2017年11月15日
・仕事、デラ片付けほぼ終わり。草が伸びているのでモアで刈らないといけないな。あとは剪定講習会の打ち合わせをやって終わり。
・戦ヴァル3日記:敵AIの思考ルーチンについて
メタルギアシリーズと言うとスーパープレイが好きで良く見ていた。こちらが簡単にやられてしまう賢くて強い敵を手玉に取る、研究によって洗練された動きは、敵兵士が無能にすら見えてしまう。実際無能兵と笑われる事もあるが、もちろん普通にプレーした人達は本当は有能だという事は分かっていると思う。さて問題はその兵士のAIも本当の本当に強くしすぎてはいない、という事がある。小島監督曰く「AIを賢くしすぎるとゲームとして成り立たないほど敵が強くなりすぎる」んだそうだ。例えば背後のチェックをランダムに行って周囲警戒をするとか、ツーマンセルで行動して死角を作らない行動をするとか、トラップを学習してプレーヤーと同様に解除したり設置したりするとか、遠距離から狙撃してくるとか。そういう高難易度プレーは逆に攻略の幅を狭めるし、雑魚全員ボスみたでユーザーが完走出来ないゲームにするとストーリーなんか誰も読まなくなる。
そういう視点で戦ヴァル3の敵を見ているんだが、ほんと意味不明な行動をしたり、甘い判断をしてくれる反面、時々すっごいどん欲に攻撃してくる事もあり、「常時このモードだったらゲームにならないんじゃないか?」と思ったりもする。と同時に、無能な行動をする点が妙にリアルなんじゃないか?とも思う。ほら、推理小説とかで合理的判断を突き詰めて犯人を特定するけど、別に犯人が完全に合理的かどうかなんて分からないじゃない。
これはガンダムなんかのSFでも同じだ。昔はリアル系と呼ばれていたが、今はガンダムも相当のファンタジーって事になってはいる。まあ過去の部分も現代の基準でリライトしてリアル寄りにしてきてはいるが、その中の嚆矢であるArkPerformanceさんにしても「リアルにしすぎるとガンダムや漫画じゃなくなってしまうので、程良くファンタジーに」という調整が入っているそうだ。だから、オリジナルだとあまりに若すぎる設定だったのを高齢化させるとかは問題ないが、「やっぱりロボットなんて形に意味ないから、全部MAとか既存兵器の体系にして、あの技術水準ならAIの自立駆動にして、宇宙空間で高速で移動して有視界戦闘なんて出来ないから基地やコロニー狙って核だの質量兵器投げ合おうぜ」みたいな事になっても誰も特をしないのである。
・昔のFISCO・フジスピードウェイのレース映像があったので見たけど、ほんと怖いね!30度バンクを紙っぺらのようなスカGとかサニーで弾丸みたいな速度で抜けていく。そりゃ死にますわ。私はモータースポーツには肯定的である方だと思うが、昔のレーサーが英雄や勇者のように扱われる感覚は分からない。でも、あれはほんと野蛮な暴走に近いわ。そういうのがレースなんだ!って世代もいるんだろうし、今のレースだって後の世では蛮族のイベントとか言われるんだろうけどな。あとF1開催した2007年頃のFSWの運営のまずさは某国のF1レースを笑ってられない気がする。ウィキ見るまでそんな事があったなんて知らなかった。
・少女終末紀行で旅の乗り物としてケッテンクラトが出てくる。しゃべらないし飛ばないが、いい味出している。雨音の回は神だったな。さて、あの作品を観ていて気になっていたのは半軌道を一輪だけのステアリングだけで曲げられるのか?って話である。私は大体あのぐらいのキャタの運搬車を持ってるが、積載状態で人力で思いっきり引っ張ってもまず曲がらない。畑のような軟弱地ですらソレだから、常々不思議だった。似たような半軌道の乗り物にスノーモービルがあり、こっちはフロントが二本のソリでリアの軌道が一枚になっている上、軽くて雪の上で使うという事もあり軽快な運動性を見せるが、ケッテンクラートはその逆である。
で、調べたら、やっぱりリアのキャタで制動旋回をやっている事が分かった。ステアリングにリンクが組み込んであり、舵角を与えるとブレーキが効くようになっているので曲がる訳だ。もっと言うと、前輪が無くても走行は可能らしい。じゃあ完全な小型軌道車でいいじゃんと思うかも知れないが、軌道車両というのは高速走行が非常に苦手である。ノーサスの運搬車とはまた違うとは思うが、キャタには鬼のような直安とトラクションがある反面、微操作はほんと苦手であるし振動騒音が激しい。なので、微少なベクトル操作をブレーキでやりたくないし、やるにしてももう少しソフトな装置との併用が望まれたのではないだろうか。また、フロントもちゃんと荷重分散にはなっているだろうし。
車重は1250kgもあるらしく、フロントをかなり頑丈に作ったとしてもそこまで重さをかける訳にはいかないだろう。キャスターを減らしてスクラブもなくしハンドルは切れやすくなっているが、それはリアの安定性の高さから出来る事でもあろう。見方によってはケッテンは後のオート三輪なんかの親玉という見方も出来る。また、ステアリングを単なる操縦入力装置として見る事も出来る。そういう不完全な試行錯誤がまた魅力なんだろう。ただ、本当に実用的であれば追随されているはずであり、やっぱり駆動系の進化でAWD化してるのが現在のケッテンなんかもな。
この戦場での最小ワーキングビークルというカテは二つの方向に分かれたと思う。一つはさらなる悪路走行性能を追求してATVになったタイプ、ヤマハのグリズリーとかは軍隊でも採用している所があったはず。もう一つは基地雑用や運搬では軽トラがかなりの確率で使われている。軽トラにもある程度の悪路性能はあるし、グリズリーも牽引オプションで積載っぽい事をしているのも見る。飛行場での牽引とかは専用の物を見るし、大型ジェット機は自走だろう。戦場での小間物運搬としては米軍が使い始めたジープとか、その後継のハンビーだろうか。まあ旅の情緒としてはケッテンの方が終末感あるんだろうな。ハンビーとかだとゾンビをひき殺してRGPをかいくぐりそうだし。
・明日の予定はレストランの予約、ブドウ園の草刈り、畑の藁片付けとか苗の防寒もそろそろかな。もしかしたらフィルムラップが使えるかも。長期的には棚の高さ直しとかも今年はかなりあるので面倒だ。
Posted at 2017/11/16 02:04:18 | |
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