2016年12月31日
・今日は家の延びすぎたシラカシを剪定、電線に干渉しだしていたので気になっていた。不安定な高所で剪定する事になっていて不安だったが、良く切れる剪定ノコのお陰で簡単に終わって日光も入るようになった。すごい。出た枝とか農作業関係のゴミを運び出して家も少し片付いた。あとは巨峰園の剪定、やっぱり枝が弱い。基本的には左右の枝が接触するぐらい、1.5m程度は伸びて欲しいのだが、1m以下の枝もあったりする。そして誘引してると根本からバキバキとひどい音がする。やっぱり短梢は樹勢を弱めてしまうから、長期使う事を考えると樹冠はほどほどの大きさにした方が良さそう。またシャイン園を確認してきたが、細い枝は枯れ込みが入っていて来年は棚下線に沿わせた部分はあまり実用になりそうもない。ま、2年間は樹冠拡大につとめて何も生らすなという事だろうな。
・薪ストーブガンガン焚いて温度を上げて快適に過ごす。うちの裏にある薪だけでも今シーズンで消費しちゃいたいのだが、使い切るか微妙だな。これから本格的に寒くなるにせよ、そこまで使わない気がする。ただ、ここで読書していると冷える。温度計だと23度ぐらいを表示していてもどこか冷える。気になって放射温度計で測定してみると、案の定天井は23とか29度、部屋全体でも17度はあるのに、床周辺が6度とか8度のまま。この温度差が足元から冷えを運んでくるようだ。床の断熱はやってないので、とりあえずサーキュレーターを天井にむけて運転したら大分すごしやすくなった。ソーラーで沸かしたお湯で一年最後のお風呂に入ってきたら、部屋の温度も安定して寒くはなくなっていた。こういうの見ているとサーキュレーターとかシーリングファンが有効に思えるが、近年の断熱の発達した家だとそもそも温度差がそんな無いとも聞く。まあ有効かも知れないけれど、「床暖房」というのは絶対悪だとは言える(オンドルとかそういうのは抜かす)。お湯が沸いたので年越しそば。
・MMDの鳥獣戯画を見ていて「これダルマカエルかトノサマガエルでアマガエルじゃないよな」という事に気がついた。カリカチュアが効いているので断言はできないが、あの丸みはダルマガエルの方が印象としては近い。しかし鳥獣戯画は京都周辺の寺で作られた物と見られており、正中線がくっきりしている事から名古屋ダルマガエルでもないとすると、トウキョウダルマガエルは分布があわず、トノサマガエルという事になるだろうか。本題としては「現在カエルとして一般的なのはアマガエルなのに、どうしてトノサマガエルなんだろう」という事、他にもガマガエルとかモリアオガエルなどもいるのに。まず考えられるのは実際に当時はトノサマガエルの方が多かったのではないか?という事。当時はカエルと言えばトノサマガエルだったと真っ先に考えてしまう。逆に現在トノサマガエルはかなり減ってきている気がするので調べて見ると、その原因が分かってきた。
トノサマガエルは私が見た事あるのは小さい池とか水張りっぱなしの水田だった。成体になるとブドウ園とか渓流でも見かけるが、繁殖は基本水田。そしてトノサマガエルがいる水田ではアマガエルは見た事がない。おそらく捕食対象になるのだろう。しかしアマガエルは変態が早く梅雨時には小さいカエルた大量に道路なんかで轢かれているのを見る。一方トノサマガエルは変態が遅く秋までかかる。その間はオタマジャクシなので、水が干上がるとおじゃんである。で、現在の稲作は8月になると水を落として虫干しや間断潅水にするし、水路網が発達して機械化のために平滑化しているので水が常にある所は少ない。結果、トノサマガエルのオタマジャクシは成体になれずに死んでしまう。
一方昔の水田を見ると、まず田植え時期が遅かった。今は5月に植えて9月に刈るのが普通だが、昔は6月に植えて10月過ぎまでかかった。また虫干しは地域性があり、やらない所もある。というのは水田の水持ちが悪いので虫干しすると排水が良すぎる事があるのだ。また水路網も細く停滞していて、場合によっては水田内に水路を造ったりもしていた。という事で、昔の方がトノサマガエルの生育には適しており、そうするとアマガエルを捕食してトノサマガエルが優性だったのではないか?と推測出来る。
それでは他の資料に昔のカエルがどのカエルだったか分かるものはあるだろうか?真っ先に思いついたのは小林一茶の「やせがえる まけるな一茶 ここにあり」である。この句の解釈は二つあるようで、一つは俳句でよく題材にされているらしい、柳にカエルが飛びつく場面、もう一つは交尾の競争という解釈である。今は多分だが後者の解釈の方がメジャーだと思われる(私もそう思っていた、というのはカエルが相撲している絵が添えられている事が多いから)。さて、交尾の時に縄張りで争うのはトノサマガエルの方らしい。アマガエルは鳴いて呼び寄せるがそれほど激しくケンカはしてないように感じる。トノサマガエルの場合はもっと積極的に雄同士がケンカしている。ま、元が肉食で攻撃的なので、下手すりゃ共食いするし。という事で一茶の俳句はどちらかと言えばトノサマガエル寄り。一方柳にカエルという話は樹上性や張り付く姿勢などからアマガエル寄りに思われる。ま、この柳にカエルの逸話は小野道風とか言う風雅の人の逸話なので、田舎の水田で小動物を見ていた一茶とは対極だと思うがどうだろう?
・年末に衝動買いしたプラモやラジコンを組んでいる。なんかの代償行為のような気もするが、これ子供の時に作れてたらナァ・・・と何度も思う。説明書は分かりやすいが、それでも結構理解が必要だし、タミヤ純正でないメカ部分に関しては説明書も不完全(というか中国語)で悩んだりした。ええと、今の電動ラジコンはBECと言って受信機電源とモーター電源が共用になってて、さらにアンプからそれが出ているので「入力なんだけど出力」というへんな事になってる。そのコネクターの方向性で悩んだのだが、両方させちゃう受信機でもコントロール(白とか黄色線)、+(赤) マイナス(黒)は書いてあったのでメカチェックOK。そんなこんなで無事年がこせました。
Posted at 2017/01/01 00:19:29 | |
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