2017年10月19日
・朝、出荷、昨日は夕方軽く横になったらそのまま寝てしまったので15箱程度しか出せなかった。もの凄い奇妙なリアリティーのある夢を見た気がするけど、最近猫が股で寝ているのの影響だろうか。出荷は雨なのでミライースで行ったが、やっぱり15でもきついわ。背もたれがフラットにならず短いため、荷物を前に置くとフロアに落ちそうになる。また3列も無理。そして昨今の車で文句を言いたいのは背もたれの後ろの「弱さ」だ。一応フェルトは貼ってあるが裏に板がないためヘナヘナで荷物を置くのに適さない。あまり頑丈な板にして過積載されて割れるのも嫌だろうが、いくらなんでも手抜きすぎやしないだろうか?
出荷の等級について、ちょっとA1がどの程度のものか見せて貰おうとしたのだが、「あれは内部的な物だから出荷時には特に分けてない」との事で見られなかった。ただ、A1比率は全体の5%だかAの中の5%だか、ともかくとても低いとの事。あれは半分頑張ったで賞みたいな物で、余程小さい園で老人が手間暇かけて作った奴じゃないと出ないから、大きな園回している人はまず出ませんよ・・・との事。でも一昨日はうちも半分ぐらいA1だったんだよなぁ、今日はA2が上限だったけど(個人的に差は感じない)
上の説明で100%納得した訳ではないけれど、まあA1が存在するなら選果時に見られるって事なので見せて貰いたい所だ。それは研究テーマとして知っておかないといけない事でもあるし。また、その上でこの等級付けについて改めて疑問もある。この等級というのは比率ではなくてあくまで規格的な物だ。それをクリアするしないが問題だが、説明回での内容から極端に要求が高すぎる気がする(絶対基準での違和感)。また、絶対基準と言っても実際はその年の出来不出来など相対的な要素も絶対ある。そうして見た場合、A1が5%でA2が95%になると「A1ギリギリの物」と「A2のドンケツ」が同じ評定になるという事が起こる(相対基準での違和感)。現実には絶対と相対を組み合わせて、絶対値の中である程度加減するのが適当だと思われるが、本当に5%ならやりすぎだろう。例えば学校のテストを作成する際、小学校あたりならまあ到達度テストであるから平均80点ぐらいで作るのが妥当かと思うし、高校ぐらいなら60点ぐらいが平均の目標になるといいと聞いた。要は成績の分解能を最大限にするにはそのぐらいが良いって事ね。
でもまあ、市場ではA,B、Cにしか分けてない訳で、Aの中の分け方なんてのはほんと内部の事情であって、それはまあ任意でもいいのかもね。確かに収入にも関わってくる話だから敏感にならざるをえないし、例年の評価より辛すぎるという疑問がある訳だけど。実はA1の比率を下げれば、トータルの点数が下がって、分配時に点数あたりの金額が逆に増えるので、生産者全体への分配はフラットになる気もするけどどうなんかな。
・一昨日切った指の傷はほぼくっついてくれた。で、改めてウェット管理かドライ管理かどちらがいいのか分からないなという話。従来のドライ管理は一見すると清潔だが細胞分裂が出来ない環境で傷のふさがりが悪いと言われる。なのでウェット管理がある訳だが、私の経験上ウェットの絆創膏もあんまり良くない。傷がふさがるまでかなり臭うし、それを取ってしまう訳にもいかない(なんか一体化するので)。確かに再生は早い気がするので、結局傷が大きい場合にはなんとなくウェット使ってしまうが、鋭い傷はドライかセミドライ程度で癒合させたらさっさと剥がす方がいい気がする。むしろもっと重要に感じたのは傷口の固定で、最初ギプス的に固定しまう大型テープで巻いていた事が初期癒合をかなり早めた感じがする。当たり前だが動いているとくっつかないのは植物とかと一緒だ。だから血液ダラダラでなければ、吸水しないテープで巻いちゃうのがいい気がする。実際初期のウェット治療はサランラップ巻いてた気がするし。
・「営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由」その1を注文したのだけれど、ちょうど丸善本屋に行ったら2があって、そっちの内容も良かったので先に買ってしまった。国政さんはオリジナルボックス主催という肩書きで知っていたが、オートジャンブル誌でサスペンションの話になると出てくる人で、その実地経験の豊富さなど読んでいてとても参考になっていた。この本は一部だと話題になったが、一方でタイトルがやや刺激的すぎ国産乗用車全否定に近い事もあって毀誉褒貶があったのは確かである。でも、2でも改めてその知識と経験の豊富さに感心させられた。最近パワーウレタンみたいなの聞かないし車雑誌も読まないので何やってるかと思ったら某国でダンパー開発やってたりとか、技術流出と日本車の隘路へのはまり込みを二重で感じたね。確かに勢いがある国で自分のノウハウが生かされていく、自由に実験していいというのは面白いんだろうなぁ。
さて、ここで先日私が書いた疑問に対するすっごい面白い答えが出ていた。私の疑問とは「FFのフロントサスのロアアームがL字(まあAでもいいんだけど)のピロブッシュを前に付けるか後ろに付けるか」という話。前も書いたが、国産車は後ろ側をピロにしている事が多い。一方ドイツ系だと前側がピロって事が多いように感じた(この本で名車として出てくるゴルフ2もそうらしい)。「どっち側でもコンプライアンスをどっちかのブッシュに持たせて、反対側をトラクション方向でがっちりさせるという目的では一緒ではないか?」と私は思った。ここで巻末の森さん(インタビュアー)の話が出てくるのだが、この人の車を見て国政さんが「Aアームの前側のブッシュが柔らかくてタイロッドで引いた時に遊びが出ている」という事を指摘しているのだ。ああそうか、タイロッドの位置で違うんだわと思った訳ね。
もちろん、これはタイロッドの位置や角度でバンプトーコントロールをどっちに持って行っているかとかとも関わる話なので、要は「正解は他との兼ね合い」って事になると思う。つまり、標準で燃費優先でトーゼロになっているのか違うのか、タイロッドの垂れ角度とアームの垂れ角度、そもそも想定しているドライバーの質などね。それらを含めて、「どっち側のブッシュをよりたわませるか」をメーカーは考えているのだろうと思う。
もう一つ、アルトのリアサスを誉めていてなるほどと思った点があった。取り付け部の方向だ。ミライースはリアアームというかビームの支持部はほぼ真っ直ぐで車軸ストロークに平行なのだが、アルトのは見るとかなり外側を向いている。言ってみるとポルシェとかのセミトレみたいに斜めになってる。こうする事でストロークした時にトーが付くみたいだが、国政さんはそこらへんには他の場所で否定的な事も述べている。要は限界走行で効果が出るトーコントロールは逆に普通に走っている時に安定性を欠いた落ち着きがないくにゃくにゃした走りになるという主旨らしい。それで言うとミライースのマウントの方がいいのかな?まあブッシュの剛性とかもあるだろうからなんともだし、私はミライースのリアの接地感の無さが好きじゃないのだけれど。
・今期アニメは先日の「たつき監督降板騒動」があってイマイチ見る気がしない。日本ブランドがあちこちで没落しているのに、経団連じゃなくて同友会が危機声明だしてるのもなんだかな、まあ東電とかその昔からか。なので、一見すると口当たりが良さそうな作品も観る気がしないというか、見ても楽しめないというか。特に二期目のはどれも好きじゃない(血界は一期から見てない、うまるは前から嫌い)。どSとかきらら枠も狙いすぎなのと、いらん現実感持ち込むのが嫌い、ブラック企業とかもういいんじゃぁ・・・これ前期のケンタウロスの作品もそうだったけど、ファンタジーの皮をかぶって現代文明批判とか昔からある手法(オーウェルとか)なのでいいんだけど、やりすぎて収拾付かないし、ブラック産業がそれやると洒落にならん。たつのこプロのオールスターはクオリティーがすごくて、和製エクスペンタブルズとか言われているのだが、ヒロイン好感度が低すぎて辛い所。
そんな中割と好きなのがネト充のススメ、OPだけでなんかひっかかる感じがあって、見たら中島愛が歌やってた。歌手活動復活してたのね。いい意味で設定とかの苦さが好き、キャラの小汚さが好き、声優の演技が好き。
・猫脱走防止に扉にクロージャーを付けようとしたのだが、届いたのが微妙な出来だった。RYOBIとかのパンタグラフじゃなくて、ただの棒のタイプだったのもあるんだろうが、日本の建築基準じゃないんだろうなぁって感じのステー。さらにピンが良く抜ける。ネジ止めじゃないのかよ!と思ったが、良く見ると各部調整が出来るためにピンが抜けないと困る構造なんだが、それがまた不必要に抜ける。
・届いたディーゼル用キーシリンダーだが、やっぱり差し込むキーじゃないのはおかしいみたい。商品写真がまた違った。最近思うのだが、アマゾンの質の低下は単純に寡占になってあぐらをかいているという要素に加え、アマゾンの人材配置がおいついていない感じがする。商業規模に対して足りない。
先日出版不況に関してラジオで話が出ていたが、「ネットやデジタルデーターは波及効果がゼロだ」と言っていた。ペーパーメディアの場合(版下までは共通だったとしても)原料の紙、印刷、流通、小売りなどなどが全部いらなくなる。アメリカでの例だと同じ販売部数で有人の小売り本屋が100人だとネットは5人とかなんだそうだ。さらに買い戻し等の無駄もなくなるので、経済的にはもう恐ろしく縮小されてる。原価の話をすると嫌われそうだが、デジタルデーターがほぼタダという話はおいておいて、ペーパーメディアの価格からするとデジタル出版はほんと「タダ」ではないかと思う。「情報がタダ」という事が言いたいのではなくて、雑誌とかの出版の営利構造上ペーパーメディア自体はコストと価格に利ざやはほとんど無いのだそうだ。上で書いたコストがほぼ原価(それぞれの関連産業ではもちろんちゃんと利益が出ているはずだけどね)。じゃあ出版社は何で食べているかと言えば広告収入なんだそうだ。
って事は、デジタルデーターの適正価格はゼロでいいのか?あるいはペーパーメディアの1/5でいいのか?それともペーパーメディアとデジタルを合算して均すべきなのか?実はこの問題は新しいようで古い問題らしく、日本ではかなり昔から再販制度が確立しており全国統一価格で売られているが、海外ではそうではない。割と価格設定に自由度がある事がある。でもそうすると大規模書店のみ有利になり地方の本屋が潰れて結局地方で知識などが滞るという問題がおきるので、一定価格にしましょうねという協定が結ばれて、大半の物はほとんど同じ価格になっている。でも例外なんかがあるので、時々安い本が並んでいたりする。あと、付加価値税も本にはかかるが、児童書とか地図とか一部だけ免税とかあったはず。
まあ、現在は「デジタルデーター」「ネット通販」が存在するため、その格差をどうするのか問題が起きている。実際、「ギレン暗殺計画4巻」を買おうと思っているのだが、ペーパーメディアは版元欠品再版予定もなく、キンドルだと先日まで300円ぐらいだったが今は600円ぐらいだ。デジタルだと価格設定が再版じゃない本でもないので野放しだし、それが存在するため版元もペーパーを刷りたがらない。必要な物が必要なだけ複製でき、古本にならないというのは一見すると便利だが、他方デジタルデーターの保存性の悪さや視聴の制限を考えると私はペーパーメディアの方が好きだ。仮にデジタルデーターがそのコストに見合うだけ安くなるのなら使い捨てだと思って購入してもいいけど、今はそういう状況にない。色々難しいなぁ。まあ、最近は本が部屋を圧迫していて、これデジタルにすればSDカード数枚なんだろうなぁと思う事もあるけど。
話が脱線しまくったが、簡単に言うと「ネット通販のアマゾンとか関連分野への波及効果がないまま無理な人員縮小をやってさらにコストダウンして本体だけ巨大化していいんですかね?」って話かな。日本人の品質感覚を貶めていくだけだと感じる。100円ショップとかもそうなんだけど。
・ミライースに乗ってイライラするのはダッシュボードの写り込みだ。実は新型ミライースではここの改良が行われていて、いかに先代の作りが悪かったのか分かる。本当に本当にダイハツは自動車作りでコストのために酷い事しやがる(上級機種はツートンブラックなので大丈夫だけど)。対策として合革カバーをかけたりしていたが、親がわざわざ探し出して降ろすし、助手席エアバッグが使えなくなる問題があるので、しっかり切って貼るのでなければ良くは無い。で、新型ミライースでの改良がなんだったかと言うと、まず色を濃くして写り込みを減らしたのに加え、表面の仕上げをもっと細かいザラザラにして乱反射させたのだそうだ。
考え方としては模型なんかであるフラットコート、ツヤ消し塗装などと一緒である。多分「ダッシュボード」自体を見ると乱反射するので見づらいままだろうが、ガラスへの写り込みが減るはず。で、「じゃあツヤ消し剤を塗れば旧型のダッシュも写り込みを低減出来るのではないか?」と考えたのだが、ここからが難しかった。
模型だとメジャーなフラットコートなので、ポリメイトやアーマオールみたいなのにもシリカ配合のフラットな仕上がりの物があるのではないか?と考えたのだがなかった。塗装でフラットクリアがそりゃ一番近いが、塗装は敷居が高く、それやるならそもそもフラットブラックに塗るわって感じがする。もちろん、そんな事、人の車じゃやれない。透明で、コーティング系で、フラットに仕上がる物が欲しい訳だ。探すとクレのポリメイトのナチュラルがそれに近いかなぁ、でもシリコン入ってるしなぁと言った所。
Posted at 2017/10/19 23:32:54 | |
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