2016年12月14日
・今日もパープル・デラ園の剪定、デラは基本縮伐なのでさほど悩まないが、パープルはまだ主枝の切り替えがあるので悩む。合理化というのは、ちょうど今TPPで政府経団連がやろうとしている農業の改革と似ている。もし何のトラブルも起きない安定した世界なら、合理化して枝数を減らした方が作業効率は上がる。一方でなんらかのトラブルに対して大きなダメージを負いうる。だから二重程度の冗長化はしてある。大企業だって均等購買とかリスクヘッジの海外生産とかやってるけど、それでも地震で工場が被災したら生産が全世界でストップみたいな事もある。問題は車の生産が止まっても車会社は他にもあるし止まっている間に経済的損失はあるが死者は出ないのだけれど、農業の場合海外からジャポニカ米がじゃんじゃん入ってはこないし、食べなきゃ人は死ぬ。そして怖いのは全世界的なリスクはもちろん、マクロなリスクもあるという事。
先日の生産反省会も「平均値」の話は出るけれど、個別農家の事情については話が出ない。話してもしょうがないからなのだが、協同体活動というのは平均値的な物だけではいけないと思う。つまり「今年は平均値は高かったから良かった」ではなく「良い農家と悪い農家に別れた」のか「全体的に良かった」のかの分析があってしかるべきだと思うのだ。で、この話はさらにマクロに個別の木の剪定方針にも反映される。たとえば「この木は生産が安定していたから来年はもっと合理化しても平気」とか「この木は不安定だったから予備多く残しておくか」みたいな。最終的には合理化を進めた方が弱い木も強くなるのだけれど、やっていて「いきなりここまで叩くと死ぬな」とか悩む。
・はやく終わらせたいMGSVTPP,ミッションは条件があうと出現するので現在どこまで進んでいるのか分かりづらいのだけれど、一応最終盤に入っている事は間違いない。実際はストーリー終わってもゲームは続けられる訳で、どうでもいいんだけど、某バディーが消えるという仕様だったので色々と悩んでいる。オンラインだとバッチ当てられているらしいんだけど、あるいはコレは比較的最近のリリースなので大丈夫かもな。それにしてもPS3は画質悪くて、PS4のようつべ動画の方が綺麗でびっくりする。夜中PS3だと全く見えないんだよね、文字も潰れてるし。設定間違っているんじゃないかと心配になるけど、PS3メニュー自体は綺麗なのできっとこんなもん。そして非殺傷ステルスでやろうとするほど理不尽な難易度に感じてきたのではやくストーリー終わらせて時間泥棒を封印したい。「戦闘すると増援とか警戒が厳しくなって、防弾兵も増えるからステルスゲーとしての動機付けになる」と考えたのだろうが、時々スネークがへんな動きをするとか、察知が異常に早いとかで嫌になる。そうなると豊富にある殺傷兵器の方が楽になり、そうすると警戒モードにはなっちゃうから皆殺し不可避というのはどうなんだろ。あれだけ殺傷武器用意しておいて、ペナルティーはかなりあるし、そもそも敵がかなり人間的な動きをするのでFPSのように動く的と割り切っちゃえる気がしない。唯一ガキ共は・・・リキッドはほんと腹立つの対物ライフルでやってたらミラーに叱られた。
さて、水鉄砲のいい点を書くのを忘れていた。運用コストだ。MGSVTPPの面白い点は武器や支援にコスト概念があって、強い武器を持ち込めばゲームは楽になるが金銭面が厳しくなるようになっている。と言っても私は基本支援攻撃は使わないし、開発も殺傷系武器をほぼ放置なのでコストで苦しんだりはしていないのだが、水鉄砲が一役買っているのは間違いない。資金も資材もほとんど消費してないと思われる。まあ、こんな物でも開発コストはかかっているので、100円ショップでこんなの売ってるだろとは思うし、どうせなら強化した先には水圧カッターみたいな水鉄砲とか消防ポンプみたいな水鉄砲も見たい気はする(実際にグレード5の水鉄砲がどうなのか知らないが)。
あとはエメリッヒなぁ・・・プレー前はいろんな分析でエメリッヒ無罪説に傾いて居たんだけど、プレーしてみるとオセロットが言うようにエメリッヒって自分可愛さの偽善者の嘘つきにしか感じられない。解離性人格に近いというか、その場その場でやりすごそうとする子供みたいな印象で共感出来ない。そもそもエメリッヒには今作だとほとんど接点がない(開発室でも近くに行けない)し、MGSシリーズの常識人枠なのはHALであってヒューイじゃないので、ヒューイが悪人なのがHAL否定には繋がらないんじゃないかな。エメリッヒが小島監督の分身だったとしてもPW以降は本人が出てるんだからその意味合いは薄まっているんだし。
特に違和感があったのは、「灰になっても輝く」での発言。全体をすくうために冷酷な判断をしなければならないというシナリオはナディアとかでも出てきて、それに文句付けるのは感情だけで生きてるナディアみたいなガキである。だから、まあ誰かが文句言うのはいいんだけどさ、それまで接点なかったヒューイが、尋問されてるオセロットを押しのけて言う事には違和感がバリバリある。あとでまた何かされそうなのに、そこまで言う事なのか?ビッグボスならやらないと思ったのか?
また、ミラーを疑ってたのも少し考えを改めるべきかも知れない。確かに様々な推察があるように、TPPやDDの本質的な悪墜ちの象徴はミラーが一番色濃く出ている。逆にハッキリしすぎていて、ミラーにこれ以上裏とかそういう物はいらないと思われる。本人もスカルフェイスやゼロに植え付けられた復讐心だけに駆られている事を自覚しているし、サイファーとの接点も実際に語っていた通りだろう。つまり、ミラーがプレーヤーに対して何か隠しているという動機は限り無く薄い。オセロットはまあダブルスパイとかトリプルスパイやってるので別の思惑はあるだろうけど、それはそれで、これはこれで、DDやプレーヤーに対しての介入はほとんど感じない。むしろ今作だと一番の善人キャラですらあって好感度が高い。ま、本来スパイがスパイっぽかったら意味ないもんな。
MGSシリーズはこの前までは一応謀略に対するシナリオがしっかりしている印象だった。ちょっと悪く言うと、そのトリックがしっかりしすぎている分、登場人物は葛藤はあっても合理的に動くという、いや理性的に動かざるを得ないからこその葛藤にドラマがあるというタイプだった。本作でももちろんそういう要素もあるのだけれど、同時に理性の敗北のような曖昧なテーマが散見されるようになっている。ゲームや創作としてそれがどうなのかは判断しないけれど。
・オスプレイが立て続けにトラブル出しているが、すぐに飛行禁止措置が出たのはいい事だ。ただ、感情論ではなく対策を講じるための措置にして、しっかり対策して頂きたいし、今でも同じようなトラブルが出ている事に関してはやっっぱり難しい機械なんだなぁと思わざるを得ない。あの性能はとても便利なのだろうが、結局軍用でしか運用されてない事を考えると複雑で信頼性には劣ると考えていいだろう。とは言え絶対的な安全性はどんな機械にも無い訳で。
ちょっと面白いと思ったのは、海上不時着に関して「住宅地の飛行場に落とすぐらいなら海上に落とした」という任意不時着と報道されていて、実際被害が少ない事からそうなのかもなとは思うのだが、飛行場に落とせるならそっちの方が良いだろうし、運用上まともな基地がいい事は間違いない。で、同じような事故が過去に自衛隊の固定翼機で起きた事があって、その時はすぐにベイルアウトすればパイロットは助かったかも知れないが、敢えて操縦して河川に突っ込んで殉職された。大型機で河川に不時着して助かったニュースもあるけれど、基本水上着陸はかなりのリスクである。まあオスプレイがベイルアウト出来る設計なのかは知らないが、死亡事故にならなくて良かった。
・小泉今日子の「木枯らしに抱かれて・・・」がアルフィーの高見沢さんの曲だった。ああいう器用なアレンジってもっとアイドルアイドルした楽曲得意とする人だったんじゃないかと思っていたのだが、セルフカバーを聞いて見れば「ああ、こりゃアルフィーだわ」と納得。ちょっと歌詞も違うそうだけれど、元歌のアルフィーももちろんいいし、アレンジ等はほとんど変わらないのにかなり独特の世界にしている小泉もすごいなと。
Posted at 2016/12/16 14:13:47 | |
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