発見されたら詰むような事はないというか、基本フルトンなので発見されるような攻撃をする必要もないし、迫撃砲やC4で簡単に破壊できる。むしろ問題はヘリで、被発見がちょっときつすぎる気がする。ミサイルの射程を銃弾で撃ち返してくるし、まあいいんだけどね・・・
攻略の小ネタだと、コンティニューしても回数にペナルティーはなくマーキングは維持されるので楽になってはくれる。一方フリーミッション中にメインミッションの施設を破壊しておくと楽になるかと思ったら逆だった。電源こわしてあると敵が勝手に警戒モードになってしまう。最初グレイフォックスみたいな別の勢力がいるのかと思って焦ったわ。メインミッションが終わった後陸路移動だと引き続きミッションが出来るが、その時には敵の配置は完全に新しくなっているので注意が必要。完全無力化した敵の施設に戻ろうとしたらフル人員で警備されててぼこられた。
さて、肝心のストーリーについてだが、科学的にツッコミ所満載なのはまあご愛敬、極限生物でウラン235を選択的に代謝して、それが濃縮ってどういう理屈だよ・・・まあメタルギア世界か。むしろ重要なのは敵の不在と、相対敵、絶対敵という事だ。GZや一章の敵、スカルフェイスは死んだ。悪逆非道でサイファーが後ろにいると思われていたスカルフェイスだが現実はそうではなかった。実際はスカルフェイス自身がスネークの裏だと言っていたように、この二人は様々な点がそっくりである。
まずサイファーとの関係はMSFもXOFも同じようなもんで、実働部隊となって作戦を受けていた。DDになって袂を分かった事にはなっているが、それはXOFも似たような物でサイファーとは意志が別れている。つまる所、兄弟がそれぞれ親とケンカして、お互いもいがみあってるような物だ。集めた大量破壊兵器に関しても同じ、核兵器・声帯虫・メタルギア・AI、みんなお互い取り合っているだけ。そしてスネークもスカルフェイスもCIAで元FOX、つまり「倒すべき敵」だと思っていたのは相対敵の同族嫌悪だ。じゃあサイファーが絶対敵かと言うと微妙も微妙、これは4をプレーしていると分かるけど。
そんな中、むしろ絶対敵が出てくる。子供だ。途中でイーライがそそのかして戦場にまた出て行く訳だが、こいつらは勝手に出てくわ、私兵というか山賊行為してるわ、声帯虫にかからないわ、ゲーム的に死亡すると強制失敗だわ(事故でもたしかダメ)、何度C4巻き付けて人間爆弾にしてやろうと思った事か・・・チコもそうだけど、MGSでは子供がろくでもない存在として出てくる。しかし、一方で少年兵が他に生き方がないために戦場に戻るという貧困や生産性のなさというのは絶対敵と言えるだろう。ま、その貧困を作っているのは資源やダイヤ略奪するスネークのせいでもあるんですけどね、きっと。
・貧困が絶対悪という問題についてリアルワールドでの話。最近日本でも芸能人をはじめ薬物汚染が社会問題化している。私は大麻に関してはある程度肯定的(歴史的な意味で)だったが、結局大麻を吸う人達はアンダーグラウンドな世界でコカインとかヘロインに手を出す訳で、煙草やアルコールと比較する事は無意味だと思うし、無関係でいた方が健全だと思う。で、社会全体が汚染されているのがアメリカ。先日オリンピックでブラジルの社会がいかに危険か分かった訳だが、中南米諸国が無秩序の暴力社会になっている背景には麻薬組織があり、その隆盛の背景にはアメリカというビッグマーケットがある。アメリカで薬物汚染がはじまった背景には戦争にあけくれて戦場で麻薬が使われていたからとも、ヒッピームーブメントとも言われるが、簡単に言えば麻薬しか主要産業がない南米はカルテルを潰しても細分化するだけでマーケットが生きてる限りアルカポネの時代と一緒なのである。本来なら内政としての薬物対策と、外交としての麻薬以外の産業の定着が絶対悪である貧困への対策なのだが、アメリカがやった事は薬物放置して麻薬組織への軍事的攻撃だけだった。
そう考えるとMGSVの未完の章という都市伝説に関して、DDが核兵器を所有するPFを壊滅させてまわる「対メタルギア組織(フィランソロピーを想像させる)」みたいな形だったという話は、ゲームとしてはありそうだけど、ストーリーとしてやっぱり悪墜ちしたままだよね?という気がする。DDがマイクラする世界、それがMGSシリーズかと言われるとゾンビゲー以上に違和感あるけれど。
Posted at 2016/12/11 17:59:11 | |
トラックバック(0) | 日記